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【創作の種その4】キャラクターの属性って?

 今回の話は、やや男性的な話となっております。女性差別/女性搾取に敏感な方は、ここでお戻りいただくのがよろしいかと思います。

 特に、3次元の常識を2次元に当てはめがちな方、どうかご容赦ください。キャラクターのお話であり、現実のお話ではありません。混同して抗議をいただいても対応できませんので悪しからずご了承ください。

 よろしいでしょうか。

 さて、一ヶ月と+α日ぶりのエッセイです。どなたか、覚えていてくれる方はいるのでしょうか。覚えていなくても書きます。


 今回のお話は、キャラクターの属性について。


 大前提として、私個人の考え方というところを付記しておきます。あしからずご了承ください。


 そもそも属性ってどういうことか、と問われた場合、私は、キャラクターの総合的な立ち位置と答えます。それは、「属性」という言葉が、性別、髪型、性格、身分、その他様々なものを意味し、キャラクターを構成するパーツを一括で表す言葉である、と考えているからです。


 さて、属性と申しましても、それだけでは想像がしにくいと思いますので、いくつか具体例を挙げてみたいと思います。


1.「べ、別にあなたのことなんて好きじゃないんだから! 勘違いしないでよね!」

2.「あなたには私がいればいいの。ほかの女なんていらない。いらないいらないいらないいらないいらないいらないいらないいらないいらないいらないいらないいらないいらないいらないいらないいらないいらないいらないいらないいらないいらないいらないいらないいらないいらないいらないいらないいらないいらないいらないいらないいらないいらないいらない」

3.「朝だよ、お兄ちゃん! 起きて!」


 お目汚し失礼しました。私が男性なもので、全て女性のセリフで作らせていただいています。1番は一体なんでしょうか。広く人口に膾炙した感のあるこのセリフですが、このようなセリフを話すキャラクターのことをツンデレといいますね。

 もちろん皆さんご存知だと思うので、詳しくは説明いたしません。どうしても知りたい方は、うん、調べてみるといいんじゃないかな。

 ちなみに、話は少しズレますが、ツンデレといえば、釘宮理恵さんですね。後はわかりますね? わからない? 今すぐ調べるのです!


 2番は、ヤンデレ、というやつですね。誰かのことが好きすぎて病んでしまう。自己崩壊に至るほどの愛だったり、他の人を害したりと、類型が存在します。そのあたりはまた別途で調べて頂くとして、怖っ! と思った方には大変申し訳ないです。


2番は、まぁ説明することもないとは思いますが、妹ですね。現実の妹ではなく二次元の妹ですよ?


 1、2番は属性の中の性格を表していて、3番は身分を表しています。1、2番と3番はまったく違うものですが、「属性」として並列して並べられることもあります。例えば、「ツンデレの妹」とか「ヤンデレの妹」とか。なんとなく、想像がついてきたでしょうか。


 属性というのはそれこそ無数にありますので、ツンデレヤンデレクーデレ素直クール気弱引っ込み思案委員長天邪鬼邪気眼お嬢様悪役令嬢姫王子騎士女騎士貴族商人銀髪金髪姫カット茶髪緑髪黒髪青目赤目茶目緑目肩脇へそ腹手首脚足首……etc


 ディープな方向へいくと、属性ではなくフェチになってくるのではないかと考えている私ですが、まあそれは置いておきましょう。キャラクターの属性を作るうえで必須なものをお話していきたいと思います。


1.性別

 どんなキャラクターにも性別は必要です。男か女かオカマか男の娘かそれともどちらでもない性か(いわゆる性同一性障害とかそういうものではなく、生殖機能がない、とか無性というものです)。


2.容姿/髪型/髪色

 どんな顔かたちか、それを描写することは必須です。

「美しく日光を照り返す、長い黒髪。切れ長の眼、鼻筋の通った顔、つややかな唇。凛とした涼やかな美人がそこにいた。彼女が、僕のクラスの委員長だった」

「クラスの委員長はとにかく美人だった」


 前者のほうがイメージつきやすいですよね。男女問わず髪形にも千差万別ありますので、そこを細かく描写するのはお好みで。描写したほうがわかりやすいといえばわかりやすいですが、細かくしすぎてもいけません。「前髪はXcm、後ろ髪はYcm」といわれても読み解くのが面倒なので、あまりよくありません。

「シャギーの入ったショートカットで、うなじと耳を出していた。彼女の魅力がより陽光に映える。陸上部らしい、活発な髪型だと僕は思った」


 これくらいにしておきましょうか。もちろん、髪の色も重要ですね。個性になりますから。「蜂蜜を溶かしたような金髪」といったり、「夜の闇を吸い込んだような黒髪」といったりしたほうが伝わりやすいと思います。


 話は違いますが、何の気なしに使っている「僕」というキャラクター。ただの高校生として出したつもりなのに、語彙力高すぎますね。文学少年でしょうか。実体験を申しますと、美人(かわいいも含みます)を見ると、「うわっ、メッチャ美人いる!」となるのが実際の反応で、「僕」のように豊富な語彙力を駆使することはできません。実際私が高校生のときはこんな風に語彙豊かに説明できませんでした。

「クラスのXさんめっちゃかわいいから! 同じクラスでマジ良かった。朝からXさん見れるとか普通にいいわー」

 大体こんな感じの説明になります。


 どうでもいい話でしたね、すいません。


3.性格

 どんな性格か。強気なのか、弱気なのか。ツンデレなのか、ヤンデレなのか。性格も、重要なキャラクターの属性を構成するひとつになります。

 俺様なキャラが「俺だけみてればいいんだ」というのは違和感がありませんが、普段気弱な彼が急に「ぼ、僕だけみてればいいんだ!」というのは、場所によっては違和感がありますね。話の状況を見て、使うと盛り上がりますが。

 とにかく、性格によってはライバル、闇堕ち等々様々な属性が付与できるわけです。


4.身分

 この場合の身分とは、貴族や平民、奴隷といった異世界的なものだけではなく、先輩後輩、年上年下、幼馴染、友人、元恋人、バツイチ、学生など、そういったものすべて含みます。


5.種族

 現実世界でファンタジーもなにもない話を作るならば必要がないですが、異世界とか、ファンタジーとか、SFなどを作るならば必要ですね。エルフ、ドワーフ等々。それひとつで属性になりえますね。


6.その他

 例えば、口調、服装、年齢、男女問わず体のパーツなど、その他属性を構成する様々な要素です。ただし、フェチズムの要素が大きい可能性があります。女性はどうかいまいち分かりませんが、男性の場合、キャラクターの好みが細かい傾向にあるので、それに対応してより細かくなっていくというループをくりかえしているように思います。


 以上の1〜2の要素を使っていくことにより、よりキャラクターの属性を際立たせることができると思います。文字にしてみると案外簡単なのですが、実際にやろうとすると案外に難しい。キャラクターの創作というのは難しいものなのだと私は考えています。


 次回は私的なお話です。魚島の映画遍歴その2を書いていきたいと思っています。


 それでは、さようなら。


ここまでお読みいただきありがとうございました。これから書こうと思っている方のノンステップバスのような存在でありたいエッセイです。

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