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 共犯者告発人と言うのは作中でも書かれているように犯罪者が共犯者を告発し、決闘して勝てば罪が軽くなる現実のヨーロッパにあった制度です。でもこの制度も普通に冤罪が多かったんじゃ無いだろうか……と思います。


 ですが、ベントスのように「戦いたいから!」と言う理由で共犯者告発人になるサイコな人は現実ではいなかったと思います。こちらは作中のアレンジです。

 またダビーの代わりにエルゼや助太刀など決闘士を雇って戦わせることは、無かったと言われています。この試合は当人同士で戦わないといけなかったようです。


 さてこの物語のエルゼとオルトの名前の由来を書きたいと思います。

 ワーグナー作【ローエングリン】と言うオペラ作品に出てくる登場人物の名を使いました。エルゼは弟殺しの疑いで決闘裁判をかけられた公女。彼女の前には白鳥の騎士が現れて、決闘裁判を戦ってもらいます。

 オルトは同じ【ローエングリン】のオルトルートと言う異教徒の魔法使いです。元々、オルトとエルゼは敵対する役柄にしようと思っていたんですけど、……結局、協力してしまっていますね。

 でも最後まで書けて良かったです。


 最後に参考文献一覧を。

山内進著【増補決闘裁判 ヨーロッパ法精神の原風景】(ちくま学芸文庫)

アンリエット・アセオ著 芝健介監修 遠藤ゆかり訳【ジプシーの謎】(創元社)

グレゴリウス山田作【中世実在職業解説本 十三世紀のハローワーク】(一迅社)





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