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地平の旅人  作者: 白翼冥竜
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Act.80 真の結末へ向けて


   Act.80 真の結末へ向けて


 ギルティアが目を開けると、見覚えのある豪華な天蓋が見える。

「…ここは…」

 ギルティアが、インフィナイトを倒し、その後、要塞の爆発を抑えた所まで思い出す。

 次に、ギルティアは、ここが何処かを思い出そうとする。

 周囲を見回すと、まるで姫や女王が寝泊りするような部屋だ。ギルティアの記憶がはっきりしてくる。

 成る程、爆発を抑えてからの記憶がないという事は、気を失ったのか。

 ギルティアが起き上がり、豪華な窓から外を見る。そこが何処か、ギルティアはそこから見える夜景から、理解する。

 かつてルークが眠っていたロートベルグ帝国の、ギルティアが受け取った宮殿の自室だ。

 だが、何故ここに自分がいるのかが分からない。

 しかし、夜景の中に、ズィルヴァンシュピスと紅竜が見える。

 …気を失った自分を回収して、ここまで運んできてくれたのだろうか。

 ギルティアは、ベッドの上に座った…その、直後だった。

 扉が開く音がする。

「…?」

 ギルティアが見ると、そこにはイセリナの姿があった。

「あ、お姉ちゃん!目が覚めたんだね!」

「…イセリナ…ええ、私は、どうやらまたも生き残ってしまったようです」

 ギルティアは、そう言って笑う。

「…ここまで、運んできてくれたのですね?」

「うん、要塞の爆発と同時に、要塞内部で生み出されていた大量の異形が放出されてね…。

 あの数はちょっと、組織的に、かつ、大々的に討伐しないといけないレベルでね。

 で、何処を拠点に活動するのがいいかなと思っていたら、シリウスさんが自分の会社とここの事を教えてくれたんだけど、

お姉ちゃんを休ませるならこっちのほうが良いと思ってね」

 その言葉に、ギルティアが頷く。

「成る程…しかし、異形の放出…それは速やかに解決すべき問題です…私はどれくらい眠っていたのですか?」

「二日、かな。先回気を失ったときよりもは大分早いね」

「ですね…また、私に付きっ切りで看ていてくれたのですか?」

 その言葉に、イセリナは笑った。

「…まぁね」

「本当に…面倒をかけます…申し訳、ありません」

「良いんだよ…お姉ちゃんは、私達がこうする事が当然な程に、私の、そして皆の為に戦ってきたんだから、ね」

 イセリナの言葉に、ギルティアは苦笑した。

「…私は、使命を果たしただけなのですがね…しかし、もし私の戦いが、皆にそこまで評価されているというのならば、確かに、光栄です」

 そして、ふと、ギルティアは思った事を尋ねる。

「…皆、無事ですね?」

「うん、死者は無かったし、負傷者も殆ど無し!今は、宮殿に部屋を借りて待機してるよ」

 ギルティアはそれに頷き、続ける。

「…ルークは?」

「培養槽で傷の治癒の為の休眠状態に入ったみたいだよ」

「…そうでしたか…」

 ギルティアが、安堵のため息をつく。

「…お姉ちゃんが目を覚ましたのは伝えておくから、お姉ちゃんはもう少し休んでて」

「しかし、放出された異形が被害を及ぼす前に討伐しなければ…!」

「大丈夫、頭数が揃ってるから、すぐに被害が出そうな場所の異形はもう討伐したよ。

 まだまだ数は多いけど、潜伏してるから、すぐに被害は出ないと思う。

 実際、まだ被害は出てないし、お姉ちゃんは先日の戦い、相当無茶をしたみたいだから、すぐに戦ってまた負担が掛かったら、正直心配だよ…。

 お姉ちゃんは…休んで良い程の戦いをしたんだよ…だから、少しは休んで、ね」

 その言葉に、ギルティアは、静かに笑った。

