時代が変わるとき、上に立つ者と、立つべき者
>はじめに
「今を生きる」シリーズ、重ね重ねご愛顧いただき、読者のみなさまに、心よりお礼申し上げます。
今回は、これで何回目の作品などと、ヤボな話はいたしません。
ただ、わたくしも、このシリーズを通して、出来るだけ「真摯に、楽しく、そして分かりやすく」をテーマに、普通なら嫌気が指すような、お話しを、しております。
ここで、今までの話を整理してみますと、まず持って、ほぼほぼ、言ってきたことが、的中しております。そして、その全ての方向性が、この一点に集約されることに、気付きました。
タイトルにもありますように、
「時代が変わるとき、上に立つ者と、上に立つべき者」として、こいつは
〜ただ、立ってるだけか、それとも立つべき本当の実力者なのか。
«»その評価は、本当は、周りの人間が試しているのではなく、その時代が試している。
皆さんは、こう捉えてみて下さい。
→ 試されているのよ、今、上に立っている方々は。
国家、自治体、企業、財団法人、その他にも、全てが上に立つ者の「人となり、差配、大局的視点、情報力」などについて、
是非とも、このお話をさせていただきたく、今回の作品に臨んでおります。
ポイントは簡単です。
普通は、役職に長く立ちっぱなしですと、座ったり、寝たりした時を、ほとんど忘れてしまいます。
座っていても、立ってる、と勘違い。
寝ても、覚めても、自分は上に立っていると、本人も、そして周りも、勘違い。どういう姿勢か分からなくなる。
※ 地位や役職とは、本当の意味で、人としてどうあるべきか。そんな当たり前の判断を、ときに狂わすことがあります。
例え狂っても、周りは、裸の王様と、王様のブレーンですので、何も言えないのが、今の実態です。
だからといって、上から
「何か意見があったら、何でも言っていいぞ。」などと、いきなり言っても、ある意味、俺に従えと、言っているのと同じです。
そう言わなくても、普通に「こうしたら如何でしょうか!?」「それは、このようなリスクが考えられます。」は、出ないとおかしい。でも、出ない。
これが、いわゆる日本文化の「会議のための、会議」でしょう。
→ 逆に、皆さんは、本当は、上の方が集まる会議に、あまり成果を期待していないのでは、ないでしょうか。それにも関わらず、上の人達は、格好つけて、やる気の空回りを、してはいませんか。
そして、挙げ句の果てに、とんでもない宿題の火消しに走りまわる。よくある話です。
→少しそれますが、
> ダーウインの進化論の裏側には、「進化の影に、必ず亡びるものがある。」と言う話です。
最近、愚痴のレベルを超えて、切実な意見として、下の方からよく聞く話です。
「上役は、上になることが、自分だけにとって、良いことと思っている。だから、今のコロナの実態が認識出来ず、組織も状態麻痺している。」
これでは、周りの変化に、ちゃんと適応できない。
そして、ふざけたことに、自分達は電車じゃないから、感染関係ないし、車かタクシーで毎日来るから、何時でも会議やれるって言ってた。
これは、少し遠回しに言っているので、整理しますが
「上役は、自分のためだけに、トップになりたい。それは、自分にとって良いことだが、会議に同席する、他の競争相手にしてみれば、良くないことであり、足の引っ張り合いをしている。
そういう視点で、競争相手に関わる仕事に望むと、実態より成果を上に見せたいし、上辺だけの良い評価や、利益を直ぐに出すことしか、考えなくなる。そして、不平不満が広がり、組織的な活動に問題が発生する。
これによって、適正な評価や、社内の健全な競争が阻害され、状態麻痺を生み出す。さらに、トラブル等の悪いことや、失敗は報告されず、改善など後回しにされる。そこに来て、今回のコロナ騒ぎで、周りが変化しても、旧態依然のやり方で、満足のいくような、業務改善の話は先ず期待できない。
だって、部下の感染の心配より、自分たちが社用車や、消毒されたタクシーで、通勤するから、何時でも会議ができる。周りの状況を見れない、車通勤をして、巷のことが分からない人達で、いったい何を決めるのか。」です。
これは、どこでもありがちな話ですが、どうにも、ならないような話ではありません。シンプルに見れば「人のためにやった事を、しっかり評価対象にしていない。下支えの大切さを理解していない。」脆弱な組織の典型例です。
最近の進化をイメージする言葉として、「強いものが、必ずしも生き残るとは限らない。」などと、私達、人類が生き残った、背景のように言われます。
でも、この裏には、生き残れなかった種や、同じ仲間が、いるという現実を、柔らかく隠しているにすぎません。
偶然が重なりあい、今、私たちが生きているだけで、人類が特別な存在では、けしてないということです。
《このことは、政治や企業、組合組織など、長がいる、全ての組織に言えることです。》
<一刀両断に言えば:みんなに関わる重大な過を認めると、その長が責任を問われるが、責任を「取る、取らない」の結果で、現実は、ほとんど変わらない?>
簡単に言ってリストラや、派遣切り、分社化、資本提携、経営統合は、役員相互の溝や、全体の派閥化を強める。
<更に刃を加えると:生き方や考え方を、うまく変えた種が生き延び、その中にはリーダーに従わなかった者が多くいた?>
«大事な決定事項は、最後は他人に頼らず、自分で決めていれば、仮に失敗しても、教訓として残せる。他者に依存して、それに従ったことは、教訓にはならない»
こんな話が前にありましたっけ?
