戦場は、現実からゲームの中へ
こんにちは、拉麺眼鏡です。今回はkakuyomuで掲載しているものを原文を見ながら加筆、修正などを
加え、なろうの方でこうやって新しいものを掲載させていただいてます。
本家インファントリーの方とは若干内容に相違点が見られますが、そこはご愛嬌でお願いします。
では、はじまりはじまり~...
今より少し先の未来。
世界情勢が一瞬の加熱を経てから鎮静化し、国連はこの時点で
無煙火薬などの兵器への転用を禁止。それからは次第に軍は小さくなっていき、
銃火器というものも今や鑑賞品の一つと化していた。
そんな中、軍縮など現実で実銃などが撃てなくなり、結果現実よりも手軽に楽しめ数多くの
銃火器が収録されていたりするFPSゲームの人気が再燃。様々なジャンルのFPSゲームがコンシューマー機やPCにわたって押し寄せ、今では世界の大半がFPSゲームで楽しんでいた。それは
老若男女、職業や身分を問わず誰でも楽しめるものなので人口は絶え間なく増え続けている。
そんなFPSゲームの中でも、特に活発化していたのかVRゴーグルと手袋型センサーコントローラーをつけて遊ぶVRFPSだった。PCのキーとマウスを使いキャラクターを操作するよりも直感的にキャラクターの
コントロールができ、PCよりもVRでやる人口のほうが多い。
またVRFPSの種類も豊富であり、リアルさを追求し画質を現実に近づけたものやパステル風カラーや
ボクセル調などのカジュアル系の物もありどれも優劣のつけられない強みがあった。
そんなゲームの進化の中、今から十年前にあるVRFPSタイトルが発売された。
その名も「ガンズ・アルタイル」。ほかのゲームよりも繊細な動きや銃のディテールの細かさ、
またキャラメイク機能や世界中の街並みや山岳地帯、海などを心臓が飛び出るほどに再現した
オープンワールドマップで、さらに世界中の人口を巻き込み今では
10億人以上がこのゲームをVRで遊んでいた。
そして、日本のとあるゲーム屋に置いてあるVRゲームコーナーの中に、派手に置いてある
ガンズ・アルタイルのソフトにある一人の男が手を伸ばす...
俺は気づけばそのゲームを買っていた。今までVRゲームは幾度となく買ってプレイしたが、
やはりパズルやVRの音ゲーなどそこらへんが一番面白かったという...
ということで今回も給料がたまったところで古いVRゲームを売り、新しいゲームを買おうとした
のだが、そこでこのゲームが目に入った。
噂には聞いていたのだが、ガンズ・アルタイルとかいう世界中で10億人が遊ばれているとか
いう超巨大人口のゲームだそうだ。店頭にも目立つように並んでたし、買おうかな。
と思ったが少しとどまる。
自分はあんまりFPSゲームが好きではないのだ。民度や武器の違いとか、前友達に別の物を
おすすめされてやった時も慌てて操作できなかったこともあった。
購入するのはやめにするか...と思ったつかの間、彼の目にはある文章が目に入る。
「ありとあらゆる自分の好みのキャラクターが製作可能!(アニメキャラ並みの美少女も!)」
明らかに宣伝目的でヲタク共などを引き込む目的のポップだったが、彼は
その文章を見た瞬間に自分の好みを入力できると知った途端、すぐに購入してしまっていた。
購入したゲームソフトを入れた手提げを持って自転車に乗り家へと向かう。
街中は以前より空気が澄んでいるようにも見えた。
SDGsとかいう成功する気もしない目標が驚くことに達成され、気温もなぜか十年前より
昭和ぐらいの気温に下がっていた。自転車で漕ぎながら感じる涼しい風が心地よい、
と思いながら、やっと家についた。
今回のゲームはどれほど面白いものになるのだろうか...
あとがきです。やっぱり原文の方より若干変えたから文字数も若干増えますね~..
本家の方と同時更新ができればいいのですが、頑張ってやろうと思います。