第二章
マスクに割烹着姿右手にははたき左手にはほうき
これがオレの戦闘スタイルだ
今日も張り切って掃除しますか
どうやらオレは掃除の才能に目覚めてしまたようだ
リビングの掃除も終わり次はどこをしようか
「そういえば、メルの部屋掃除したことなかったな、たまにはしてやるか」
っていうか、少し女の子の部屋に興味があるのではいってみたいだけだが
メルはリザと買い物にいている
失礼します
誰もいないのをわかっていてもついいてしまうこの言葉
何か緊張するな
部屋はたくさんの本棚、本があたりに散乱している
すこし埃っぽい
そして柔らかそうなベット
シンプルな木で出来た机と椅子があった
「どんだけ本が好きなんだよ」
っていうか汚ね、女の子の部屋とは思えん
すこし期待を裏切られたがこれはこれでメルらしいなとも思い掃除を始める
一冊 手にとって読んでみる、なぜだか読める
そうか
このペンダントのおかげか、このペンダントはここに来たときにメルから渡されたものだ
これのおかげで異世界でも会話ができる
しかし異世界によっては文字が読めなかったりもする
そこら辺の関係はオレにはわからない
本の内容が難しすぎて意味が分からん
「いかんいかん掃除だ」
アオは本を棚に戻し掃除を再開する
机の一冊の本に目がいく
「日記か?」
アオはその本を手に取ろうとした瞬間
「ア・オ・く・ん」
背中に殺気を感じ寒気が走り全身鳥は差が立つ
オレは固まった体と引きつった顔を振り返らせる
「いやメル今日も元気か」
震えた声からは恐怖しかうかがえない
「最低ー! 乙女の部屋かってにはいるなんてどういうこと!」
「早く出なさい!」
メルは大きな声で怒りつける
オレは命の危険を感じすぐに部屋に出てドアをバタンと閉める
「きき」
ドアが少し開き
「今度部屋入ったら殺すわ」
メルの鬼のような眼光上から睨みつける
睨まれたネズミのように固まる
「はい!」
やばこわ 何が乙女だよ鬼じゃないか
掃除を再開し始める
やっと掃除をわった
トイレもお風呂もピカピカである
掃除もかなりうまくなてきたようだ
「アオーアオー」
メルの呼ぶ声 その声からは先ほどの怒りは抜けてあった
オレは少しほっとして掃除道具をかたずけメルのところへ向かう
「はい メルどうした」
「紅茶」
メルはソファーで寝転がり本を読みながらキチンをを指さす
「はいはい紅茶ですねお嬢様入れてきますよ」
と少し嫌味混じるで言うがメルは聞くみみをもたない
少しため息をつきキッチンにむかう
キッチンはまきで火をたくものでまきはあるもののマッチが切れてあった
「メルー マッチきれてるは買い物でかってこなかったのか」
「うん」
メルのあの反応は全然聞いてないようだ
実はオレもメルみたいに火を起こせるんじゃねと思い指をパッチとするも反応はない
だよな少し困っていると
リザ鈴を鳴らしがちょこちょこ近づいてくる
どうしたリザちゃん
リザはやっぱり可愛い猫だ
オレはしゃがみ指を猫じゃらしのように動かし反応をみる
リザは口を開けたと思うとオレの顔は丸子げ髪の毛くるくるになる
「ガキ火つけてやったぞ」
リザはちょちょこ戻っていった
「げほ」
「あいつドラゴンか」
リザは普段無口で不愛想だがなんだかんだでオレやメルを助けてくれる
良き父のようだ
けど
オレがもふもふを楽しもうと触ろうとすると噛まれまったくさわらせてくれない
メルにはなでられ頬ずりまでゆるしているのにオレには指一本触れさせない
アオという名前を付けてくれたけど
なぜか一回も名前で呼んでくれるころはない
そうかオレはリザに嫌われてるのか
うむなるほど そんなことを考えながら紅茶を作っていると
「アオー 紅茶まだー」
「はーい」
オレは慌てて作り持って行った
メルは紅茶には何も入れないようだまず匂いを嗅いでからゆっくりと味わう
「アオ遅い」
くぅ、ありがとうの一つもないのかこの女は
オレはメルの事はすごい美少女と思うがこういうオレへの邪気な態度は好きでわない
速く記憶を取り戻しておさらばしたいものだ
ドアの鈴の音が鳴る
一人の綺麗なお姉さん入ってくる
白いワンペースに白のカーディガンをきてブロンドの右分けのボブ 毛先少し内側にカーブしている
目は少したれ目で優しそうな表情をしている
白い肌年齢は25歳くらいだろうか
そのすらっとした体系はモデルのようで
とにかく美人である
あの
メルが出迎える
「ようこそ願いの館へ」
メルはアオとリザは話を聞く
「この子はリザ こいつがアオで私がこの館の主メルよ」
「私はえっとマリアです」
「もしかして……」
メルはマリアをまじまじと見つめる
メルは何か納得した表情でうなずき話を進める
「マリアさんあなたの願いは」
「えっと」
「私、探している場所があるんですけどその場所が思い出せなくて」
「バラが畑がきれいな場所だったんだけどそれがどこだか」
「子供のころに一度だけいったことがあるんですけど思い出せなくて」
「あなたご結婚されてますか」
「はい」
マリア左手の指輪を右手でなでる
「彼は三年前になくなってしまいました」
「私たちは子供に恵まれなかったのですが二人でとてもしあわせでした」
「その花畑も彼と子供のころ5歳くらいでしたか、初めてであった思い出のところなんです」
「もう40年前の話です」
アオの顔が疑問になる
「え、いくつですか」
女性には失礼な質問かと思うが聞いてみる
「45ですけど」
「見えない」
「あなた騒がしいわよ」
メルはいつものように驚くこともなくまるで分ってたかのように平然としている
「何か手がかりでもないんですか」
「えっと 絵本」
「そう絵本にのっていた花畑をみてそれを探しにいったような……」
「その絵本は」
