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メモと懺悔

これまでよりやや長めです。

 小説を書き始めてまだ半年の自分がこんなものを書くのは些か不思議ではあるが、メモ程度に書き残しておくことにする。

 始めにすべきことはテーマの設定だ。実はこれが一番重要と言っても過言ではない。関心のないテーマであってもいけない。テーマと言ってもいろいろあるが特に重要なのはエンターテインメント性を除いたテーマだと小生は思うので、ここではそれにこだわる。

 人類に科せられた永遠の命題や哲学的なテーゼかなんかだと考えればいい。例を出すとすると『男女間の友情は成立するか』のような感じだ。これが決まったらその問いに対する主人公の最初の立場を決める。これは作者自身が主張したい立場でもいいしそれとは真逆でもいいし一般論でも良い。ここで大切になるのが作者の主張だ。主人公の意見を最終的に作者の主張に持ってくるのか、はたまたあえて逆の意見を選ばせ読者に考えさせるのか、それについても考えながら決めないといけない。

 楽なのは一般論と作者が主張したい意見が相反している場合だ。たくさんのシチュエーションで一般論を砕いていき最終的に作者の意見に持って行くことが出来る。しかしそれではエンターテインメント性に欠ける、と思う人は作者の主張と一般論を同じにするのもいいだろう。そうすることで読者のカタルシスを解放することが出来る。共感を呼ぶといえばわかりやすいだろう。

 まあ、とりあえずテーマを選ぶのである。

 簡単な例を挙げておこう。ここでは作者の主張を『成立しない』として最初の主人公の立場を『成立する』にする。この場合、一般論はない、つまり意見が割れるので考えないこととする。


 次は決めたテーマに対する主張を通しやすい舞台、キャラクター、設定を練っていく。これは出来ればテーマよりあとに決めたいところだ。具体的にファンタジーが書きたいとかSFが書きたいとか恋愛が書きたいとか、そう思って書き始める人を否定する気はないがテーマにあわせてジャンルを決める方が後々楽でエピソードを作りやすい。

 また例を出すが『男女間の友情は成立するか』のテーマなら、もちろん現代が良いだろう。ファンタジー、SF、その他、にした場合余計な描写が増えてしまってテーマを伝えにくい。逆にそれらのジャンルなら民族共存や異星人との共存、和解、などをテーマにした方が良い。あるいは復讐や身分差の恋などでも都合が良いかもしれない。

 脱線してしまった。例について詳しく書こう。舞台は現代に決めたが時間軸が決まっただけでまだまだ場所は決まっていない。男女が多く集まる場所とはどこだろうか。別に多く集まる場所でなくても良いが、男ばかり、女ばかりの場所を舞台にするとこのテーマでは少々やりにくい。単純接触の原理というものが心理学にはあって、あまり異性との接触が多くない人間は、特定の異性と頻繁に会うと無条件で恋に落ちる可能性が高くなってしまうのだ。

 ここでは会社より学校がベタだろう。


 といった感じで決めていく。

 キャラクターもそんな感じで決めていく。今回は友情が成立すると言う主張のキャラクターを主人公にしたいので、友情を成立させた、もしくはさせそうな境遇に置く。考えるのが面倒なので簡単に幼なじみがいることにしよう。

 はい。もう大きなメインプロットは完成です。

 友情を信じていた主人公が結局は友人と恋に落ちるという感じでどうでしょう?

 まだ荒いですが大筋はこんな感じです。


 スジが決まったらエピソードを練ります。

 これは個性が出るところです。そして小生が最も苦手とする分野です。

 主人公の意見を少しずつ作者の意見に修正していく過程というのが適当でしょう。あるいは逆になるかもしれませんが。

 簡単なところで言えばアンチテーゼなんかを出すのが楽でしょう。それに対して主人公がどう思うか。タイミングによりますが自分にとってはかなり安易に使える方法です。使ったことはありませんが。

 例でいくと、主人公が少しヒロインを女として意識し始めたとしましょう。そんなときに友情は成立すると断言する人物が現れます。友人でもいいし他の女友達でも良いですけど、とりあえずそう言われると反発します。そうやって自覚を植え付けたり出来ます。

 他にもいろいろありますがそろそろ飽きてきたのでまた気が向いたら書きます。

 飽き性なんですね。あと、ここで書いたことは半分くらい想像の嘘っぱちです。完全に嘘ではありませんが自分にしか適用できません。あとわかるヒトにはわかると思いますが小生、とてもものを書くのに向いていない人間なので小説を書くのもエッセイ書くのも上手くありません。

 これらのことを総合しますと、ただの駄文だったと言うことです。なにかヒントをえられた方がおられましたら…………面白いですね。

 偉そうに書いてますけどまだ一度も作品を完結させたことがありません。『完』結ですよ。飽き性なので、打ちきってしまうんですね。駄目だと思ってはいるんですけどね。とりあえずこのエッセイだけは駄文の掃きだめとして残させていただいております。

 気付いた人は気付いていると思いますが、文体変わってますね。こう言うのも駄目な所なんですかね。






ありがとうございました。

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