1/2
1
まずはじめにこの物語はフィクションである。
これはもう大人である私が過去を振り返って綴る物語である。
まず私の自己紹介から。
名前は翔。
ちなみに仮名というやつです。由来を説明すると個人的に嵐の櫻井翔くんが好きだからという理由です。
物語は流石に物心がつかない時や小学校低学年の時の記憶は曖昧なので小学校高学年の時から始めることにする。
年齢で言えば10歳学年で言えば小学5年生の時からだ。
私はその時自分で言うのもなんだがクラスの中心的存在だった。
小学校だけで言えば足が早かったり顔が良かったりそれだけのことでクラスの中心的存在になれるものだが、
私は特別足が早かった方でもなくお世辞にも顔がいいと言える顔であったわけでもない。
むしろ足は遅い方だったし自己中心的な考えで自分の思い通りに事が進まないとすぐ泣き出す泣き虫だった。
だから私としてはなぜクラスの中心だったのかはわからない。
後々わかったことだがみんなが私に合わせてくれていた訳ではないらしい。