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第4章 新たな任務

2人は本部へ寄っていた。

理由は簡単、確保した犯人の引渡しだ。

それを終えた2人は廊下を歩いていた。

向かいから歩いてくる音が聞こえる。

ふと目をやるとそのには軍服を着た白髪の中年の大柄な男が歩いていた。

視線はとても鋭いものだった。

若葉は彼を見るとすぐに抱きついた。

「おとーさーん」

すると中年の男は先程の怖い顔から打って変わってニッコニコで抱き返した。

「若葉じゃないか、どうしたんだ?」

この男、真白恒一はやり取りからもわかる通り若葉の親である。

とわいえ、血の繋がりはなく若葉は恒一が養子に迎え入れたものだ。

そして何より娘を溺愛する親バカなのだ。

「今日って家に帰る?」

「すまんな若葉、今日も家には帰れそうにない。」

若葉が問うと残念そうにしながら恒一は答えた。

「おや、詩織くんも来ていたのか。」

「はい、元帥どの。」

詩織は敬礼をして答えた。

この男、ただの親バカではない。

ナンバー0001。

100の位が0の場合指揮など実戦に出ないもののことを指す。

つまりこのGOST内で一番偉いのは彼である。

しかし、詩織の目の前でこのバカ親子はイチャつき始めている。

本当に元帥と一小隊の隊長とは思えない。

挙句の果てには恒一が若葉の脇をくすぐり始め若葉は爆笑している。

これ以上は静止が効かなそうなので詩織は咳払いをした。

「失礼。」

恒一が襟を整えると怖い顔に戻った。

「ちょうどいい、2人に新たな任務を伝える。」

「任務?」

若葉は髪がボサボサになっていた。

それでもアホ毛だけは形を保っている。

その後2人は言われるがまま会議室へ連れていかれた。

ホワイトボードには様々な図面が貼り付けてある。

本来図面だけでなんの建物なのか当てるのは至難の業だろう。

しかし2人には見覚えがあった。

西山中学校、2人の通っている中学校である。

「西山中学校がどうかしたのですか?」

「あぁ、少しな。」

「あの平凡な学校と任務に関係があるの?」

若葉は少し考えてみたが全くわからなかった。

「この学校には軍事施設としての役割がある。」

「え?」

2人の声が重なる。

当然2人は初耳だ。

「当然生徒と教員たちは全くと言っていいほど知らないだろう。むしろ知られては困るものだ。」

「一体何があるの?」

若葉が聞くとしばらく黙った後恒一は答えた。

「元核弾頭の製造工場だ。」

予想を遥かに超えるレベルのものに2人は息を飲んだ。

「2人にはここの死守をてもらいたい。」

恒一が続ける。

「もちろん日本はこの設備を使うつもりはない。」

「なら一体なぜ?」

「近年各国を転々としている大規模テロ組織が日本に入国した。」

「それで?」

「彼らの目的は世界大戦の再開だ。既に各国の廃工場から弾薬やミサイルすらも作ったそうだ。そこで次に日本で核弾頭を作る計画だと確保した捕虜から聞き出した。我々GOSTは奴らが学校に潜伏している可能性が高いと考えている。」

「顔は割れてるの?」

「いや、まだだ。」

恒一はくびを振った

「そこで2人には犯人の特定とその始末。これを新たな任務として遂行してもらう。」

「はっ。」

2人は敬礼をする。

こうして新たな任務が始まった。






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