【創作の種その3】プロットとはなんぞや?
今回のお話は、プロットについてのお話です。
まず最初に、プロットとはなんぞや、ということなんですが……。多分ニコ○コ動画あたりで検索すれば出てきたりすると思います。エミネ○さんが教えてくれるかも。わざわざそんな面倒くさいことをしなくたって、お手元の検索器を使えばでてきますが、それではまぁ芸がないので、簡単に説明したいと思います。
プロットというのは、一言で言えば小説の計画書です。セリフとか細かい世界観設定とはまた別で、小説の筋立ての事を指します。あらすじとの違いは、対象が小説を読んでもらう読者であることに対して、プロットはあくまで作者自身のものです。
たとえば
『主人公が異世界転移して、王女に呼び出された。王女に一目ぼれしてしまった主人公は、魔王を倒すことを王女と約束した。主人公は勇者となり、魔法使い、僧侶、戦士とともに魔王の四天王と戦い、彼らを激戦のすえ倒し、魔王をも倒した。しかし、世界の修正力によって主人公は現実世界に戻されてしまう。さらに、異世界の人々は王女を除いて真実を忘れてしまっていた。主人公が目を覚ますと、転移する直前だった。視線を転じて異世界のほうはどうなっているかというと、王女と(死んだことにされた)勇者との間に子どもができていた。王女が子どもに父親のことを語って、完結』
簡単にプロットを作ってみました。これだけでもかなり細かいですが、ここに登場人物の性格や容姿、生い立ち、境遇を加えてデティールを上げていきます。たとえば主人公はお人よしかもしれませんし、オタクで冴えないかもしれませんし、イケメンのスポーツ少年かもしれません。王女は美人系かもしれませんし、かわいい系かもしれません。千差万別です。更に伏線を仕込んでみたり、仲間と対立するという事象を入れてみたり。
プロットはなくても小説が書けますが、もちろんあったほうが書きやすいでしょう。完結させるという意味では、特に。私個人のことを申しますと、《LoL》に関しては本当にざっくりとしたプロットしか作っていなくて、さらに途中でプロットを書き換えたものですから、40話を超えてやっと枠組みが見えてきたような状態になっています。私のような失敗をしないようにするには、途中でプロットを迷走させないようにある程度プロット内にプロットを作ってみたりするのが良いと思います。
私のようにざっくりとしたプロットを立てて、後から肉付けしていくようなやり片は失敗が多いことだけ申し添えて、今回の話を終わりにしたいと思います。
次回は【小説への入り口】ではなく【私的な話】です。特に、私が見た映画(洋画中心)にお話したいと思います。
それでは、さようなら。
個人的な解説ですので、そこのところをお間違えなく。ざっくりとした解説です。ねがわくばノンステップバスのような存在のエッセイでありたい。