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第二声‥僕が生まれた時

自分が生まれた時の事を、思い出してみて下さい。

なんて言って、思い出せる人は居ませんよね。

これは彼の思い出ではなく、彼の思いが綴られた日記なのです。



僕が生まれた時の事を、僕は覚えていない。


それまでばらばらだった、沢山の僕が集まって、ひとりの僕となった。


記憶はまちまちで、それぞれが溶け合って、白いノートがつくられた。


僕は泣いていた。


嬉しいも、悲しいも、寂しいも知らなくて、

でも、泣いていた。


それが当たり前のように泣いて、泣いて、泣いた。


もっと大きくなった僕が、知った事。


人が生まれてすぐ泣くのは、自分の力で呼吸をする為。


心じゃなくて体が、「生きたい」って叫んでいるんだ。


僕が生まれた時、僕の事を知っている人は、大勢ではなかった。


僕自身も、僕の事がわからなかった。


何も知らない僕に、知る権利と機会が与えられたのが、この時。


僕が僕になった瞬間。




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