「今はどこにあるかもわかりません」
「わかったはあなたの願いかなえるわ」
「あなたの願いを叶えに行きましょう」
メルのお得意の決まり文句とともに異世界への扉を開く
「レドニア」
街並みはレンが作りの建物が多く
人の数がかなり多い栄えた街並みだ
服装はブドウ会に行くかのようなドレスを着ている人も多く
高貴な服装が目立つ
アオたちはレンが模様の地面に中央に大きく青々とした木の立っているベンチがいくつかある広場にいる
相変わらず風景に似合わす館の姿はあった
「メルこの館明らか怪しまれないか」
「大丈夫よ誰も見えてないから見えるのは私たちだけよ」
「マリアさんからはこの風景に溶け込んだただの家にしか任意記できていないはずよ」
「マリアさんあの時計塔は」
大きな時計塔が目に入りアオは質問した
「あの時計塔は図書館よこの町ができた当初からある図書館よ」
「東のガレイ図書館 西のホース図書館 南のオーゼル図書館 北のセクト図書館 そしていま見えてる時計塔が中央のテイラー図書館」
「5つの大きな図書館があり通称本の町とも言われています」
メルの目が輝く
この本オタクめ
じゃあ探しましょうか
「どうやってだ」
それは
「アオは図書館で絵本を探しなさい」
オレてっきりメルが行きたがると思た
「私とマリアさんはだれか知っている人がいないか聞き込みをするわ」
「あのでも私……」
マリアがなにかいいたそうな表情をするも言葉をのみこむ
「大丈夫よ私に任せてください」
「リザはアオについていってあげて」
リザはアオの肩にひょいとのる
おおいつも触らせてくれないリザが自分から肩に乗ってくれるなんて
感無量!
じゃああの時計塔の針が5時を指すまでとりあえず探しましょう
5時って今が10時だから8時間かなかなかハードな仕事だ
「じゃあ5時にこの広場の木の下集合ね」
メルとマリアさんと別れ
マリアさんに聞いた一番近いこの町の中央にあるテイラー図書館へと向かう
人が多すぎてぶつかりそうになる
カフェや服屋などいろいろな店が並んでいる
店の看板はどうやら読めるらしい
文字が読めなきゃ本を探すのが苦労しそうだったのだが少しほっとする
人の多い中でもひときは人が集まっているところがあった
アオは少し気になり人の集まっている噴水のある広場に向かう
そこではピエロの恰好をした人と猿がストリートパフォーマンスをしているようだ
ジャグリングに手人にいろいろな技が飛び出すたびに、その場は盛り上がる
そのたびチップが投げられそれを猿が大きなマジシャンハットで受け取る
猿を見ると鬼退治に行ったときのパン・クンソクを思い出しすこし懐かしい気分になる
「すごいなリザ」
「早くいくぞガキ」
「そうだな」
本当はもう少し見ていきたいが図書館へと向かう
見上げると首が痛くなるほど高いレンが作りの時計塔だ
とりあえず入る
図書館の中は、外とはうってかわりすごく静かなものだ煙突型の内部に壁一面本が敷き詰められている
この中から探すと思うと骨が折れそうだ
そのころメルとマリアは
「マリアさんどうですか」
「私が声をかけても誰も………」
「そうですかわたしもこれっといった手がかりはなかったです」
「ねえねえ そこのお姉さん」
何やらチャラそうな青年二人が絡んでくる
「僕たちとお茶でもしない」
「あなた達」
メルは険しい表情で青年二人を見る
「いいひとねちょうどお腹すいてたし行きましょう」
「おおう」
青年二人もまさかこんなにあっさりとOKしてもらえるとは思てはなかったらしくすこし戸惑う
青年とのお茶も終わりメルは人気にいない路地に連れ込まれていた
「ねえお姉さん」
一人の青年がメルを足から頭の先までいかがわしい目まわす
「足細くて胸も結構あって可愛い顔してるね」
メルの手をガッと青年がつかむ
「何ですか」
メルは手を払おうとするが青年の力が強く払えない
「何ですか って決まってるじゃん 君もやりたいんでしょ ほんといい匂いするね君」
青年はメルの髪の毛の匂いを嗅ぎ耳元でつぶやく
青年はメルの肩をガットつかむ
「いたい」
メルのか弱い小さな声
「メルさん」
マリアの不安そうな声が飛ぶ
青年がメルにキスを迫る
「いだー!」
青年の鼻に刃物が突き刺さったかのような衝撃が
リザの一撃だった
「なんだこのくそ猫」
「リザもう本は見つかったの」
「まだですメル様」
「なにぶつぶつ言ってやがる」
二人の青年は怒りあらわに襲い掛かるい
リザはすかさず青年の足を噛み
もう一人の青年を威嚇する
「くっそ覚えてろ」
青年二人は背を向け逃げ去っていく
「ありがとうリザ」
メルが優しく声をかける
「でも私は強いから大丈夫だったのに」
「それが心配なのですもしあのガキどもに何かあったら」
「大丈夫よ私もそこまでしないわ」
「それより速く調べましょ」
メルは少しご機嫌ななめだ
リザもすこしあきれた表情をし図書館へ戻る
「リザどこ行ってたんだよ」
無視をするリザ
「まさかお前勝手にごはん食べて来たんじゃないだろな」
「なあリザ」
アオはリザに触ろうとする
がぶり
「痛い-」
アオの声が図書館中に響き渡るのであった
「そろそろ5時だし噴水の場所に戻るか」
今日は昼抜きでがんばたものの手がかりとなる絵本は見当たらなかった
図書館を出て広場へと向かう時計塔の鐘が町に響く鐘は12時と5時になるようだ
日も傾きはじめ少し肌寒い風が吹く少し速足で戻るアオ
町は街頭が付きはじめる昼間の人の多さわ相変わらずだ
ストリートパフォーマンスをやていたところが見えてくる
人の集まりは見えず少し肩をおとしたがどうやらピエロがかたずけをしている様子が見えたので向かう
「すみませんもうショーは終わりですか」
「ごめんね今日は終わりなんだ」