「私は、自分のミス(過)であるという、明らかな証拠がなければ、ミスを認めません。また、ご指摘の点については、調査を行うだけの、根拠がありません。」…誰の言葉?
「私は、上に立っている者なので、そう簡単には反省も、改善もいたしません。疑われるような点があれば、周りの人は、私の意向に忖度するので、もっと見えないように、できますし、ちゃんと隠せます。」…これも誰の言葉?
「本来は、自分の責任(判断)で、ミスに繋がったものですが、もし私が悪いと、誰かが本音を口にしたら、ぜったい赦されないので、こう回答します。
⇒ ミスを認めると、他のミスが、次から次へと暴露されちゃって、対応に負われ、仕事が増えます。だからと言って、給料は変わらないので、ミスは認めるわけには、いきません。」…これも?
《あれも、これも、全て「私たちの心の声」です。自分の、不安や疑念を共有し、ストレスを和らげようとする、自然な感情表現です。》
⇒ 誰に対する疑念?
⇒ 上に立っている人に対する、疑念、不満、不信 ?
⇒ 今の混乱の対策を期待してた、上の人への不満、不信?
⇒ その人に期待した、自分以外が、悪い?
⇒ じゃあ、自分は悪くない?
※ 今の時代に翻弄されても、うまく舵を切って、会社に役に立つようなことを、やり抜くリーダーは、実際には、ほとんどいないと言っていいでしょう。
でも、信頼を寄せるリーダーがいなくても、組織としての現状維持のために、立場や責任を無視できない。だから、今は致し方ないと言って、納得すると、これから先に、不安が残りませんか。
政治家や役人、企業等々は、責任と権限に対する、トップ、経営陣の能力の低さとの、ジレンマに陥っているのが、今の現状です。
それじゃあ、どうするか、◎●
【答え】
上に立つ者を入れ替えても、現実はあまり変わらない。それなら、現実を変えるための議論や、努力を提案し、それぞれが、身の丈に合わせて、手作り感覚で、やれる事をやる。やってみる。そして、しっかり、正しい情報を共有する。(上に媚びうる、ゴマすり情報は不要)
冷静に見れば、自分だけで会社や、政治等の問題をどうにかできるとは、誰だって思わないでしょう。だからと言って、何も考えないで、今まで通りでは、本当の意味で「今を生きる」にならないと思いませんか。
この流れの基本は、下から、ちゃんと評価できるように、地道にコツコツやっていく。上に対してはそれなりに、愛想程度なら、やってもいいが、自分を見失ったり、仲間を裏切るようなことは、やめておきましょう。やったら、百倍返しで、時代の波に飲み込まれてしまいます。
いい例が「手作りマスクや、家賃を払わなくていいよ!」という思い。あるいは「飲食店のデリバリーサービスや、営業形態、メニュー戦略の変更など」が、あるでしょう。
悪い例が、アベノマスクにはじまり、各企業や、組織も同じように、上役は自らの能力の無さを、バレないように、怒ったり、意気がったり、大変です。
でも、上に立つ人達が、大事な下支えに、いつまでも、お願いベースばかりでは、駄目ですね。
何も結果が出ない会議を、出席者全員の責任にするための、責任のなすり合い会議は、何度やっても、駄だと分からせないと、いけません。結論が出せない無能役栽培の、恥の上塗りの場になりますよ。!
