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第七声‥僕が生まれて十五年目の冬
僕が生まれて十五年目の冬は、とても寒かった。
僕が今まで過ごしてきたどの年よりも沢山雪が降って、みんな凍りついてしまった。
地面も、
空も、
空気も、
君の心もーーーー。
僕に温めることはできるかな。
僕の手はね、何故だか、人より温かいんだ。
きっと、神様がくれた贈り物だね。
「その手でみんなを温めてあげなさい」って、神様は言ったのかもしれない。
そんなわけない、って、揶揄されるだろうか。
でもね、僕に意味を与えるのは、いつだって僕なんだ。
だから、僕がそう決めたなら、
僕の手に、
僕の存在に、
ちゃんと、意味はあるんだ。




