第3話 ~裏と表~
太郎は帰った…時刻は11時26分
少し遅くなったがいまからネトゲーでもはじめるか!
8月20日 アメリカ 6時26分STEP兵器部企画室
「という企画なのですがどうでしょう?」
眼鏡をかけた細身の男が
自信ありげに老人に問た
「却下」
老人は考える様子もなく眼鏡の男に告げた
「し…しかし!この兵器を上手く使用すれば!」
「却下と言ったのだ何度も言わせるな」
老人はため息をつき
「…君には失望したよ…前に言ったが次の企画が駄目だったら君はここには居られないと言ったのを覚えているか?」
「企画長!ま…まだ…まだ考えが!」
「君の考えにはあきた悪いが規則に則って兵器部から立ち去るものは」
「や…やだ…」
「死んでもらう」
「あああぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
眼鏡の男は狂ったかのように
スーツに差してあった拳銃を老人に向け…
パンッ!
銃声が部屋になりひびいた
「ぁぁ…あああぁぁぁ!!」
だが眼鏡の男は自分の
無くなった手をみて
のたうち回る
老人のまわりには黒服の男達がおり
その一人が発砲
眼鏡の男の手が吹き飛んだ
「…殺れ」
二人の男が眼鏡の男を壁に押し付け
銃を持った男が頭に銃を押し付けた
「待ってくれ!死にたくない!頼む!待っ」
パンッ!
頭がなくなった眼鏡の男は力なく倒れた
「兵器部は極秘なものでな」
老人は眼をつぶり
「いいか全員よくきけSTEPは表向きは家電を売っている会社だ、だがなほとんどはこの兵器部の利益でうごいているのだよ!」
「企画長…私に良い案が…」




