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【リオからの活動報告】

「ノイエ・トイフェリンで稼働を開始した、主要施設の一覧です。トイフェルラントの新体制は、着実に成果を出し始めていますよ。貯蓄の持ち出しがまだしばらく続きますが、徴税環境が整うまでの我慢です!」




     ◇◆◇◆




・《トイフェルラント議会》

 トイフェルラントの国会に当たる、議員が合議する議場を有する建物。

 各地の選挙で選出された議員が、様々な案件を話し合う場であるが、肝心な選挙がまだのため、リオが認めた自薦他薦の暫定メンバーで運営されている。

 建物はオディリア製の建築モジュールで、司令部用の大きな物である。




・《国務院》

 トイフェルラントの国政を執行するための国家機関。

 選挙まで未発足の内閣に代わり、現在のトイフェルラントの政治を統括的に運営している。組閣されるまでの間、他の国家機関の監督も任されている。

 非常に多忙な状況にあるため、アンドロイド姉妹や他部署の人員が救援に行くことも珍しくない。

 建物はオディリア製の建築モジュールで、民間用の大型オフィスを使用している。




・《財務院》

 トイフェルラントの中央銀行も兼任している、物価安定の守護者的国家機関。

 上流地域の貴族達が担保していた、従来の通貨の価値が不安定になってしまったため、これまでに流通していた通貨を保証しつつ、新体制で発行する新通貨への切り替えを担当している。

 国庫にはリオの稼いだヒュアツィンテ商会の資産が入っており、そのまま吸収する形で起用した信用ギルドの職員が中心となって運営されている。

 建物はオディリア製の建築モジュールで、銀行用の大金庫がある堅牢な物だ。




・《法務院》

 トイフェルラントで発布されている、法律の番人となる国家機関。

 リオによって暫定的に発布されている法律に従い、裁判なども行っている。暫定メンバーはリオが特が認めた、公明正大な人物で構成されている。

 現在は戸籍や登記などの再登録が主で、最初に行った大規模な仕事は、奴隷組合の解体と奴隷の開放及び、彼等の再就職先の斡旋であった。

 建物はオディリア製の建築モジュールで、行政用の裁判所である。




・《国防院》

 トイフェルラントの治安全般を護る、軍と警察を統合させた国家機関。

 傭兵ギルドを主体として、多くの傭兵が正規の職員として所属している。傭兵時代から職務に忠実だった契約主義者が多く、決まり事を逸脱しない仕事振りは、旧信用ギルドにも引けを取らない。

 建物はオディリア製の建築モジュールで、前線司令部用の中規模の物である。




・《産業院》

 トイフェルラントの全ての産業を統括する、雇用と経済の土台を護る国家機関。

 農業や林業、鉱業や加工業、運輸その他の産業を一括で取り仕切ることで、産業間の効率的で公正な商取引を監督している。それぞれの産業に必要な支援なども行っており、必要とあらば旧信用ギルド職員を介しての捜査や融資も担当している。行商組合は、そのまま産業院が抱え込んでいる。

 建物はオディリア製の建築モジュールで、民間用の大型多目的ホールである。




・《建設院》

 トイフェルラントのインフラ全般を統括する、発展の要となる国家機関。

 国内の街道や橋梁などの維持と整備を担当していて、復興を陰から支えている。現在は大樹の森を安全に通り抜けるための街道の整備を担当しており、東のベルクドルフと西のアッカーバーデンからノイエ・トイフェリンまでの街道が、まもなく全面開通する。

 いずれは恭一郎達が用意した基幹インフラを任せられるように、段階を踏んだ指導が行われている。

 下部組織に交通局があり、他部署に跨るようにして、交通ルールの策定と啓蒙活動を主導している。

 建物はアルトアイヒェ製の恭一郎作で、参考にした民間用大型オフィスと同じ間取りとなっている。




・《魔法院》

 恭一郎肝煎りの、魔法関連を総合的に扱う国家機関。

 魔法や魔術、魔導具に関することを中心に、トイフェルラントで失われた魔法文化を取り戻すことを目的としている。魔法や魔導具の種類や効果などを把握して、必要と判断した場合は管理や禁止、推奨や研究を行う。

 魔法や魔術などの使用は免許制として、レベルに応じた上達のサポートを行うようにしている。社会的な影響力のある魔法や魔術などが扱える者には、国家として認定証を与えることで社会貢献や犯罪抑止を行っている。

 魔導具についても同様で、登録と使用には免許が必要となる。危険な魔導具は押収して封印、もしくは破壊することになる。

 魔導具の製作にも免許が必要で、特に優れた魔導士にも国家の認定証が発行される。

 建物はアルトアイヒェ製の恭一郎作で、複数の専門棟とそれを繋ぐ渡り廊下で立体的な構造になっている。




・《魔導車工場》

 恭一郎の開発した高効率魔導エンジンを搭載した魔導車を製造する、国家事業第一号の箱モノ。

 雇用の創出と国内流通の充実を兼ねてノイエ・トイフェリンに建設された、トイフェルラント初の組み立てライン式工場である。併設するパーツ生産工場から運ばれた部品をラインに流し、順番に組み立てて行くことで、効率的に魔導車が生産できる体制となっている。

 現在は流通向けの貨物用トラックを中心に生産しており、国内の流通速度が大きく向上を始めている。

 建物は建築モジュールを参考にしたミズキ作で、後の製造物の転換にも柔軟に対応できるように、その構造には大きく余裕を持たされている。




・《ノイエ・トイフェリン発電所・浄水場・下水処理場・清掃工場》

 ノイエトイフェリンを支える基幹インフラ施設。

 基本的にエアステンブルクと同様で、規模だけが人口に合わせて大きくなっている。新設された清掃工場は、資源の分別と再利用を目的としたリサイクル施設も併設しており、現在はインフラ施設の全てをミズキやハナ達が遠隔で管理している。




・《中央市場》

 盛んになり始めた国内流通によって、ノイエ・トイフェリンに集められた品々が売られている市場。

 国内流通のハブ機能を備えた卸売市場と、仲卸や小売りの集められた場外市場が一体となった場所で、食料品から地方の工芸品まで、雑多な商品が並んでいるデパートのような場所である。

 国の指導によって安全が確認されたモノだけを扱えるようにしているため、多少値が高くても安心して買い物ができる。食べ物の屋台なども衛生面で許可が下りなければ出店できないため、現在のところは食中毒のような緊急の案件は発生していない。

 オディリア製の商品も少しずつ流通が始まるようになっていて、高額ではあるが、高品質のため人気がある。




     ◇◆◇◆




「さあ、明日も一日、がんばりましょう!」


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