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World.1

げんざいこの小説のリメイク版を出させていただきました。もしよければそちらも読んでいただけると嬉しいです

 やぁ、俺の名前は神崎鈴かんざきりん

 悪魔っ娘が好きで悪魔っ娘を自分で書くくらい悪魔っ娘が大好きな中学3年生だ。


「この問題は.....こうなり......半径が......」


 教師が説明をしているが気にしない。ラッキーな事にこの学校は中学〜大学までエスカレーター式で内部進学ができる。

 俺は中学受験などしたくなかったのだが受験しろと母親が口うるさかったので、仕方なしに受験したら入れてしまった。

 そして今日は楽しみにしていたVRRPG[Parallel Universe World Online]の発売日だ。いまから楽しみでにやけがとまらない。ああ、早くしたいなぁ。


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「これで今日の授業は終了します」

「きりーつ。きょーつけ。れい。」

「「「ありがとうございました」」」


「おいリン!お前もPUWOかいにいくだろ?」

 こいつは幼馴染の長谷川累はせがわるいだ。超がつくゲーム好きでこいつに誘われてゲームにはまった。ちなみにParallel Universe World Onlineのβテスターだったらしい。う、羨ましいなんて思ってないんだからねっ!

「おう!ずっと楽しみにしてたからな」

「だよな!今日から夏休みだからとうぶんやり込めるぜ」

「だな!はやく帰ろうぜ」

「おう!んじゃセントラルの噴水の前で待ち合わせな!俺の名前ヒューガだから!」

「わかった!」


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 Parallel Universe World Onlineはもうひとつの世界っていうコンセプトのゲームだ

 βテスターのルイから聞いた話だが生産、戦闘、生活。結婚までなんでもできるらしい。


「ただいまぁ」

「おかえりリンParallel Universe World Onlineってやつ?買って来たわよ」

「かぁちゃんさんきゅー!」

「えー!私もかってえ!」

 こいつは姉の蜜柑だ。廃人級のゲーマーのくせに学校の成績はオール5。そして美人。神様は不公平だ。

「わかったわかった明日かってきてあげる」

 お母さんたちは超姉ちゃんに甘い。

あと他にお父さんと兄がいる。


 バタバタと階段を駆け上って自分の部屋に転がり込み俺はPUWOをインストール済みのVRギアを付けて(流石かーちゃん!)ベッドに寝っ転がる。

「PUWO起動」

 音声認識により催眠誘導が始まる。

 --------------------------------------------------------

<ようこそParallel Universe World Onlineへ。まずは貴方の分身であるアバターを作りましょう。このアバターは消すことが出来ないので慎重に設定してください。>

 おお。男性のような女性のような声だな。こういうのを中性的っていうんだよね。周りにもPUWOにダイブ(睡眠誘導で電脳世界に入ること)して来た人がたくさんいる。

<まず貴方のアバターの名前を設定してください。既に使われている場合は警告が出ます。>

 うーん悩むな。めんどくさいからリンリンでいいや。リンリン...っと。

<アバターネーム〔リンリン〕認可されました。>

<続いて種族の選択をしてください>


 ふむ...

 ・ヒューマン系 初期値に全てのパラメータに少量のボーナスが加算される。全ての武器をあつかうことができる。


 ・ビースト系 初期値に俊敏のパラメータにボーナスが加算される。ヒューマンの変異種。ヒューマンに獣の耳と尻尾がはえた姿。


 ・エルフ系 初期値に魔力のパラメータにボーナスが加算される。重い武器は扱うことは苦手。


 ・ドワーフ系 初期値に筋力のパラメータにボーナスが加算される。軽すぎる武器を扱うことは苦手。


 ・ランダム ランダムに種族を設定します。さらに初期ボーナススキルもランダムなは選ばれます。


 種族は転生システムがあり、上位の種族に転生できるようだ。ヒューマンならハイヒューマンに。エルフならハイエルフとダークエルフとなるらしい。どれにしようかな...お?ランダムなんであるのか。

 んじゃこれで。


<ランダムでよろしいですか? YES NO>

 当然YESだ


<・・・種族-魔族-が設定されました。>


 ふおおおおおお!?

 魔族!?MAZOKUきたぁぁぁあ!

 まじかッ超俺ラッキー!?


<・・・初期ボーナススキル-解体技術-を獲得しました。>

 おおおお!掲示板を見ていて1番人気があるスキルだ。ドロップアイテムが増えるらしい。


<職業選択をしてください。>


 ・小悪魔プチデビル 初期値の魔力に大ボーナス。魔法に適性ボーナス


 1択かよ!仕方が無いから職業は小悪魔で。

<職業-小悪魔-に設定しました。>


<初期パラメータにボーナスポイント10を振ってください。>

 ふむ。いま全部振らなくてもいいのか。ちなみにいまの俺のステータスは


 リンリン

 種族:魔族

 職業:小悪魔

 レベル:1

 筋力: 10

 体力:10

 耐性:10

 敏捷:20

 魔力:60

 魔耐:40

 運:20


 か。きっちりしてんなオイ。

 んじゃ魔力に全振りで


 リンリン

 種族:魔族

 職業:小悪魔

 レベル:1

 筋力: 10

 体力:10

 耐性:10

 敏捷:20

 魔力:60+10

 魔耐:40

 運:20


<次のスキルのなかから初期スキルを選んでください。初期スキルボーナスポイントは15です。振り直しが出来ないので注意してください。>


 ふーむとりあえず魔法が欲しいな。魔法系の欄...っと


 火魔法 必要スキルポイント3

 水魔法 必要スキルポイント3

 木魔法 必要スキルポイント3

 土魔法 必要スキルポイント3

 光魔法 必要スキルポイント5

 闇魔法 必要スキルポイント2

 時空魔法 必要スキルポイント8

 古代魔法 必要スキルポイント15


 ...悩むな。これにさらに派生があるらしい。うーん...古代魔法15ポイント!?すごい必要だな。超ツヨソウナンデスガ。

 ここは古代魔法で


古代魔法エンシェントマジックを習得しました。>

 エンシェントマジック!響きかっけえ。


<これでアバターの設定は終了です。始まりの国-セントラル-へと転送されます。・・・種族が魔族なのでセントラルへの転送が中止されました。魔族の街ヘルタウンへと転送されます>

 え、えええええ?俺セントラルで約束してるんですがぁぁぁあ!


 視界が真っ白になり次に気がついたら禍々しい街の広場にいた。


エレベーター×エスカレーター



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