ブラッディ・エンジェルと赤毛さん
ボイコネでは、ブラッディ・エンジェルと赤毛さんのお話は別々に投稿しましたが、赤毛さんのお話が短いのでこちらでは統合しました。
前半はブラッディ・エンジェルが暗殺集団を一人で壊滅したお話、後半は赤毛さんが愚痴りながらも頼まれた後始末をしようとするお話になります。
あーあ……。
お気に入りのドレスが血塗れになってしまいましたわ……。
顔や髪の毛にもついてしまいましたし……。
敵の返り血を浴びすぎた所為ですわね……。
怒りに我を忘れて、ちょーっと…暴れすぎちゃいましたかしら……。
でも…マスターを暗殺しようとしたほうが悪いのですよ……?
あぁ…もう死んでいるから聞こえていませんわね……。
さて…わたくしはマスターに報告に行かないとですし、後始末はあの赤毛に押し付けてしまいましょう……。
あ…マスターに報告しに行くのに血塗れのままでは失礼ですわね……。
お風呂で綺麗にして、別のドレスに着替えてからマスターのところへ行くとしましょう……。
マスターは優しいから、待っていてくださるでしょうし……。
愛しいマスターの前では、常に可愛くありたいものですわ……ふふっ♪
◆◇◆◇◆◇◆◇
おいおいおい……。
後始末しろって言われたから来てみれば……。
ずいぶんとまぁ、派手にやったねぇ…アイツ。
マスターが狙われたから怒りに任せて暴れるのも分からないでもないけどさぁ……。
こんなに散らかして、後始末するほうの身にもなれっての。
はぁ……愚痴ってても仕方ないし、さっさと後始末して、マスターのもとに帰るか。
お読みいただきありがとうございました。