そして、企業は結論として、「短期利益(役付きの保身)」のためだけに、人のカット、コストカット、生産ラインカット、従業員の、やる気カットをする。その結果、何年か後の、倒産や外資との吸収合併に繋がる、予想通りの道筋になるでしょう。
※ 作者の好きな言葉「困ったときほど、焦らず、騒がず、欲張らず!」です。
大手の、ワンマン社長や、リテラシーの無いC.E.Oさんは、今まさに、この逆に動いています。バタバタと、経営会議や三役会議を重ね、普段はイエスマンの集まりですので、何回やっても、まともな結論は出せません。
それどころか、一度決めたことが、また、再検討に変わることも、しばしばでは、
この会議の間、他の仕事は中断しますけど、そんなことで、対策はやれてますか?…。
通常業務と、対策の検討、改善は、同時並行しないと、積み残しが増える一方です。
‹›この対策には本来、基本的なものが足りない!
【答え】
簡単です。会議が対策の柱だと考えている、そんな上役が知らないのは、現場のことです。
現場に行って、自分の見立てで、問題を吸い上げさせる。過去や今の問題だけでなく、これからの問題を現場から聞いてこれない奴は、会議でろくな話はできません。
多分、大方は、行くのを、渋るか、現場の責任者に根回しに走るでしょうが!、先に、それが、また問題だと伝えてから、現場に行かせて下さい。
→19世紀にダーウィンが仮説を立てました。
でも、それが本当かどうかの裏付けは、後世に引き継がれ、さもダーウィンが偉大であった、かの如く、後の研究者たちは、自分の解釈で、この進化論を都合よく、変えていったのです。
※このことを「今を生きる」に、当てはめてみると、私たちはコロナショックにより、何らかの進化をしないと、生き残れないことになります。
環境の変化に適応する者が残り、適応出来ない者が滅びる。はたして、この考え方は正しいのでしょうか。
【答え】
私達は、多分、運が良かったか、たまたま、みんなと違うことをやって、偶然生き延びたか。
リーダーを無視して、生き延びた可能性は否定できない。全部が進化ではなく、それぞれの「今を生きる」の積み重ねだと思いますが、いかがでしょうか。
> 辛いけど、本質に目を向けないと対策は進まない。
残念ながら、新型コロナで亡くなられた方の中には、実際は適切な危機管理が出来ていれば、亡くならなくても、すんだ方がおられたのでは、ないでしょうか。
日本の政治や行政は、隣国の台湾や韓国を、下に見ていたのに、この隣国での対応と比べ、何がいったい問題となったのか。
また、他の国で具体的な対策が毎日示され、専門的知見、あるいは新型のウイルスに対して。分からないから、より慎重に、というメッセージは、残念ながら、日本では機能しませんでした。
逆に、上に立つ者が、人気を得るため、こうしますので、これで大丈夫など、PRや、いい加減な話を
先行させたのは残念です。でも、これが、実際の危機管理レベルであると、私達がしっかり、認識できたのなら、それはそれで、前進したと考えては、いかがでしょうか。
やっぱり、実状に基づき、定期的な説明や、十分なディスカッションがなされないと、分からないが積み重なり、対策が浸透しませんね。
更に、日本では、マスクや生活支援という、誰もが理解(納得)出来ることに対しても、政治的な色合いを強め、無駄なパフォーマンスを繰り返してしまいました。
どうしてこういう体質が、改善されないのでしょうか。
与党や、会社の批判は言うに及ばず、政治家や、ワンマン社長に対する認識は、もはや手遅れだと割り切って、私達の認識を進化させないと、大切な命やお金を失うことになります。
しかしながら、今は野球と一緒で、相手に打たれても、次にマウンドを託す、ピッチャーがいないという現実もあります。
この、ジレンマをしっかり受け止めて、トータルで判断し、様々なことを立て直さなければ、日本は膨大な負債を抱えたまま、衰退することに、なりかねません。
»雰囲気を少し変えます。
«»なかなか馴染みのない言葉ですが、
これからの言葉ー〰
「セカンド-コロナ」
「アフター-コロナ」
「パラダイムシフト」
「リスクヘッジ」
まとめて要するに?
