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柊からの挑戦状
「あら遅かったじゃないの。エリアルちゃん」
「それだけ余裕があるってことよ」
「言ってくれるじゃない。さあいつでもかかってきなさい!」
「じゃあ、遠慮無くっ!!」
あのー二人そろって俺のこと忘れてんじゃないですかね…
完全に俺蚊帳の外なんだけど。
「聖っ、邪魔!ちょっとどいて!」
えっ何?遂に俺邪魔者扱い?
もう帰ろうかな…何かすごく空しくなってきた。
一人黄昏る俺を尻目に二人はどんどんヒートアップしていく。
「ほらほらっ!これでもくらいなさい!<炎獄>」
「きゃあああぁぁ!!!」
エリアルがやられている。でももうやる気が一切起こらない。
「がんばれーエリアル」
今出来る最大限の応援をする。
「聖…いい加減にしなさーーいっ!!!」