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文字数制限小説

それはまるで、桜のような

作者:

久しぶりの200文字小説です。

いや~、削った削った。100文字は優に削りましたね。ハハハ。


まぁそんな感じで。

凛の努力の結晶ともいうべき本作、楽しんでいただければ幸いです。

 手を伸ばせば届く距離にある桜の枝に、パールのような指先が触れる。薄紅色の花を澄んだ瞳に映すと、同じ色の唇が緩やかな弧を描いた。

 長い黒髪が、さらりと揺れる。枝を離れた花弁が春風に乗って、その横を滑るように舞い降りていった。

 「綺麗だ」と口に出せば、「えぇ。とても」と彼女は屈託なく微笑む。

 俺は念を押すように、もう一度

「とても、綺麗だ」

 と呟いた。


 俺の言葉に隠された本心を、彼女は知らない。

 知らなくて、いい。

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― 新着の感想 ―
[良い点] 綺麗にまとまっていて、小説が読みやすかったです。 [一言] 文芸部に所属していたみたいですね(^-^) さすがです。 是非、小説仲間になって下さい。 あと自分の作品を読んで下さい。
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