①またコロナは起きるのか?→起こります。既に、今回含め、3回起きています。
②今のコロナは、新型と言っているが、次は何て言うのか?→決まってません。インフルエンザと同じように、AもBも同時に発生するかもしれません。
たぶん、新-新型や、最-新型とは、言わないと思います。
③「セカンドとアフターのコロナ」の意味は、はっきり分けて定義されているのか?→分けられていません。英語で意味すると、かえって分かりにくいので、日本語の定義付けが必要でしょう。
◎ここからが、ポイントです。
「パラダイムシフト」とは、これまでの常識を大きく変えないといけないような、状況や、変える中身のこと。コロナの次を考えて、変えていくことを言っています。
「リスクヘッジ」とは、リスクを想定して、事前に対策を考えたり、準備しておくことです。
※第二次世界大戦が終わり、戦後復興期も、パラダイムシフトでした。
※東日本大震災のあとも、そして、今のコロナの状況も、パラダイムシフトです。
ただ、ダメージや積み残された課題は、今も私達が引き継いでいます。
~例えば、戦争の積み残しは、
»遺骨収集、基地問題、領土問題、隣国関係
~例えば、東日本大震災の積み残しは、
»原発問題、復興庁の廃止、震災対策の形骸化、都心の帰宅困難者対策
~例えば、コロナの積み残しは、対策の遅れ、次にシフトしようとしないリーダー達の力不足、隙をついた不正商法や詐欺の増加、生活困窮者の増加、情報の錯綜、行政機関の対応力の限界
今を生きる、「正念場」とはよく言ったものです。「正しく、今を、心で捉える、場(時)」のこと。
日本を大きな船に例えると、シフト(舵を切る)を急にやれば、積み荷は崩れ、人が犠牲になります。沈没するかもしれません。
でも、ゆっくり過ぎても、どうしょうもありません。
船長は、航海士や機関士等のクルーの力を束ね、荒波に耐え、座礁しないように、舵を取らないといけませんね。これが、リスクヘッジのことです。
ですので、パラダイムシフトとリスクヘッジは、一緒にやっていくものですが、全て上手くいくとは限りません。
私達は、様々な課題に直面していますし、また、これからも向き合わなければなりません。
私から、提案が二つあります。
»一つ目は、全てに於いて「表裏、明暗、陰陽」という、両面の見方が必要なこと。
»二つ目は、厳しい時こそ「焦らず、騒がず、欲張らず」に、物事を見ていただけませんでしょうか。
※ 具体的には「先の、沖縄の埋め立ての是非を問う投票の条件を、→10年先、20年先まで基地は完成しないかもしれないが、その時に、本当に、いるか?、いらないか?」など、今思えば、残念なことがあります。
総理大臣や、政権を代えれば済む話ではなく、私たちを含めて、国全体を立て直すことが、コロナショックを乗り切る、「アフター-コロナ」「セカンド-コロナ」への道筋です。
これが、本当の進化論の重要仮説であると言えますが、必ずしも、これが正解だとは、誰も分からないと、認識しなければなりません。
仮説は、何かを変えても、今の状況や今後の変化に適応出来るとは断言できないものです。でも、ここで変えなければ、間違いなく生き残れない種が、発生すると言えるからです。
一番上は、長としていますが、自分も、しっかり意思決定し、時には、上と違うことも辞さない。上に従っていれば、全て安泰など、これからは全く通用しない時代に入ります。
> バラダイムシフトを独り歩きさせない
「パラダイムシフト」は、今まであまり聞いたことのない言葉です。多分、この先、流行語大賞にノミネートされるような、作者的には、ノミネートしていただきたい言葉です。
話はそれますが、「アベノマスク」は、この関係の国会審議当日に、ふと、ひらめき、この言葉が流行ると、シリーズにあげました。
話を戻して、
要約しますと、このシリーズでの「パラダイムシフト」とは、
「時代が間違いなく変わるときに、上に立つもの、上に立つべきものを、しっかりと選択し、そして、立て直す覚悟で、支えていかなければならない。」そこから、全体が順次、変わっていきます。
当たり前のことです。
おそらく、これから何年か後、大手の保険金融業や不動産、交通、物販は統廃合に走り、混乱するでしょう。
意外に、飲食店などは、経営陣と現場が近いので、一定の変化を経て、残る可能性はあると思います。
小売や自営業は、自然災害などの影響、後継者や関連する技術コミュニティーがある程度、残っていけば、今までの厳しい中での経験が生かせるので、大丈夫だと思います。
そして、段階的にパラダイムシフトしますが、震災復興や、原発問題の利権争いのような、過ちは繰り返したくありませんね。
《ジリ貧に、なるべくしてなる組織》
これまで、右肩上と、機会ある度に周りに言ってきたトップは、今、何て言い訳するのでしょうか。
「想定外でした。」は、格好悪すぎですので、「悪かった。切り替えて、先のことを、一緒に考えてくれないか!」こういう、切り替えができないと、上に立つべきではありません。
言い訳は、よし子さんです。
ですので、やっぱり「焦らず、騒がず、欲張らず」でしょう。
おそらく、つぎの六つに当てはまる企業や組織は、衰退か、解体に行くでしょう。
1.実務に関係ない役員を多く囲っている組織
2.多様性や様々な人材を許容できない組織
3.不正やごまかしによって、簡単に収益を上げてきた組織
4.場当たり的に、ヘッドハンティングで人材を繋いできた組織(特に、離職率が同業他社より高い組織)
5.一流と言っても、短期利益主導を前面に、目先の利益を追いかけて来た組織
6.情報通信や先々の技術革新に、興味を持っていない上役が、率いる組織
今どき、こんな会社あるんだ!が約3割、うちの会社のことだ!が約3割、残りは、幾つ当てはまれば、潰れる可能性があるの?が2割、そして、もう駄目かも?!が?2割ですかね。
どれ一つ取っても、大きなマイナスですが、ちゃんと改善されれば、伸び代としてプラスに変わる可能性は、間違いなく、「あり」でしょう。
リーダーさえ、まともに判断できれば、
《最後に、これからの具体的な流れと、オリンピック関連について》
〆(しめ)の言葉の初めにNGワード「一体で、団結して、総力を揚げて」は、裏を返せば、多少のことは、目をつむるから、コンプラ違反、セクハラ、パワハラ、サービス残業、などは、うるさいこと言うな。会社が潰れてもいいのか?