「…確かに、今回は、以前この世界で戦って気を失った時以上に消耗した筈です」

 今となっては、あの時小さくなったのは、鍵としての力の損傷を、まだ強力ではない異形の力で補助して持たせたからだったのだろう、と、ギルティアは思った。

 本来ならば、その時に死んでいてもおかしくはなかった、という事だ。

「…では、お言葉に甘えて、少しお湯に浸かってから、また眠らせていただきます…皆に、礼を伝えておいて下さい」

 ギルティアは、そう言って笑った。イセリナも、笑顔で頷く。

「うん!それじゃ、私も、無事を伝えてから寝るよ。また後でね、お姉ちゃん!」

「…ええ、おやすみなさい、イセリナ」

 イセリナが部屋を出て、歩き出した。

「…さて、私もサッパリしてから寝ますか…」

 ギルティアが、部屋の中にある階段を下りる。

 流石は元々が皇帝専用の部屋だけの事はある。

 部屋の階段を下りると、専用の、豪華で、かなり大きなバスルームが備え付けられている。

「…本当、私にはもったいない部屋です…」

 ギルティアは苦笑すると、着ていた服を脱ぎ、もはやプールといって良い程の大きさの浴槽に浸かる。

「…ふぅ…」

 浴槽に花びらが浮いている。本当に、豪華だ。

「…生き残って、しまいましたね…」

 憐歌は、成仏、という言葉を使っていたか。

 成る程、未練が無くなって役目を終えるというのならば、確かにその言葉が適切なのかもしれない。

 水音を立てて、ギルティアは自らの左腕を水面から自らの視線の前に呼び出す。

 異形の爪の姿ではない、普段の、人間と同じ形状の手だった。

 先日の戦いの際の激痛も、完全に引いている。

「…持ちこたえられて、良かった…」

 そう、それが無ければ、勝利もなかった。

 異形が、各地に飛び散り、その討伐をしなければならない。まだ、この宇宙群でしなければならない事は、残っている。

「まだ、これで終わりではない、という事ですね…。

 亡霊が、成仏するにはまだ早い、ですか…ならば、やはり全てが終わる時まで、頑張らねばなりませんね…」

 ギルティアは、自らの左手を見ながら、そう呟いた。そして、軽く髪の手入れをし、風呂から上がる。

 部屋のクローゼットの中に寝巻きとして準備されていたのは、紫の薄いネグリジェだった。

「クローゼットの中の服を選んでいるのは、誰なのでしょうか…毎度、私の好みを良く分かっています…」

 ギルティアは、それを着ると、再びベッドへと向かう。

「…私は、私の使命を果たす…ただ、それだけです」

 しかし、同時に、ギルティアには、気になって仕方のない事もあった。

 そう、インフィナイトの事だ。彼の過去に、一体何があったというのか。

 インフィナイトのあの執念は、一体何処から来ていたのか。

 あれだけの力を以ってして、守れなかった笑顔とは、一体何の事なのか。

 それを知らない限り、この事件は真の意味で解決したとはいえない。

「…少し、調べてみなければ」

 しかし、今はとにかく休む事に専念する必要がある。

 異形の力に負担をかけ過ぎた時にどうなるかは、今回の戦いで良く分かった。

 インフィナイト級の敵との戦いでそうなるのは良いが、被害が出るほど緊急な相手では無い相手に、今、無理をしてまた倒れては、何の意味もない。

 ギルティアは静かに目を閉じた…。


 ギルティアは、夢を見ていた。

「お母さん、お父さん、お爺ちゃん、いってきまーっす!!」

 町の片隅にある小さな一軒家、高校の制服を着たギルティアが、玄関で支度をしている。

 それを見送るのは、両親として冬川夫妻と、祖父として登場していたのは、何故かシリウスだった。

「今日も元気っスねぇ…」

「うむ、元気が一番ぞ!今日も頑張って来い!」

「…うん、行って来るね!」

 それを、綾子が呼び止める。

「待って待って!お弁当忘れてるわよ!」

「お、っと…たまには、私も作った方がいいよね?