その声は誠実そうな声をしていた
「明日もやっていいるから見においでよ」
少しはにかむ表情が見えたが顔のペイントのせいで少し気味がわるい
「この猿ってなんて名前なんですか」
「こいつはジョージっていうんだ」
名前を呼びながらアオは頭をなでようとする
「きぃー」
ジョージはピエロの後ろへ隠れ威嚇する
「ごめんね普段は人なつっこいん子なんだけど今日は疲れてるみたいだ」
アオに少しフォローを入れるピエロ
なるほどどうやらオレは動物に嫌われやすいようだ
そんなこんなで太陽は沈み段々肌寒は増していくアオはかけ足で戻るも
人ごみの多さであまりスピードはだせない
「ごめんごめん遅くなった」
「アオ遅い」メルとマリアさんは広場のベンチで待っていた
リザは特等席に戻る
「絵本見つかった?」
「いいや見つからなかった」
「そっちは」
全然明日はもう少し広い範囲で探すは」
「メルお腹すいたしもう今日は帰ろうぜ」
「何言ってるのここに泊まるのよ」
「え何で」
「何でて帰ったら次来れるかわからないじゃない」
「また来てもらえばいいじゃん」
「あんたねそう簡単にここの世界とつながるわけないじゃない」
「いまから宿探すわよ」
「いまからー」
「あ、そうだマリアさんの家は」
「あのすみませんわたしはちょっと」
「そうですか」
内心泊めてくれよって思った
マリアさんどこかに宿ありますか
あの道をまっすぐ行くとホテル街があります
「ありがとうございますまた明日朝この木のしたで集まりましょう」
メルとアオはお辞儀してマリアさんに教えてもらったホテル街をめざす
太陽は沈み月が見えて来た
辺りは店の明かりでとても明るく夜もにぎわっている
「そういえばメルお昼とかどうしたの」
「男の人がご飯つれてってくれるっていったからついていって頂いて来たわ」
「おいおいそれナンパじゃん」
「メル大丈夫だったか」
「そうね ご飯のあと人ひとけのない路地に連れていかれたわ」
「大丈夫だったか相手の人」
「何よ」
「いやメルは強いから相手の人がとおもって」
「私は何もしてないわ」
「リザが助けてくれたから」
メル怒ってそっぽむく
そういう事かリザが昼間いなかったのはと納得する
「そういえばお金もてるのメル」
「あ」
「あ、じゃないじゃんオレお腹すいたしここで野宿はさすがに人が多くてはずかしいわ」
「騒がしいわね 今考えるから」
おれはふと気づく
「オレにいい考えがる」
アオはピエロのやっていたストリートパフォーマンスを思い出しメルの力を見せれば儲かると考えた
我ながらいい策だと少しにやついてしまうもメルに話す
「そうねいい考えね」
噴水のある広場へと向かう
「じゃあメルお願いします」
アオが軽く拍手する
「いやよ あなたが言ったんだからあなたがやりなさい」
メルは噴水に腰かけそっぽむく
「いやいやいやオレ何もできないし」
「ここは協力してもらえませんかメル様」
メルの「いや」の二文字で一刀両断される
「くそ 野宿は嫌だしやるしかないか」
アオは顔をパンパンと二回たたき気合を入れる
「さー皆さんお集まりください 今から世にも奇妙なマジックショーがはじまります」
あれオレなに言ってんだろマジックとかできないし まあいいやなんとでもなれ
アオのは緊張のあまり声が裏返るがその威勢のいい声で人が次第に集まる
人が集まりアオをお囲む
「兄ちゃん何してくれんだよ」
アオの頭は真っ白になっていて声なんて届かない
えええええと
「今から一発芸をやります!」
ここからは
記憶にございません
たぶんこの夜の肌寒差に負けないくらい滑ったのだろうあたりの人の姿はなくなっていた
「あんたしっかりしなさいよこっちまで恥ずかしいでしょ」
メルの顔はリンゴのように真っ赤になっているのが大きな月明りで照らされてわかる
「だって仕方ないじゃん」
少し逆切れ気味でわあったが仕方ない
「わかったは私に任せなさい」
メルはふと目をつむりふと両手を胸にあて一呼吸した
「あなたはー……」
メルのその美しい歌声と月明に照らされて白く反射するその切なくも美しい表情に見とれてしまう
リザも丸くなり心地よさそうだ
メルが歌い終わるとあたりから大きな拍手が聞こえる
「うわいつの間にこんなに」
アオも見とれていて気づかなかった
チップもかなりもらえ当分の宿代は大丈夫そうだ
「ホテルの前にご飯食べに行きましょ」
メルはアオを見るもアオはそっけない態度だ
やべ めっちゃ可愛く見える
さきの歌を聞いてからメルの顔がまともにみれん
「アオ聞いてる」
「おぉ聞いてる聞いてる」
すこしドギマギするアオ
一軒家の店に着く
「おいメルここ高そうじゃないか」
いかにも高級感あふれる店だ出入りする客も高そうな身なりをしている
「早く行きましょアオ」
「いらっしゃいませ」
「どれになさいますか」
丁寧な口調のウエイトレスさんにメニューを渡される
メニューを開く文字は読めるが聞いたことのない料理の名前だ
それより値段だ 手持ちでいくら食べれるかわからにからとりあえず安そうなのを注文した
「えっとこれとこれと………お願いします」
「かしこまりました」
「おいおいおいメルどんだけ頼むんだとお金足りるのか」
「わたしの稼いだお金よ私の自由に使うわ」
くそ 何も言い返す言葉が見当たらない
アオの頼んだ料理はないやらシチューににたスープが出て来た
「うまい」
さすが高そうなお店だけある安そうなの選んだけれどこのうまさ
感動だ いつも館で食べるメルの手料理はまずいからな そのことをメルはしらないが
すこし涙目になり味をかみしめる
「アオ今私のいっつも作る料理よりおいしいって思ったでしょ」
「いやいや全然」
動揺が隠せない
っていうかメルの料理はまずい!
