表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
14/44

誘拐?

私の頭は今はてなでいっぱいだ。


何故って?


私が目を冷ますと知らないベッドで寝ていたのだから。


起きようと思ったが、体がだるいことが自分でもわかった。少し休ませてもらおう。


しかし不思議な点がある。


それは何故私のカバンが一緒に持っていかれているのだろう?


もしかして誘拐?!


ふと考えてしまった。


ありえるな。一応JKだし誘拐される権利ぐらいある。しかし不思議なことにこの誘拐犯は今ここにいないし、私拘束されてないし、ベッドで休ませてくれてるし…、以外にこの誘拐犯優しい人なんじゃないのかな。


それとカバンの中って確認とかされてないよね?


カバンには、誰にも見られたくないものが…。


そう、カバンには京くんの小さいころの写真が5枚程度入っており、いつでも鑑賞できるようにしている。


見られたらひかれるに違いない。


ひとまず誘拐犯は悪い人じゃなさそうなので、一安心だ。


しかし周りを見ると私の好きな光景が広がっている。


そこには(ライトノノベル)が大量に、そしてフィギュアなども置いてある。


あー、この人ってオタクなんだー。

見た人が私でよかったね、私はオタクだったからそこまで違和感ないんだよねー。


しかも私の好きな人も、オタクだからなー。


も、もしかしてこの部屋って京くんの…。


ないか、京くんは今日学校だし。


って!私も学校だったんだー。休みの連絡とかもしてないし、どうしよ?


しかし、そんなことよりも体がだるいことが勝ってしまった。


私は再び意識を失った。



またしても夢の中ではイケメンの京くんが現れた。


私は夢の中でも熱を出していた。


そこに京くんが現れた。


「真昼、大丈夫か?」


「うん…、まあなんとか…」


「そうか?かなりしんどそうだけどな」


そう言って京くんは私のデコに手の裏を当てる。


「かなり熱があるじゃないか!どうしよう?そうだ!お前の熱を吸い取ってやる!」


そう言って京くんは、私の口に自分の口をつけて吸い付ける。おそらく熱を吸い取ってくれているらしい。

(あくまで、この夢の中での京の考えです。)


その口づけは30秒ほど続いた。



惜しくもここで目が覚めてしまった。


この後がとても気になる。少し悔しいな。


目が覚めたので辺りを見渡すとそこには人がいた。


そ、そこには…森木 京くんがいた。


「け、京くん?!何してるの?もしかして…誘拐?!」


「ち、ちげーよ!ってか誘拐ってなんだよ?!お前がドアのところで倒れてたから一応看病って感じ…」


少し恥ずかしいのか京くんは声を細めた。


「あ、そうだ!一応さっき買い物行ってきていろんなもの買ってきたから、えっと…これで熱測れば?」


京くんはそう言って私に体温計を渡す。


私はそれを脇に挟みながら聞く。


「どうして…看病なんてしてくれるの?」


「いや、別に…、あっ、そうだ、貸しだよ!昨日の貸しはこれで消費だからな!」


(そんなもん、心配だったからなんて恥ずかしくて言えるわけないだろ!)


(そうだよね…、貸しだよね。心配だったからとかじゃないよね。少し悲しいな)


「ピピッ!」


そこで体温計が鳴る。


真昼が体温計を確認する。


「あ、38.5度あるや、そりゃーしんどいか」


(ふぅ、一応保護しといてよかったな)


「まぁひとまず今日は休んどけよ、今からお粥作るから」


そう言って京くんはキッチンへと移動する。


えっ?!京くんの手作り料理?!。


今日って意外と良い日なのかも…!


少し熱が上がった気もした。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[良い点] 小説初めてのわりにそこまで読みにくいわけでもない [気になる点] 一様の使い方がおかしいような [一言] ブックマークしたので頑張ってください
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