 …今度作るわ」

 ギルティアが、そう言って笑う。

 本当のギルティアは、料理など、手馴れたものだ。

 だが、これはあくまで夢、口調が普段のギルティアと違うのも、その為だ。

 しかし、何でも出来る訳ではない、圧倒的な力を持つ訳でもない、ただ普通の少女として、終わらない戦いなどとは無縁の場所で幸せに生きているギルティア、

これが、彼女が心の何処かで望んだという『別の結末』なのかもしれない…。

「さて、それじゃ、改めて…いってきまーっす!!」

 ギルティアが、扉を蹴るように開けて、外に出る。

 置かれた自転車に飛び乗り、全力で漕いで、学校へと向かった…。


 …そこで、ギルティアは目を覚ました。外からは、暖かな日差しが入っている。

「…夢、でしたか…」

 ギルティアの目からは、涙が流れていた。

「…おっと」

 涙に気付き、自らの涙を拭う。

「私は、使命を果たす力を手に入れたのです、何故泣く必要があるのです…しかし…」

 ギルティアは、苦笑しながら続ける。

「…夢くらいは、大目に見ますか…」

 そして、ベッドから立ち上がり、外を眺める…時間的には、正午過ぎだろうか。

 時間を改めて確認する。再び眠ってから、一日ほど経過している。

「…さて、今度こそ行きましょう」

 ギルティアは、クローゼットから、紅を基調に純金の装飾が施されたドレスに着替え、まるで女王か姫君が身に付けるような豪華なティアラを頭に載せて、部屋の外に出る。

「本当に、このクローゼットの中身は一体、誰が選んでいるのでしょう…私の好みをここまで…ここまで理解しているとは」

 歩きながら、ギルティアは苦笑する。

「…今度エーリッヒから聞いておかなければなりませんね」

 大広間に降りると、その片隅で、シリウス達フルメタルコロッセオ勢が、酒を飲んでいた。

「皆さん、無事で何よりです…!」

 ギルティアの言葉に、三人が一斉にビクッと振り向く。

「お嬢ちゃん!目を覚ましたか!」

「…ええ、お待たせしました」

「おお、お前の言う通り、こいつぁ…眼福だな」

 藤木が、シリウスに耳打ちし、笑う。

「…ああ、まぁ、ここまでだと逆に恐縮して、嫁の貰い手が無いのも頷けるがな」

 シリウスが、苦笑しながら藤木に耳打ちする。

「…他の皆はどこに?」

 ギルティアが尋ねる。

「イセリナちゃんは部屋だと思うが、カーメンとアルフレッドは、ズィルヴァンシュピスのほうにおると思うぞ」

「了解です、では、別の戦艦の方は?」

 その言葉に、シリウスが、ああ、と答える。

「紅竜の事か。イージス達の母艦でな、艦長のガザードは恐らく宮殿をひとりで見て回っておる筈だ。

 …イージスは、恐らく部屋ぞ。他のクルーはそれぞれ思い思いに行動しておるだろう」

「…分かりました、少しお礼をしに行ってきます」

「うむ…と、伝え忘れる前に伝えておくが、先日の決戦でグランディオスが撤退する時、お主に、『またいつかお前と踊りたいものだ』と伝えておけと頼まれておる」

 その言葉に、ギルティアは頷いた。

「ふふ…グランディオスらしいです」

 ギルティアは、そう言って苦笑した。

「…それと、お主が目を覚ましたのでな、エーリッヒが祝勝の宴を催したいそうだが、いつにすればいいか分からぬ、と言っておったが?」

 ギルティアが、それに笑顔で頷く。

「ええ、了解です…では、異形討伐の事もありますし、なるべく早めに、そう…明日が良いですかね。私自ら、エーリッヒに伝えます…エーリッヒは?」

「ああ、今は恐らく詰め所で待機しておる筈だ」

「了解です」

 そう言って、ギルティアは歩き出した…。


 まず最初に、ギルティアはエーリッヒの元に向かう。

「エーリッヒ、いますか?」

「はっ!」

 ギルティアの姿を見ると、エーリッヒはすぐに駆け寄り、敬礼する。

「ギルティア様、まず、今回の事件の元凶の討伐、心よりお祝い申し上げます!!そして、ご無事で本当に良かった…!」

 部下も一斉に敬礼する。

「ええ、おかげ様で勝利する事が出来ました…。

 祝勝の宴を催すとの事、日にちですが…異形討伐の事もあります、なるべく早めに、明日にしたいと思っているのですが…大丈夫でしょうか?」

「承知しました、お任せ下さい!」

 その言葉に、ギルティアは頷く。

「突然で、ご迷惑をおかけしますね…」

「いえ、祝勝の宴を催す事を提言したのは、自分ですので!」

 ギルティアは、そうでしたか、と、続ける。

「確かに、こんな私に最後までついてきてくれた皆の事は、労って差し上げなくてはなりません…感謝します」

「もったいないお言葉…恐れ入ります…!」

 そして、ギルティアは、ところで、と続ける。

「あの、私の部屋のクローゼットの中の服は、誰が準備しているのですか?私の好みをピンポイントで突く、見事な服選びで、感心しているのです」

 エーリッヒが、それに、敬礼し、言葉を続ける。

「先日のルーク様の一件にて、自らの店を瓦礫に潰されたドレス職人がおりまして、

その方が、潰される前の店からギルティア様が持ち出したウェディングドレスを着た姿を見て、是非、ドレスを作らせてくれと申し出ました。