ここの料理を食べれば気づくはずだ
メルのも料理を食べ進める
「なにこれおいしいわ」
どうだ家の味わ と自分の店のように自慢したくなる
「まあでも私の料理にはかなわないけどね」
くそこいつどんだけ自意識過剰なんだ
リザおまえはどうなんだアオはメルのおこぼれをもらうリザを見た
リザの表情はいつもの不愛想な表情はなくとてもほがらかな表情をしている
オレよりもずっと前からあのまずい手料理たべていたんだと思うとすこし同情する
「良かったなリザ」心の中で言う
お金の価値がわからなかったのでそのまま定員にわたした
帰って来たお釣りを見てびっくりだ
あんなにあったお札と小銭が
いまやお札1枚小銭10枚だけになってしまった
「メルさんこれで宿止まれますか」
「知らないわよ はー お腹いっぱい」
「とりあえず行ってみましょ」
宿を巡るも巡るもお金が足りず残念する
すこし いやかなりぼろそうな宿を見つける
仕方ない野宿するよりましだと宿を訪ねる
宿には一人の白髪の腰の曲がったおばあさん座ったいた
「あんたら泊りか」
おばあさんはその空いてるか空いてないかわからない目でアオたちをみる
「はい二人と一匹です」
「そうかここに一人名前書いて」
「あのこれで二部屋借りれますか」
ポケットからお金を取り出しみせるアオ
「あんたこれじゃ一人も止まれんよ帰ったか」
くそこんなぼろい宿でも泊まれないなんて
「おばあ様そこを何とか私たちこれしか持ってなくてもうここしかないのです」
メルはおばあさんの両手をぎゅっとにぎり
見つめる
「しょうがないね一人部屋一つ負けてやるよ札一枚に負けとくよ残りはご飯にでもあててくれ」
なんと部屋を借りた上にご飯代をのこしてくれるなんてなんと優しいばあさんなんだ
っていうかメルの猫のかぶり具合がすごい!
カギを受け取り部屋に入ると意外や意外内装は外装とは裏腹に綺麗なもんだ六畳ぐらい広さに
大きくフカフカそうなベットに小さな鏡のついた机と椅子にシャワーも完備とはなかなかだ
「今日は疲れたしもう寝ましょ」
夜は冷えるが仕方ない
オレは床で寝ようとする
「アオベットに入りなさいよ」
「えええ」
「いやいやオレは床でいいから」
いっつも一緒に暮らしているがさすがに同じベットはオレの理性が飛びそうだ
「いいから早く 夜は冷えるから」
メルにいわれるがままベットイン
ベットは大きいものの二人で寝るには少し小さく肌のぬくもりを感じるくらいの密着どだ
アオはメルに背を向け寝る
落ち着け落ち着け しかしオレの心臓の鼓動は激しく脈打つ
少し収まってきて寝がえりを打つ
顔近か
メルの顔がオレに目の前にある
薄暗くもその美しい寝顔は見える
長いまつげ 少し赤みがかった柔らかそうなおっぺた そしてぷっくりとした唇
少し汗の混じった匂いが
アオの理性を奪っていく
ヤバいキスしたい
アオの鼓動は心臓が壊れるかのぐらい早まる
おさまれおさまれと思いつつもオレに唇はメルに近づく
やばいやばいやばい
たらーり
メルの口もとからよだれがたれる
アオははっとしメルに背をむける
はあ やっぱりメルはメルだな
理性も戻り鼓動も収まりなんだか眠たくなってきた
太陽の日ざしでアオは目を覚ます
あれいつのまにか寝てたか
アオはぼさぼさの髪の毛を描きながら状態を起こす
あれメルの姿がない
「はーすっきりした」
メルは裸でシャワールームから出てくる
「おおお」
タオルなどもしておらず
全身があらわになる
いつもくくっている髪の毛は降ろされてしっとりと濡れている
服で隠れている胸は意外にも大きさがあり濡れているせいかハリとつやがましてプルんとして見える
腰のラインもくびれておりすらっとしている
後は言うまでもない
これぞパーフェクトボディーだ!