こういう考えは、日本の過去から引き継ぐ「負の遺産」です。
これを、全面的に忖度して、現状維持に走ると、上に立つ者が、変わる必要が無くなります。
例えば、テレワークで、家を出る時刻から、仕事を始め、通常の帰宅時間まで、家で必ず残業しても、今までと変わらないじゃないか?、、誰かが言いそうですね、!
これからの具体的な流れは、
1.周りの変化を、理解し予見できないトップは、また、仕事のやり方を元に戻すことを考えます。
2.色んなチャレンジを先行して、PRを主体にやるトップは、そのうち、スカスカな中身がバレた時点で焦り始めます。
3.要は、戦略、戦術、戦闘技術のバランス化を、レスポンスよく、実行に移したトップが、評価され、生き残れるでしょう。
《この改善策は単純です。⇒トップのマインドチェンジ》
真っ先に、トップがやることは、自分を含めた的確な、戦力分析をやることです。もう、やっているではなく、今と、これからを考えた分析を、むしろ悪い点や、弱点が見えるように適正にやる。
悪い点や弱い所は、逆に伸び代です。マインドチェンジは、簡単にできますか、あとは、それを認めるトップの覚悟ですが、如何でしょうか。
もう一つの、マインドチェンジは、組織力を足し算的に捉えず、掛け算で見る。マイナス、掛ける、マイナス、は、プラス(思考)。全体がマイナスなら、ゼロ一つ掛けると、ゼロになる。また、マイナスに、マイナスを掛ければ、プラスに転じる。
下がった業績を、V字で回復させられたら、成果ですが、Wが大きく、長期に続くと、信頼性や、モチベーションに影響します。
そして、結果的に、年度での決算ではなく、より短期の収支と、それらを全体の動きとして一連で見る、公開の企業業績評価システム(外為のMT4のようなイメージ)が導入されると、考えられます。
要は、企業のガバナンスや経営陣の能力のシステムによる公開評価です。上の方や、株主さんのご意見を気にしない、ガチの実績評価です。難しくは、ありません。今でもAIでやれますが、未公開情報の評価をAIが、どう捉えるかです。
«»さいごに、東京五輪の話です。
既に、リリースいたしました、人材発掘と就活対策の作品に、「お、も、て、な、し」について、何故、五輪誘致の際に、あんなこと言ったか、引っかかってましたと、書いて、暫くして、五輪延期が決定されました。
おそらく、何かにつけて、今回のオリパラは、みんなが違和感を感じておられたやに、思います。
メダルを何個とる。金が全く足りない。ボランティアが集まらない。夏場の暑さ対策が不十分など、
そんなに、儲からなければ、前のオリンピックと同じ時期にやって、全く問題ないはずです。
冷静に考えれば、屋外競技は、天候の安定した、春か秋が一番やりやすく、スポンサー収益やテレビの放映権以外は、全く問題ないはず。
そして、見送った今年の8月は、猛暑、風雨災害や、湾岸会場の海水の大腸菌汚染で、本来の時期としては、無理であったということになるでしょう。
みんなが、やっとバイヤスから解き放たれ、普通に物事の理解と、評価ができる、そんなきがいたします。
大丈夫です。「大丈夫ダー」です。
「真摯に、明るく、分かりやすく」今を生きる。
作者: KAZU. NAGASAWA