プロローグ
*初投稿になります。
--とある世界。
人間族が統治する サンタ・モニカ。
魔族が統治する バルロベント。
この2つの国は長く戦争を続けていた。
そして今、魔王城の中で勇者と魔王が激しい戦いを繰り広げている。
勇者ユイ。信託から選ばれた彼女は、力強い剣技とスピードで魔王を攻撃する。
魔王サンドラ。バルロベントのトップであり、多彩な魔法でユイの攻撃を退ける。
「どうしたの?サンドラ。あなたの攻撃、全然当たらないじゃない?」
「はっ。お前こそ私の防御魔法を破れていないじゃないか?」
ユイの攻撃は素早く、しかしながら一撃としては重いものだが、サンドラはその攻撃を防御魔法で防ぐ。
サンドラは、ユイの僅かな隙を見ては攻撃魔法をくり出すが、ユイは着弾する場所を見切り、回避を続けていて、戦況は均衡していた。
決戦が始まって1時間が経過した頃、2人はお互い距離を取り立ち止まった。
「はぁ、はぁ…なかなかっ、やるわね…」
「何を言っている。こちらは全く疲れておらんぞ」
「確かにあたしのほうが疲れてる。でもあなたも魔法使ってるんだから魔力が減ってはいるでしょ?」
ユイはそう言いながら、目の前に大きな魔方陣を展開させた。
「長引いてもこっちが不利だからからこれで決める」
魔方陣を見たサンドラは、同じように魔方陣を展開させる。
「ほう。ならばこちらも終わらせてやろう」
2人の魔方陣が輝きを放つ。
「<全てを照らす聖なる光>!!」
「<喰らい尽くす業火の炎>!」
ほぼ、同時に魔法が発動され、お互いの魔法がぶつかり合った。ぶつかった魔力は白く光り、部屋全体を包みこんだ。
白い光がおさまった時には、勇者、魔王2人の姿は無く、部屋は静まりかえっていた。
改めてまして、初めまして。
どこまで続けるかノープランですがお付き合い頂ければと思っています。
宜しくお願いします。