world.24
フリーズしたお父様が再起動するまで15分。再起動したお父様が1人のシュロンって老魔道士を呼びました。なぜ魔道士をよんだのかというとこの国からセントラルまで行く方法はいろいろあるが馬車の場合1年ほどかかる。だから時空魔法の”ゲート”でセントラルに転送してくれるとのこと。
まほうの ちからって すげー!
「ナーシャ。パパの事忘れないでおくれよ?」
「はい覚えておきます」
なんかこの家の人は全員ネジが飛んでいる気がする。
「ところでお嬢様。その格好でいくつもりですか?」
「え?」
「いやその”水着に布を少し足したような服”で...」
「あっ......他の服ありませんか?もっとちゃんと服服しいやつ!」
「あ、ご用意致します」
この水着で外うろつくとか痴女じゃん...。
用意してくれた服は普通にユニシロで売ってるような服でした。あるんだったら最初からこの服出してよ!まったく冗談じゃないですん。さっさと着替えましょうそうしましょう。
”ガチャッ”
...ん?
「シュロンですじゃ。失礼しますじゃ...ほほっ?着替えちゅうじゃったかのう」
「きゃー!」
「若いおなごの肌はええのうええのうこりゃ眼福じゃわい!」
「出てけこのエロジジイ!」
”ゴーン”
なんだこのエロジジイ!近くにあったランタンをぶん投げてやるといい音を響かせながら後方に倒れこみました。ざまあみやがれ!
それになんだよきゃー!って...まるで女の子みたいだ。まあいまは女の子なんだけれども。
右手でランタンぶん投げた時も左手で身体を隠していました。女の子の自衛本能?
△▼△▼△▼△▼△▼
「あがががが...もう少し年寄りを大事にせんかい!わしはもう寿命がちかいんじゃぞ!」
「うるせーエロジジイ!ランタンぶつけんぞ!」
「ギャー!もうランタンは嫌じゃ〜!勘弁してくれ〜」
ちなみにこのエロジジイを鑑定してみたら
時空魔道士シュロンLv.122
HP1671/1800
MP⁇⁇/⁇⁇
メチャレベル高いじゃん。なんかこの家にいる人全員残念な感じがしてたけどこのジジイが1番やばいわー。
「お嬢様。お戯れはそのへんにしてくださいませ」
「だってこのジジイが!」
「あれは事故っていっとるじゃろ!」
「...本題をお忘れですか?」
「「あ」」
いやーすっかり忘れてたわ。
「シュロン魔道士ナーシャの命がかかってるからはよ!」
「いやーこれは失敬失敬。それじゃゲートを作るから少し時間を貰うぞぃ」
「はよ!はよ!」
「いや、じゃからいまから」
「はよ!はよ!はよ!」
ものすごくお父様があほっぽいわ...。
「はよ!はよ!はよー!」
「あーもう煩いのぅ!子供か!」
△▼△▼△▼△▼△▼
「ふぅ...ゲート完成しましたじゃ。くぐるとセントラルの噴水の前に着くはずですじゃー」
「ありがとうございますー」
ゲートは青い光を発する楕円形の物。向こう側はもうセントラルのようです。
「それじゃいってきます」
後ろで何か聞こえたが気にしない。それよりみんないるかなぁ。
ゲートを通ると噴水前。後ろを振り返ってもゲートはありませんでした。ふーむ。とりあえずギルドにいってみようかな。
ちょっと駆け足過ぎましたかね。
今日はカレーを作りました。最近チキンカレーにはまってます。もぐもぐ
次の話のしたの方に書いていただいた挿絵を載せておきました。