「きゃー」
アオはメルの風の力で思いっきり窓ガラスを突き抜け飛ばされ星になったとさ
おしまい
「もう あなた最低ね」
メルは椅子に座り鏡を見ながら花柄の髪飾りを付けている
髪の毛は生きているかのようにひとりでに髪の毛を結っているそして特徴的な三つ編みおさげが出来上がる
「ごめんてメル 大体タオルなしで出てくるか普通」
「だって私タオルなてなくても力使えば乾かせるもん」
何と便利な力だ
身じたくを済ませ宿のおばあさんに別れを告げ待ち合わせ場所に向かう
町は相変わらずの賑わいだ
「少し急ぐわよ」
メルに手を引かれると風のような速さで人を交わしながら進んでいくよく見るとメルの足は地面から
すこし浮き地面を滑るかのように進む
大きな木がある待ち合わせの広場に到着する
「マリアさん」
メルはアオの手を放しマリアに手を振り急に止まる
急に手を離されたもんだからアオは吹っ飛びで木へと激突する
「どーんがさがさ」
「大丈夫ですかアオさん」
マリアが心配そうな表情で顔覗き込む
「いってて おはようございます」
「マリアさん今日は西の方を探してみましょうか」
「アオとリザも頑張って絵本さがしてね」
今日も二手に分かれるみたいだ
「そうそう はい」
メルはアオに小銭を渡す
「お昼のお金よちゃんとリザに食べさせてよ」
「はいはい ありがとうございます」
今日も町の中心にあるテイラー図書館へと向かう
今日もピエロはストリートパフォーマンスをやっていた
ちょっとだのぞきに行く
いつみてもすごいものだオレもあれぐらいできたらとすこし羨ましく思う
「ガキ行くぞ」
「おお わかった」
やっぱりもう少し見ていきたいものの図書館へ向かう
よし今日も頑張って探すぞ
「ガキ昨日みたいに片っ端から探していくのか」
「え そうだけど」
「管理任聞いたらどうだ」
「あ そっか」
アオはそれもそうかと思いながら
じゃ昨日言えよとも思う
管理任に尋ねる
「あのバラの絵本ってないですか」
「はい その絵本自体はわかりませんが三階のb10からc10までは絵本が置かれています」
「ありがとうございます」
これで見つかるはずだと教えてもらったところまで行く
「おい これはこれで今日一日かかるな」
さすが本の町絵本だけでこの量とは
アオは本を探し始め、リザは丸くなり寝ている
絵本をすべて調べ終わりここの図書館に無かったことに少し肩を落とす
少し早く終わったのでもう帰ることにして噴水の広場のストリートパフォーマンスを見に行った
昨日よりは一時間ぐらい早いから今日は見えるだろう絵本がなかったは残念だが少し気分は上がっている
「きゃーひったくりよ誰か」
大きな女性の悲鳴が聞こえる
この大勢の人だ誰かが捕まえるだろと思いそのまま広場に向かおうとする
ひったくり犯らしき人が人をかき分けアオの方に向かってきた
少し小太りでいやらしさがそのまま顔に出た中年の男性が高級そうなバグをもって走ってくる
「ちょっよちょっとこっち来ないでくれ」
「どけガキが」
こわ
アオはとっさの判断で頭を抱えてしゃがみこむ
ひったくり犯の視界から急にアオが消え
しゃがんだアオにつまずき思い切りぶっ飛ぶ
「くっそったれ 誰だ」
と地面に打った頭をさすりながら起き上がる
「あれバッグがない」
ひったくり犯はあたりをきょろきょろ見回すがこの人ごみの中じゃみつからない
「くっそ」
と言いながら町のどこかへ消えっていく
「あれいなくなった」
アオはかがんでた体を起こしあたりを見回し安全を確認する
「ありがとうございますカバンを取り戻していだいて」
小柄で大きな帽子をかぶった胸元が結構ざっくりあいた服装の少女が上目ずかいでアオに言う
「ん」
リザがカバンを加えっていた
「いいえいえ当然のことをしたまでせすから」
アオはカバンを返しい少女はお辞儀していった
胸の大きさはメル以上か
と思いながら今日の朝のメルの裸を思い出しつい頬が緩む
いかんいかん余韻から目を覚まし噴水のある広場へと向かう
「えーんえーん」とおさないボブカットの少女が細い路地の入口の壁にもたれて泣いていた
迷子だろうかまあたくさん人がいるから誰かが助けるだろと思いその前を通り過ぎる
く 何だろこの罪悪感
アオは何歩か歩いたが方向を変え幼い少女のところへ向かう
「どうしたんだいお嬢じゃん」
アオは幼い少女に駆け寄ると
細い路地の奥から一人の人影が
「オイオイ兄ちゃんうちらの可愛い妹何泣かせてんだ」
よく日焼けしたオールバックの髪型で鼻にピアスをしたが男と
アオの後ろから見た目はそっくりだが髪型がリーゼントで唇にピアスをした男が現れる
たぶん双子なのだろう
アオは双子のヤンキーに挟まれ逃げ場をうばわれる
「お兄ちゃんこのひとにおかされたの」
さっきまで泣いていた幼い少女が男に後ろに隠れる
くそ この兄にこの可愛い妹とは許せん
って
「おいおいおいオレは幼女には興味はないぜ」
「どちらかというとグラマラスな女性がタイプだたぶん」記憶がないアオは確信が持てない
「ごちゃごちゃうるさいんだよ許してほしけりゃ針金全部置いてきな」
双子が息ぴったりに言う
そして
半袖の袖を肩までまくりご自慢の筋肉を披露する
これまた息ぴっつだ
さすが双子だやるじゃないか
「悪いがオレは一文無しだ」
アオは両手を挙げてアピールする
双子の片方リーゼントがアオにボディタッチをして調べる
男に触られるの趣味はないがまあいいだろう
「兄貴こいつほんとに一文無しだぜ」
触ってきた方が弟か
「いや こいつ首にいいもんぶら下げてんぜそれを奪え」
兄の指示で首のペンダントに手を伸ばす弟
アオはとっさに弟の手をガットつかむ
「これはオレの大切な人からもらった大事なものなんだ」
オレは決め顔で相手を睨みつける
っていうかこれを奪われたらメルに何されるかわからない
そっちの方が怖すぎて考えただけでも寒気がする
だからオレはマジになる!
