掃除と帰りの会
伏線回です。時数少なくてすみません
さて、帰りの会の前に掃除をしなければならない。
だが、一年生はまだ慣れていないため、給食同様、
六年生の先輩が手伝ってくれる。
一部一年の掃除の持ち場は以下の通りだ。
1、トイレ前の手洗い場(いつも終わるのが早い)
2、教室(一番重労働、、)
3、ベランダ(一年生のため外のベランダに靴箱がある)
4、教室前廊下(雑巾がけが楽しい)
の四つだ。
俺が今週するのは一番きつい教室だ(一週間ごとに変わる)
この教室には二列の席のかたまりが四つある。
こんな感じ
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この塊一つ一つをこの学校では「号車」という。
一週間ごとに号車単位で掃除場所が変わる。
、、それにしてもだるいなぁ教室掃除。
机を一回後ろに寄せてから前を掃き、
濡れた雑巾で拭き、
そしてまた机を前に寄せ後ろを掃き、
濡れた雑巾で拭き、、、
机を戻す、、。
なんでこんなに教卓重いんじゃ、、
六年生でも三人でやっとって、、、
俺らどうすんの?
掃除は無事終わった。(特に一年生何もしていない笑)
案の定教室掃除が一番遅かった。
今日は四時間授業なのでこのまま帰りの会をする。
ランドセルに荷物を先に詰めて閉める。
、、、配布物を入れるためにまた開ける。
配布物かもうないので閉める。
、、、連絡帳忘れてた。
今日の日直があしたの予定を一つずつ言っていく。
無論、連絡帳をしまったので出したくない。
だから書かない。
そして先生のお話である。
先生はこう言った。(担任の恭子先生)
「明日は、係決めを行います。どの係になるのか先に決めておいてください。」
ちなみに委員会は四年生からだ。
「また、今日配った配布物の中に遠足に行くための許可証明書が入っています。」
「親に出して書いてもらってください」
そんなものあったっけ?
まあいい、家に帰ってから確認することにしよう。
すると、高浦が言った。(国語の時しゃべっていた高浦山田ペアの片割れ)
「それを出さなかったらどうなるんですか?」
恭子先生は答えた。
「遠足に参加できなくなります。期限は来週の金曜日までです。」
「ほかに質問はありますか?」
みんなが黙る。
誰も反応しない。
恭子先生は、
「そしたら帰りましょう!事故などに気を付けて帰ってください」
「では、さようなら」
『さようなら!』「さいなら」「、、、」
元気よくさようならを言うもの、早く帰りたいがために短くさよならを言うもの、
ましてや無言で走り去っていく者、、。
これぞ多種多様である。
もちろん、おれは後者だ。
さあ、早く帰るぞ!