world.27
ギルドのお姉さんに着いて来てと言われたのでギルドの奥に通してもらうとこちらをむいて食事をしていた他のプレイヤーと思わしき人がギョッとした表情をしていました。...どこか変な所ありますか?
お姉さんの後を着いていくこと5分ほどで他の扉と違う豪華な装飾が施されている扉の前に着きました。
「お嬢ちゃん。お姉さん今からギルド長に報告してくるから少しここでまっててね?」
「はい」
失礼しますといってお姉さんが部屋に入っていった。
.........暇だ。よし狐sと遊んでおこうかな。
わしゃわしゃもふもふ。
わしゃわしゃもふもふ。
わしゃわしゃもふもふ。
「んへへーここがええんか?ここがええんかー!」
『きゅうきゅう!』
『きゅぃー...』
「...ナーシャさんギルド長がお呼びです。どうぞお入りください」
「あっ...はい。...いつからそこにいました?」
「んへへーここがええんか?の所からです」
うおぅ...見られると恥ずかしいッス。
「失礼します」
部屋に入ると白い髭が特徴的な初老の男性とさっきのお姉さんがいました。このサンタクロースがギルド長さんですかね?
ズンズンとこちらにギルド長がやって来て、すっと手をだし、握手を求めて来たので握手をする。ギルド長さんの手は意外とゴツゴツしていました。
「私このギルド長を務めさせていただいておりますゴードンです。以後お見知り置きを」
「あ...どーもナーシャです。よろしくお願いします。...今更なんですけど狐達も中に入っていいですか?」
「ええ、どうぞどうぞ。立ち話もなんですからこちらにお座りください」
「あ、どうもありがとうございます」
座ったソファーはふかふかしてました。
「ところでナーシャさんは冒険者になりたいとの事ですがよろしかったですか?」
「はい」
「わかりました。手続きを致しますので少しお待ちください」
ボソボソとお姉さんに耳打ちをするギルド長。するとお姉さんはまた顔色を悪くして小さい声でわかりましたといって出て行った。
「あと10分ほどで登録が完了しますが、ナーシャさんにはお願いがあります」
「お願いとは?」
「はい。ナーシャさんは町の中では攻撃系魔法を使わないで欲しいのです。すみませんがこの国の決まりでして、ナーシャさんみたいにレベル1でこの膨大な魔力、そして強力な加護持ちとなるといろいろ不味いのでして...御協力頂けませんか?」
ばつが悪そうに頭をぽりぽりかく。決まりならそういってくれればまもりますよ?てか街中で攻撃系魔法うっちゃだめだろ
「はいわかりました」
「え?」
「え?」
「すまん。いやーまさか...あっ、すみませんいつもの口調がでてしまいました。まさかすぐに快諾して頂けるとは思ってなかったのでして!」
「あ、そうですか...」
「いやぁここまでお呼びして申し訳ない!おい誰かナーシャさんにギルドの説明をしてやってくれ」
別のお姉さんがやって来て別の部屋にあんないしてくれるようです。
「ナーシャさん。困った事があれば微力ながらお手伝いさせて頂きます」
「あ、はい。ありがとうございます」
「ナーシャさんどうぞこちらへ」
部屋を出るときにぺこりと頭を下げ退出する。扉がしまったあと、なかから「まじ寿命縮んだわー」と聞こえてきた。
...どこにそんな神経をすり減らすことが?
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平日なので少量更新です。すみません(´・ω・`)




