第二話 悪友!?登場の日常
どうも、美緒です。今は姉と別れ自分の教室の前に着いたところです。教室は先に昇校口で貼り出された組表で確認済みだ。因みに三組だった。
(知ってるやつ居ると良いけどなぁ)
ガラッ
教室へと入り自分の席へと向かう。
ダダダダダダッ!!
「とうっ!!」
「??」
ドスッ
いきなり背中から物凄い衝撃が襲って来た。
「ぐげぇっ!?」
誰か知らんが全力疾走してきた勢いのまま背中に抱き着いたのだ。
(こんな事してくる奴はあいつしかいねぇ)
「美〜緒〜」
「や、やめろ。ほお擦りなんかしてんじゃねぇよ!!」
「怒った美緒も可愛いなぁ〜」
ゾクゾクッ
(ヤバイ本気で寒気が)
「さ、さっさと離れやがれ幸樹!!」
「い〜や〜だ〜」
ドゴッ
ガスッ
グチャ
「ふ〜。やっと離れたか」
まぁ一応紹介しておこう。さっきオレに抱き着いてきた迷惑窮まりないやつは、中学からずっと同じ組で所謂悪友ってやつだな。名前は宮坂 幸樹運動神経もそこそこ良いし、なにより見た目がめちゃくちゃイケメンだ。
(まぁ頭は悪いけどな)
なので女子によくモテる。だがそれは普通にしてればの話しだ。周りもこいつの異常を知ってるから告るなんてしないだろうがな。
ガラッ
「ほらぁ〜席に着け〜HR始めるぞ〜」
当然のように担任も幸樹を無視。いっそ清々しいくらいだ。因みにこの2-3の担任はオレと幸樹の一年の時の担任でもある。だからこそ幸樹を気にもしないんだがそれはそれでどうかとも思う。
「あぁ、出席とるの面倒だからお前ら体育館にすぐ行け」
おいおい適当だな。とか考えながらオレも他の奴に続いて始業式に出るため体育館へ向かった。一人教室に置いてかれる幸樹
「みんな〜置いてかないでくれ〜」
半泣きになりがらも急いで後を追っていく。
美緒=み 幸樹=こ こ「やったぜ!!今年も美緒と一緒だ〜〜!!」 み「はいはい。これで5年連続だね。」 こ「きっと俺達の愛し合う気持ちが凄いからだな!!」 み「キショッ」 こ「ちょっと、それは酷くない!?」 み「全然、だって本当のことだし」 こ「す、少しぐらい否定してよ」 み「人間やっぱり嘘はいけないよね」 こ「うわぁぁぁん!!」 み「あぁ泣いちゃった。ま、ほっとこ。次回は…」 ??「ついに私の出番ね!!」 み「だ、誰!?」 ??「次話で判ることよ。では今回はこの辺でまた〜」