踏切について
ちょっと前に、電車で長距離移動する機会があった。私は普段あまり電車に乗り慣れていないので気付かなかったのだが、電車に乗っているとかなりの頻度で踏切を目にすることがある。
私の実家は電車も通っていないような田舎で家の近くで踏切を跨ぐことはまずないのだが、少し遠くへ出ると見ようと思えば見られる。幼い頃は踏切が閉まるのが好きで車なんかが踏切で停められると嬉しくなったものだ。
そんな踏切なのだが電車に乗っているとき以外は閉まっているのをほとんど見かけない。田舎に住んでいるということもあると思うが、それでも変に思うほど閉まらない。
踏切を通過することが十回あったとしたらその内一回だけ閉まっている、と言った具合である。踏切の近くで閉まるのを待ってみようと思ったこともあるが一時間くらい待っても閉まらなかった。
しかしそれではおかしい。
私が電車に乗っている時はそれが何と全て閉まっているのだ。大変不思議なことだがこれは真実だ。なぜならこの目で見たのだから。
何だか釈然としない話しだなあと思う。
もしかしたら鉄道会社の策略か何かなのだろうか。
おそらく踏切を閉めることにより非日常の風景を作り出し乗客を飽きさせないようにして、他の交通機関を出し抜こうという作戦なのだ。
そうにちがいない。
ああ、私はまんまと策略に引っ掛かり、こんな記事を書いてしまったのだ。
ありがとうございました。