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world.8

<運営からのお知らせが更新されました。>

イベント情報:エルドラド攻防戦

首都:エルドラドに侵攻してくる者たちから防衛せよ!この防衛戦でプレイヤーを殺害してもカルマは溜まりません。首都の防衛成功度合いにより報酬がもらえます。さらに貢献度により追加報酬がもらえます。防衛に失敗し、首都陥落した場合は一部の機能が復興が進むまで使用不可となります。また悪落ちしているプレイヤーは攻撃側になります。


防衛側:プレイヤー94506人

攻撃側:悪落ちプレイヤー2908人+魔王1体と魔族5000人と魔族の配下モンスター25000匹

防衛側勝利条件:7日間首都防衛に成功する。攻撃側を全滅させる

防衛側敗北条件:首都陥落


攻撃側勝利条件:首都陥落

攻撃側敗北条件:7日間の間に陥落失敗。または全滅。


おおおお!魔王が来るのか。これは防衛側に行きましょう。

よし。んじゃ今日も頑張りましょう。とりあえず昨日のドロップアイテムの清算に行こうかな。


「マキさんこんにちわ。」

「いらっしゃいナーシャちゃん。今日はなんのごようですかぁ?」

「昨日ミスリルインゴットを手に入れたんですが、アクセサリー作ってもらえませんか?」

「いいよー!ミスリルってβ版になかったから腕がなるよ。で、どんなアクセサリにしちゃう?」


アクセサリーかぁ。やっぱネックレスとかティアラとか?


「そうですね...んー......痛っ!」

「わひゃっ!びっくりした。どうしたの?」

「それがですね、ミスリルインゴットを出そうとしたら痛みが。」

「ナーシャちゃんってもしかして種族魔族だったりしちゃったりして?」


なんでわかったんだ。俺言ってないよな?ハッ!もしかしてマキさんは名探偵なのか!?...んなわけないか。


「は、はい。そうですが...なんでわかったんですか?」

「やっぱり!掲示板で書かれていた特徴とぴったりだったからにゃははははは!」

「私書かれてるんですか?」

「書かれてるよ?なんかすごい馬乗ってる画像まであるよぉ」

「えええええ!」

「すごい有名だよナーシャちゃん。」

「まじですか...でも魔族と何の関係が?」

「ああ、話がそれちゃったね。えっとね、それ魔族だからだよ。」

「えええ?なんでですか?」

「ミスリルって聖銀ミスリルだよ?」

「・・・?」

聖銀ミスリルのアイテム説明みた?」

「いえ見てません」

「わちゃー。聖銀ミスリルって魔族に3倍ダメージだから持つと痛みがはしっちゃうんじゃないかにゃー?」

「えええええ?じゃあ私身につけられないじゃないですか!」

「そうなるねぇー」

「あうう...」


ちなみに一人称は私にした。こんな格好で俺とかありえないし!


「...どうする?」

「...どうしましょう」

「じゃあ...私が買い取りしてもいいかな?」

「お願いします...」


残念だが使えないものを持っていてもしょうがないね。


「また新しい素材見つけたら持ってきてくれないかな。私がんばって次こそ作るから!」

「はい。お願いします。他のお客さんも来られたみたいなので帰りますね。またきます。」

「うん、またねぇ。ミスリルは残念だったねぇ...」




くっそーミスリルを触れないとは。ぐぬぬ...解せぬ。


くっそー。なんかむしゃくしゃする!もうばれてるみたいだしスーちゃんも使ってやらぁああ!

「精霊召喚[サラマンダー]!神獣召喚[スレイプニル]!」


「シャァァァア」


おおおおお。サラマンダーはでかい蛇みたいな感じだな。よし。サラマンダーの名前はサラちゃんにしよう


『お呼びですか。わが姫』


うむ!やっぱりスーちゃんかっこいい!なんで呼び名が姫になっているのかわからんが。」


「よし!スーちゃん土龍の寝床まで連れてって!あとなんで姫なの?」

『わかりました。姫ではご不満ですか?』


ちょっとかなしそうにみえるな...


「いや、姫でいいよ。」

『おお!さすがは姫。』


気に入ったみたいだな。俺男なのに...ちょっとむずかゆいな。まあいいやスーちゃんのたてがみフワフワだなぁ。もふもふ。


『姫!しっかり捕まっていてくださいね』

「うんわかった!」もふもふ。もふもふ。

『姫...私のたてがみをもふもふするのは構いませんが、しっかり捕まっていてくださいよ?』

「わ、わかってるよ!」


名残惜しいがもふってて落馬はごめんだ。サラちゃんは小さくなって首元に巻きついてきた。以外と熱くないのね。全然うぇるかむだけど!


--------------------------------------------------------


『姫。つきましたよ。』

「うん、ありがと。」


スーちゃんからおりて近くにあった石に腰掛ける。サラちゃんは首から離れて足元で蜷局とぐろを巻きはじめた。可愛いなあ。


『...?姫、土龍の寝床には入らないので?』

「いや...スーちゃんに乗ってたらなんか股が痛くて...」

『なるほど。...姫は治癒魔法を使えますよね?』

「あっ...。...ひ、ヒール。」


ヒールをかける前に確認すると状態異常[股ずれ]。へんにリアルで細かいなおい!

スーちゃんが残念な子を見る目で見てくる。サラちゃんまでそんな目でみてきてる気がする。や、やめてえええええ!そんな目で見ないでええええええ!

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