弟はアオに威圧されたのか握られた手を払い
少し後ろに下がる
「何ビビってんだ早くやっちまえ」
オールバックの兄の一言でゴングはなる
アオVS町のリーゼントヤンキー(弟)
「オレは鬼と戦った男だぜ」
アオは肩の力を抜きさっとファイティングポーズをとる
弟も指と首をパキパキと鳴し準備万端のようだ
弟のストレートがアオの顔面にヒットする
「なかないいパンチだ」
アオは口からぺっと血を吐き挑発する
「この野郎」左エルボがヒットする
「ぐふ今のはきいたぜ」
アオはお腹を押さえながら弟を睨みつける
「何だこいつは」
左フックに右フック
アオの顔面にヒットする
「ふ その程度か」
アオは相手を挑発する
「このやろー」
相手の左ストレートがアオの顔面にヒットする
アオは少し意識が飛び体制を崩し壁を背に座り込む
顔面は血だらけで意識ももうろうとしているがその目は死んでいない
「やばいかそろそろガキを止めるか」
「なんなんだよお前何でやり返してこない!」
アオはふっと笑い弟を睨む
「可愛い妹の前でケガする兄貴なんてみせられないだろ!」
「だからってこのペンダントはわたせね 絶対だ!」
「このやろー!」
弟は大きく左手を振りかぶりアオにとどめを刺そうとする
「やめてジトお兄ちゃん」
妹がアオの前に仁王立ちで小さいからだいっぱいに両手を伸ばし立ちふさがる
弟は妹の顔の寸前でこぶしを止める
「もうやめよこんなこと」
妹は二人の兄を見る
「行くぞジド サリ」
双子のオールバックの兄が二人を呼ぶ
「ごめんね お兄ちゃん 」
妹はアオのほぺったにキスをして二人の兄とともに路地の奥に消えていった
天使だ
やべー幼女もありだは結構うれしい
でも殴られすぎて体痛いわ
「ガキお前にしては上的だ」
「リザこの傷治してくれ」
「無理だオレにそんな力はない」
「なーに」
狭い路地にアオの叫び声が響いた
アオは顔お隠しながら人を避ける
その怪しげな行動に不審に思う人もいただろうが
今は問題に巻き込まれず噴水の広場に行くことを優先する
広場には人の集まりはなかった
ピエロがかたずけをしているのが見える
「もう終わりですか」
アオはピエロに尋ねる
「ひい」
驚くピエロ
「もしかして昨日子かい どうしたんだいその顔」
「町の平和を救ってきました」
「それは大変だったね」
苦笑を浮かべる
「そういえば君の名前聞いてなかったね」
「アオです」
「僕はピエロです」
人に名前を聞いておいてあくまで自分の名前は言わないのか
「がんばった君にご褒美を」
ピエロがアオの額に触れるとアオの傷がみるみる癒え擦り切れた服も新品のように治る
「あれ 体が痛くない」
「ピエロさんって不思議な力を使えるんですんね」
「ピエロですから」
ハニカムがやっぱりペイントのせいで薄気味悪い
「やべ早く戻らないとメルに怒れれる」
「ピエロさんまた明日」
アオはピエロに手を振り元気に戻っていく
「アオ遅い」
「ごめんごめんちょっと町の平和を守ってて」
「いいから 絵本は見つかった」
「あの図書館にはなかったから明日北のセクト図書館に行ってみるよ」
「そうあたしたちも手がかりはなかったは」
アオとメルは昨日とは違う広場でお金を稼ぎに行った
メルの歌声はとても美しく今日もがっぽり儲かった
今日は昨日の教訓を活かしメルの言い分を聞かず安い店で夕食をとった
まあ安いっといてもメルの手料理よりは数倍美味しいのだが
メルは封くそうだ
店を出るとメルが
「少しだけ買い物につきあって宿代のこすから」
メルの頼みにアオは承諾する
メルは笑顔でアオの手を引っ張り夜の街をめぐった
なんだか最初にメルと出会ったころを思い出す
そんなこんなである服屋さんに入る
「ねえねえアオこれどうかしら」
メルはアオに尋ねる
「いいんじゃね」
女の子の服なんてわからんしな
「ちょっと着替えてくる」
メルは試着室へと向かう
どうかなこれは
どうかな
ここからメルのファッションショーが始まる
オレは全部適当にいいんじゃねと答えた
メルは気が済んだみたいで戻ってきて店員を呼んだ
「こからここまで全部ください」
「はいありがとうございますまたのご来店を」
「おいメル話が違うだろ宿代宿代」
とかいつつオレも一着購入したんだが
「騒がしいわねちゃんと残したわよ」
メルの手には札が1枚と小銭が10枚残っている
デジャブだこれはまたあの見た目がぼろいホテルに行くしかないな
アオはメルの買った服を両手いっぱいにもってホテルに向かう
ホテルに行くとメルお得意の交渉が始まった
「アオー 五日間札一枚で泊めてくれるってー」
「おいおいすごすぎるだろっていいのかそんなことして」
しかし相変わらず一人部屋に二人で寝ることになるとは
ふふ オレはもうメルの裸を隅々まで拝んでるみだ一緒の布団に寝るなんて
もう心配することはない今日はぐっすりだ
アオは太陽の日差しで目を覚ます今日もいい天気だ
「おはようアオ」
メルは椅子に座り鏡を見ながら花柄の髪飾りをつけている髪の毛は生き物のように結んでいき特徴的な三つ編みおさげが完成する
くそ今日はメルの裸を拝めなかったか
リザは大きなあくびをしながらメルの膝で丸くなっている
「おはようメル リザ」
「よし準備できたわ」
メルの姿は昨日買った服だろうかピンク色のロングドレスを着ていた
肩と背中がざっくり出ていて胸元の谷まが見える
正直可愛いっていうかエロい
そういえばこの服オレが一番最初にいいんじゃねっていった服だな
「アオも早く準備しなさい」
「おぉぅ」
ぼさぼさの髪の毛を整え
昨日買った服に着替えた
いつも着慣れてないせいか少し動きにくさを感じる
宿のおばあさんにカギを預け荷物はそのままで待ち合わせの大きな木のある広場へ向かう
広場に着くともうマリアさんが待っていた
