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200文字小説集 vol.2

初雪(200文字小説)

作者: 日下部良介

 今朝、東京でも初雪が観測された。

 南の方で育った僕にとって、雪は気持ちを高ぶらせる。

 窓に映る雪の影に誘われるように僕は外へ出た。

 まだ薄暗い空を眺めながら、寒さも忘れて全身で雪の粒を浴びた。


 部屋に戻ると、娘が呆れた顔をしていた。

「子供みたい」

 そう言って自分の部屋に戻って行った。

 テーブルにはポタージュスープとメモが置かれていた。

『インスタントだけど、温まるよ』

 一口すする。

 世界一のインスタントだと思った。





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― 新着の感想 ―
[良い点] 子供の頃は丈夫でした。 胴がきれるような縮んだセーターと、薄っぺらなジャンパーだけで駆け回っていました。 血が騒ぐのでしょうか、雪や土砂降りの雨、台風に雷。いつも外で遊んでいたことを思い出…
[一言] 娘って本当に可愛いみたいですね。 もうメロメロな感じがよくわかります。
[良い点] 短くてスッキリ。 オチも良いですね。 [気になる点] ありません。 [一言] テーブルにポタージュスープだけじゃなく、コーンスープにコンソメスープ。さらに味噌汁に豚汁まで。全部がインスタン…
2016/01/12 17:46 退会済み
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