ずっと僕の夢に出てきてた女の子と、僕は結ばれる!
世の中には、不思議な話があるのだと僕は知る!
ずっと僕の夢に出てきてた女の子と僕は現実社会で出逢ったからだ!
彼女の瞳は、キレイなブルーで金髪の長い髪が靡いていた。
僕の心臓は、ドンドンと太鼓が鳴り響いているみたいに音が鳴り響いている。
僕は遂に、この女の子と結ばれるのか、、、?
・・・ここまでは、“まだ僕の想像の世界だけど?
いつか必ず僕の願いを叶えてみせる!”
それには先ず、僕から女の子に話しかけるしかない!
『・・・やあ! 元気?』
『元気よ、君の名前は、、、?』
『ビット・クラフト!』
『あら? カッコいい名前なのね?』
『君の名は、エイミー・モンゼット。』
『・・・そう、何故? 私の名前を知ってるの? 初めて会ったのに!』
『“僕の夢にいつも君が出てくるから、名前も知ってただけだよ。”』
『“夢?”』
『噓みたいな話だけど? 僕と君は既に僕の夢の中では出逢ってるんだ!』
『“貴方の夢に私がよく出てくるの?”』
『そうだよ!』
『“もっと貴方の夢の話を私に聞かせてくれる?』
『いいよ。』
『じゃあ、私の連絡先を教えるから、貴方の連絡先も教えて!』
『勿論!』
『じゃあーまた連絡するわね!』
『僕からもするよ。』
*
・・・3日後、僕から彼女に連絡してまた会ってもらう事になった。
その時の彼女も、また僕の目にはステキに想えたんだ!
『3日ぶりね!』
『うん、また会いたかったよ。』
『私もよ。なんだか? たった3日しか経ってないのに、貴方にとても
会いたかったの!』
『本当に、、、!?』
『えぇ! 貴方の夢の話は、どうやら当たってるのかしらね!』
『僕の夢に出てくる君は、いつも僕の傍に居て! 僕と君は恋ごころを
お互い持っているんだ!』
『“貴方の夢の中では、そうなのね!”』
『うん。』
『“私は、貴方の夢の中では彼女なの? それとも奥さんなの?”』
『・・・ううん、まだそこまでは僕には分からない。』
『そう、でも? 少なくても今の私達は、その可能性があるわ。』
『そう! そうだったらいいな。』
『うん。』
*
・・・でも? 彼女の想いと僕の想いは、僕の夢の中のようには
いかないモノだと知った。
だって! 僕は。
『ずっと会いたかったわ!』
『僕も。』
『貴方の寝室に行かない?』
『えぇ!?』
『“私と夢の中では結ばれたんでしょ?”』
『・・・うん。』
『じゃあ、現実世界でもそうなってもいいいいんじゃない?』
『そうだね! 僕も君と同じ気持ちだ!』
『じゃあ、私をお姫様抱っこをして! 寝室まで連れてって。』
『あぁ! 分かった。』
・・・そのまま僕たちは体を重ね合い結ばれる。
そして僕は幸せのまま、少し眠ってしまい、ゆっくり目を覚ますと?
そこに居たのは?
『残念だわ!』
『えぇ!? な、なんで? 僕に拳銃を君が向けてるんだ?』
『“私の夢の中でも、貴方はずっと出てきていたわ! でも? 私の見る夢と
貴方の見る夢は、随分と違うみたい!”』
『“君も僕の夢を見ていたのか、、、?”』
『私の夢で出てくる貴方は、私の愛する男性を殺したの!』
『えぇ!? で、でも? 現実世界では僕は殺してない!』
『“何にも、憶えてないの?”』
『何の話を君はしてるんだ!?』
『“もう殺してるのよ、貴方!”』
『・・・う、噓だ! 僕は誰も殺してない!』
『憶えてない? 貴方、一度入院した事があったじゃない? 大部屋の部屋で
貴方の右隣に居た男性、思い出した?』
『・・・あぁ、お、憶えてる! でもあの男性をなんで僕が殺し
たんだよ! あの男性は病気で亡くなったと後で聞いて、』
『“嘘ばっかり! 貴方が殺したのよ! 夜遅く、彼に薬を飲ませた事を
彼から私は訊いていたわ! 彼の隣に居る奴が、よく睡眠薬を彼にこっそり
くれてさ、よく眠れるようになったってね。”』
『そ、それが何? あれは睡眠薬だ! 彼が眠れないというから僕が渡して
いただけだ! それでなんで僕が彼を殺した事になるんだよ!』
『“貴方が彼に渡していた睡眠薬よ! 彼の体にはかなりの負担になる成分が
多く含まれていたの! それを貴方は知ってか知らずか、毎日彼に飲ませて
いたって言うじゃない!”』
『・・・そ、そんな、誤解だよ! 僕じゃない! 僕は彼を殺してない!』
『ううん、順調に私の夢の中でも同じストーリーになっているわ!
貴方の話す言葉もすべて一語一句変わらず、そのままにね!』
『・・・・・・』
『“そして今! 私が貴方に拳銃を向けているところも、私の夢のまま!”』
『“僕は君に殺されるの?”』
『そう!』
【バ――――――――――――ン!】
【グァ、】
『さようなら、ビットくん。』
僕は、ずっと僕の夢に出てきてた女の子と、僕は結ばれる日を夢見て!
毎日、生活を送っていたのに......。
そしてその願いは、叶えられたけど、、、?
まさか? こんな展開になるなんてね。
“もう一度! 生まれ変わったら? もう夢は見たくないよ。”
最後まで読んでいただいてありがとうございます。