world.17
どうもどうも。神崎鈴ことナーシャです。
どうやら俺は...むむぅなんか『俺』が違和感あって気持ち悪い。私自分俺儂妾あたいあたしボク...んー。ボクが1番しっくりくるや。
まあそんな事は置いときましてですね、ふざけた自称神様によってこんな姿になってるわけですが、なんかもともとこの身体だったような感覚があって何故かこの世界の情報を少し知っているという不思議な事がおきています。
その頭の中の情報とリィナさんの話によるとボクはヴェルヴァント公爵の一人娘らしい。ヴェルヴァント公爵はボクのパァーパらしい。さっきあったけどどこぞの魔王ですか!って感じの厳つさがあってその顔が涙と鼻水でくしゃくしゃになりながらボクに抱きついてきてちょっと喰われるかと思っちゃったよ。ちなみにお父様はボクがおかしくなったから心配になって泣いてたらしい。以外と人間っぽい。まぁその抱擁の力が強過ぎてボクの体がメキメキいいました。ええ死ぬかと思いました。
そしてボクの名前はナーシャ・フィリアス・ヴァルヴァントらしい。長いね。やったね!ちなみにお父様はもっと長いよ。覚えれてないよ。ばれないようにしようね!また絞め殺されるかもしれない。
ちなみにボクの体ですがゲームのアバターと同一のようです。スキルも残ってますが召喚獣は使えるけど、すーちゃん達を召喚してみようとすると[魔力不足。使用できません]って頭の中で響いてきて使えなかった。ボクが狐コンビをだして、いつも通りむねの間にいれていたらリィナさんに狐コンビがとっ捕まえられて殺されそうになりました。まじリィナさん怖い。
ちなみにいまなにをしているかというとご飯を食べています。ちなみに洋食風。もっしゃもっしゃ。ああ、味覚は正常のようです。...なんか喉乾いたね。リィナさんはボク専用(?)のメイドさんで、さっきも服を着替えさせてくれました。いまきてる服はほぼビキニのようなもので服と言えるかわかりませんがね。今はボクの隣に座ってお世話をしてくれている。もぐもぐ。
「リィナさん」
「はいなんでしょうかお嬢様」
「ボク喉乾いちa「ああ、飲み物を忘れていましたね。はいどうぞお嬢様」
「...ありがとう」
シュパッと一瞬リィナさんが消えたと思ったらワイングラスっぽいものとワインみたいな紅い液体が入った瓶を持っていました。殺られる。絶対敵対したら殺られる。でもボクのお世話係だから大丈夫だよね?きっと。あとボクおさけのんでいいんでしょうか。まあそういうものなんでしょう。ワインを飲んでみたいからってわけじゃないよ?
「ゴクッ...ゴクッ...ぷはー。なにこれうまっ」
なんか凄く美味しく甘くて、少し苦味があってそれでいてしつこくなく、そして体に染み込んで力がめぐっていく感じがする。なにこれ。
「お嬢様おかわりをどうぞ」
「ん!ありがとう...ゴクッ...ゴクッ...ところでこの飲み物なに?」
「これは今朝に一昨日捕まえてきた人間の14歳処女の一番搾りのものを瓶にいれておいたものですよ。お嬢様は何故かこちらの方がお好きですよね?」
「...ブハッ!?げふげふ!?」
ボクが吹き出した液体をさささっと拭いてくれた。う、うんまあそれはいいんだけどね、人間の絞った=...ふぁっ!?ま、ま、ま、まさか
「...ま、ま、ま、ましゃか血?」
「はいそうですけど?首から絞ったものはおきらいでしたか?」
「い、いやそうじゃなくて」
「ああ!直に飲みたいのですね!申し訳ありませんお嬢様すぐ連れてきます」
「いいいやいらない」
「そうですか?わかりました」
ファーっ⁉︎ボク血液のんでたの!?んぎゃー!
どうやらボクは吸血鬼っぽい奴になってしまったようです。
おい!始まりの街に転送するっていったく○神様出てこいやぁ!
久しぶりの更新。がんばっていきますのでどうぞよろしくお願いします。