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第四声‥僕が生まれて十五年目の春
僕が生まれて十五年目の春、桜が咲き始めるのが、少し遅かった。
なかなか暖かく為らなくて、僕は一年くらいぶりに、風邪をひいた。
不思議だね。
僕ら人間は、一度感染したウイルスには、二度と負けない。
その代わり、初めて会ったウイルスには、あっけなく負けたりもするんだ。
不思議だね。
僕ら人間が、一人ひとり違うように、彼らにも個性がある。
沢山、沢山、数え切れないほど居るけど、
その一つひとつが、違う何かなんだ。
僕は僕で、君は君。
当たり前だけど、
凄い事なんだよ。