今日も二手に分かれて調べるようだ
今日もリザを肩にのせ図書館に向かう
北にあるセクト図書館に向かうが少し遠回りして噴水のある広場に寄った
「あれ今日はやっていないな」
人の集まりはなくピエロと猿の姿はなっかった
アオは少し残念に思う
セクト図書館に着くとこれまたどでかい広場にレンガ作りの建物だ
「おーい走ったら危ないよ」
「先生大丈夫だよ」
幼い少年がアオの近くでこける
「大丈夫か」
アオはこけた少年を持ち上げ起こす
少年は涙目ではあったがこらえていた
「すみません」
一人の丸い眼鏡をかけた青年とこけた男の子と同じくらいの子供が二人アオに近づく
「いえいえ」
「あれもしかしてアオ君」
青年がアオを知っている様子だ
うーんオレには知り合いなどいないはずだが
「僕ですよピエロです」
青年はアオの耳元で小さな声で言う
「あーピエ」
青年はアオの口を手でふさぎ人差し指を立て口元でしーとする
「ここでは先生で」
ペイントをしていない素顔はとても優しそうな表情をしていたこれぞ善人顔だ
「先生おれ泣かなかったよ」
男の子は先生を見上げて笑顔になる
「えらいえらい」
青年は少年の頭をなぜて頬えむ
「ピえ じゃなかった先生は今日はどうしたのですか」
「今日はこの子達とお散歩に」
「えっと子供さん」
若そうに見えるのに三人も子供がいるのか
「いいえこの子達は僕の教会で預かっているんですよ」
「この町は人も多く栄えてますがみんながみんなお金を持っているわけじゃないんですよ」
「この子達も親が育てられなくなってうちの教会で育てているんです」
「教会の牧師様が最近亡くなられ僕がこの子たちの生活を守ってるんです」
アオは路地でからまれた双子の兄弟とその妹を思い出す
「そうなんですか」
アオは涙目になりながら先生の両手を握りぶんぶんと縦に振った
「い いたいよアオ君」
先生は苦笑いする
何ていい人なんだこの人は身寄りのない子供を育ててるなんてメルに合わせてやりたいものだ
こんないい人がこの世に存在する何て
「アオ君どうしてここへ」
「ちょっと絵本を探してまして」
「絵本? もしよければ僕たちも探しましょうか子供たちも喜びますし」
「本当ですかお願いします」
いい人すぎる
「みんな今日は絵本を読みに行きましょう」
「はーい先生い」
三人の子供たちが笑顔で返事する
図書館の中はとてもとても広く探すのが大変そうだ
管理人さんに絵本のある棚を聞き探し始める
「わーい猫だ」
「しっぽながーい」
子供たちがリザの安眠を邪魔する
リザは困ってはいたが手を出すことはなくなすがままにされていた
「こーら 図書館では静かにでしょ 猫さんも困ってますよ」
「はーい先生」
子供たちはリザをいじるのをやめ絵本を読み始める
「アオ君 絵本って言うのはどんなんだい」
「バラの載った絵本らしいんですけど詳しくはわからないんです」
「そうですかそれは探すのに苦労しそうですね」
「よし僕も頑張ります!」
何ていい人なんだ
アオと先生は絵本を探し始めた
しばらく探していると
「アオくん綺麗なペンダントつけているね」
「ああこれですかうちの同居人が私欲寺中つけっとけってうるさいんですよ」
アオは少しいやいやな表情を浮かべる
「たぶんその人はアオくんのことをとても大切に思ってそのペンダントをわたしたと思うよ」
先生はその優しそうな顔で微笑む
「ごめんね何か勝手にしゃべって」
「よし絵本を探すぞ!」
先生は少し慌てた表情をみせ気合を入れ再び絵本を探しさす
メルがオレの事を大切に?
そりゃ少しはいいところもあるけど
そうこう考えながら絵本を探していると
「アオ君もしかしてこれじゃないか」
先生が一冊の本を見つける
バラの庭というタイトルだ
アオと先生は本を読み進めていく
「どこだこれさっぱりわかっらん」
アオは考えを巡らすもあきらめる
「アオ君僕に心当たりがあるよ」
「ほんとですか」
アオは驚いた表状を見せる
その本を借りる事にした
「○○でございます」
くそ金取るのかよアオはポケットから小銭を取り出しわたす
オレの昼飯代が とほほ
アオが少し落ち込んだ表情をする
「僕が払いましようか」
何ていい人だで絵本を見つけてもらってその上お金を払わせるわけにはいかない
ここはきっぱり断った
図書館を出
「先生 あのお 連れていきたい人がいるんです」
「そうですかでしたら僕は子供たちを教会に連れていきますので」
「町の中央のテイラー図書館ってわかりますか」
「わかります」
アオが最初に絵本を探した図書館だ
「そしたらそこに三時に集合で行けますか」
「わかりました三時に向かいます」
アオはメルとマリアを探しに行く
この広い街にこの人の多さじゃ見つかんないな
速くしないと集合時間におくれそうだし
「リザ メルの場所とか匂いでわかんないか」
「オレは犬じゃないガキ」
リザの初めての突っ込みに新鮮さを感じ少しうれしいアオ
「でもわかるぜメル様の居場所なら」
「ほんとか」
リザの案内で町を探す
すると特徴的な三つ編みおさげがカフェの屋外席に見える
どうやらマリアさんも一緒のようだ
二人に駆け寄るアオ
「メル、マリアさん」
メルは紅茶を飲みながらパンケーキみたいなのを食べている
ウマそうだアオはよだれが垂れそうになる
リザはメルの肩に飛び移る
「ああリザ アオ」
「メル一口くれないか」
「いやよ」と言いいホークで刺した一口サイズのパンケーキをリザにあげる
なんでリザにあげてオレにはないんですかー
心の中で叫ぶが今はそれどころじゃない
「マリアさん絵本見つかりました」
マリアに見せるアオ
「そうですねこれです」
マリアその本に触れる事はしなかった
「で場所はわかったのアオ」
「たぶんだけど心当たりのある人がいてその人と待ち合わせしているんだ」