何でも、『自分のドレスに目をつけ、瓦礫に潰される前に有効に使ってくれたその眼力と、何よりも自分のドレスとここまで適合するその気品が気に入った』との事です」

 ギルティアはその言葉に微妙に罪悪感を感じ、苦笑しながら言葉を紡ぐ。

「祝勝の宴には、その方も是非呼んで頂きたいものです…一度直接会って、お詫びとお礼をせねばなりません」

「承知しました!」

 エーリッヒの言葉に、ギルティアは頷くと、歩き出す。

「では、私は他に挨拶せねばならない相手が幾人かおりますので、これにて失礼致します…エーリッヒ、またお会いしましょう」

「はっ!」

 エーリッヒは、歩き出したギルティアを、敬礼で見送った…。


 更に、イージスに宛がわれた部屋の戸を叩く。

「…イージス、いますか?」

「その声、ギルティアか…?」

 アイギスは、咄嗟に仮面を被り、ギルティアを迎える。

「…あなたに、お礼を言いに来ました」

「正義の味方にお礼は不要さっ!ハハハハハハハハ!!」

 イージスは、棒読みで笑った。しかし、彼自身も、礼は不要だ、という事は、本心だった。

 結局は、自らの目的の為にギルティアを利用した、という事になるのだ。

 ギルティアは微笑んだ。

「ふふ、そうですか…しかし、本当にありがとう…」

「君が、この宇宙群の最後の希望だった、なら、力を貸すのは当たり前の話さ」

「そう、ですね…」

 ギルティアは頷く。

「…さて、次はあの戦艦の艦長ですか…」

 その言葉に、イージスは言葉を紡ぐ。

「…ん?ガザード艦長に用があるのかい?なら、今頃は中庭を見回っている筈だ」

「…ありがとうございます、では、そちらに顔を出してみます」

「では、さらばだ!」

 イージスの棒読みの言葉に、ギルティアは軽く会釈すると、中庭の方へと歩き出した…。


 中庭では、紅髪の男が、噴水を見上げていた。

「あの…ガザード艦長、ですか?」

「ああ、俺が、ガザードだが…」

 紅髪の男が振り向くと、相手が誰かを理解したらしく、ギルティアに駆け寄る。

「…成る程、直接会うのは初めてだったな。俺はガザード=オルヴェント。

 紅蓮の旅団のリーダーを務めている、戦艦『紅竜』の艦長だ。ギルティア=ループリングさんだろ?いつも色々世話になってるな」

「ええ、始めまして…此度は迅速な救援に感謝します。それと…そちらの人員に犠牲者は出ていませんね?」

 その言葉に、ガザードは満足気に頷く。

「ああ、若干の負傷者は出たが、大した損害は無い。それよか、単機であの要塞をぶっ壊したあんたのほうが、大変だったな…流石、宇宙群の守護者って所か」

「あの、それは…」

 ガザードが、おっと、と続ける。

「…皆まで言うな、真相は聞いてる。だが、それなら尚更、あんたは鍵よりも更に鍵らしい存在だと言わせて貰う。

 この宇宙群の住人達が、あんたを慕う理由も分かるぜ…」

「…そう、ですか…」

 ギルティアは、苦笑した。皆がそう言う。何故かとは問うまい。既に答えはたくさん聞いている。

「…祝勝の宴をご用意させていただきました。明日、行う予定ですので…ここを立つ前に是非」

 その言葉に、ガザードは笑って頷いた。

「…ああ、野郎共も喜ぶだろ」

「ふふ…そうですね…では、また」

 そして、ギルティアは再び歩き出し、自分の部屋へと戻って行った…。


 一方その頃、エルグリオとグランディオスは、境界空間で待機していた。

「…お前は、これからどうするよ」

「インフィナイト様が亡き今、何処かの研究施設を何としても手に入れ、研究を続ける」

「…そうか…お前の目的は…」

 その言葉を、グランディオスが遮る。

「それが、私が生きながらえ続けてきた、唯一の理由だ。どれだけ掛かっても、何としても、成し遂げねばならない」

「やれやれ…なら、俺もお前の目的が終わるまで付き合ってやるよ…その代わり、俺の目的にも協力して貰うぜ」

 エルグリオがそう言って笑ったのに対し、グランディオスはフッ、と笑う。

「良いだろう、お前の目的に関しては、私も承知している。

 だが、その結果お前の前に立ち塞がるであろう敵は少なくは無い、そして、決して弱くは無いぞ…正直、私の力が通じる相手かどうかすらも未知数だ」

「ああ、分かってるさ…だから、俺は今も力を求め続けてるんだ」

 ところで、と、エルグリオは続ける。

「…ヴェルゼンとオーガティスは、今頃何をやっているだろうな。

 奴らだって、幾ら何でも、傷を負ったまま要塞に引き篭もって心中する程馬鹿じゃねえ」

 グランディオスは、それに頷く。

「…嫌な予感がするな。特にヴェルゼンは、敬愛するインフィナイト様が死んだのだ、暴挙に出る可能性もある。

 …もし、奴らが私の構築したデータを悪用したなら、その時は、我々自身の手で、奴らを処断する…良いな、エルグリオ」

 その言葉に、エルグリオは頷く。

「ああ、分かってるさ…後始末はきっちりしとく必要がある」

 そして、二人は、境界空間を飛翔していった…。


続く


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