「あ もうすぐ時間だ早くいくぞメル」
メルの手を引き急かすアオ
「ちょっとまだ食べてない」
メルは残りのパンケーキを食べきれずお会計をすます
「あなたねそんなに急かさなくても」
メルはご機嫌斜めだ
「ごめんって でもその待ち合わせしている人がとてもいい人で待たせたくないんだよ」
アオはこれまでの事を話す
「へーそんな人なんだ」
メルと話していると集合場所のテイラー図書館が見えてくる
「おーいアオ君」
先生がアオに手を振る
「ごめんなさい先生待ちましたか」
「ううん ぼくも今来たところ」
こちらの二人は
「メルとマリアさんです」
メルの顔つきが少し険しくなる
「リザあの人って」
メルは小声でリザに話す
「……」リザも小声で答える
「初めましてマリアです」
マリアは少し戸惑った表情であいさつする
「初めましてメルです」
メルは笑顔であいさつする
「始めまして僕の事は先生とよんでください」
「じゃ案内しますね」
先生は図書館の裏の林へといく
林の奥に教会がうっすらと見える
「ここです」先生は教会紹介する
ここにある庭にバラがたくさんあるんです
「たしかこの教会を建てる前がバラバラ畑だったらしく
全部なくしてしまうのもかわいそうだったそうで少し残したらしくて
今でも元気に咲いてますよ」
「先生おかえりなさい」
幼い男のかが先生の足元に抱き着く
「あ さっきのお兄ちゃんだ」
アオは笑顔で手を振りメルもにこりと微笑む
「ごめんなさい僕はこの子供たちの相手をしてきますので」
門を入って右に行ってくれればありますので」
先生は幼い男の子と手をつなぎ教会の中に入っていく
アオたちは先生の言う通りにいった
すると綺麗な赤いバラが見えて来た
何やら人影がバラ畑に立っている
マリアがそれを見ると走り出す
「マリアさん」
アオはマリアの急な行動に少し驚く
バラ畑の前まで止まったマリアは
体は少し震え両手で口をおさえ涙を流す
アオたちも近づくどうやらバラ畑の中に背の高い男性がったているのがわかる
マリアはゆっくりとバラ畑に入っていく
バラは風では揺れるもののマリアの歩みには動かない
マリアは男性の前で停止する
「ウィル会いたかった」
「マリア僕もだよ」
二人は抱きしめあう
「どどど メルどうなってんだ」
アオは突然の出来事に困惑する
「騒がしいわね落ち着きなさい」
「二人の再開に水をささない」
メルはすべてをわかっている様子だった
アオは少し冷静になり二人を眺める
二人は何か話しているようだけどアオたちには聞こえない
マリアと男性の体が黄金色の光を放つ
「ありがとうございますメルさんアオさん」
「また彼と会うことができました」
マリアと男性の体は黄金色の光の粒になって青空輝く天に消えってった
「メルこれはいったい」
アオの動揺は隠せない
「マリアさんと旦那さんは再び再開できたのよ」
メルは青空を見上げながらつぶやく
これってまさか幽霊
アオは急に背中がぞくぞくっとした
「二人は行ってしまいましたか」
先生は状況を見て言った
「先生も分ってたんですか」
アオは先生に駆け寄り顔を近づける
「ピエロですから」
先生はその優しい顔でハニカム
「このお花一つもらって言っていいですか」
「どうぞ」
メルはバラの花を一つ積むいだ
「アオ行くわよ」
メルに連れられてやってきたのは静かな庭園
綺麗な花がよく手入れされている
メルについていき奥に進むと
お墓が見えて来た
「ここってまさか」
「マリアさんと旦那さんのお墓よ」
「なんで」
「町の人に聞いてマリアさんのお母さんに話を聞いたわ」
「旦那さんが死んで一年後に家で首つり自殺したらしいわ」
「マリアさんのおかあさんがマリアさんの旦那さんと一緒のお墓に埋めてあげたそうよ」
マリアさんのお母さんてもう結構なおばあさんだよな
メルは積んできた赤いバラの花を供えて手を合わせ目をつぶる
アオもその姿をみて手を合わせ目をつぶる
オレも彼女とか大切な人いたのかな
メルの笑顔が頭に浮かぶ
いやいやそうゆうのじゃないし
もう日は沈みかけていて夕焼けがきれいだ
「アオ行くわよ」
「どこに」
「図書館!」
メルの目が輝きだす
鐘の音が鳴り響く
「メル」
「何」
「図書館もう閉館したよ」
「なーに!」
メルの鐘の音にも負けない叫び声が響いた
日は沈み町は街頭の明かりと店の明かりで照らされる
メルたちは館を向けて歩いていた
「まさかオレに霊感があったとは」
アオは顎に手を当てる
「あなたにはないわ そのペンダントのおかげよ」
「え そうなの」
アオはペンダントを手に取って眺める
ふと教会の先生の言葉を思い出す「たぶんその人はアオくんのことをとても大切に思ってそのペンダントをわたしたと思うよ」
「あ そうだったメル先に戻っててオレ宿の荷物とかいろいろ済ませてくるわ」
「あっ ちょっとー」
メルに手をふり宿に向かう
宿に置いていた荷物を手にいっぱい持ち
宿のおばあさんに挨拶をし宿を出ようとすると
「あんたや」
「何ですかおばあさん」
アオは立ち止まり振り向く
「あの娘さんはとても優しくていい子よちゃんと守ってやりなさいよ」
「はい」
アオは何のためらいもなく答えた
「アオー 遅い」
メルのが館の前で待っている
「あなたそのに持つ持ってきても仕方ないじゃない」
アオはわかったいたもののおいていくのも悪いので全部持ってきた
「じゃあ帰るわよ」
メルが扉を開け願いの館にもどる
「ん何か体がスース―するな」
アオは自分の体を見る
「なななななにーーー」裸だ
ということはアオは隣を振り返る
メルが胸を隠し少し涙目になりこちらを睨む
そこからは
記憶がなかった
ふと気が付くと床に裸で毛布がかけられていた
「くしゅん」
アオのくしゃみが静かに響く




