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偽りの招待  作者: Than Nen
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椎名は泣いていた、それは何故か…。


それを解き明かそうと思う。



『まず、君は妹の為と言い僕に接触してきた』



そう、それがそもそもの間違いである。



『本当は君が【マリア】を服用していたんだ。妹さんは君と逆の立場なんだ』


『…ええ、そうよ。私が【NG】の幹部だわ』


『そう、僕はそれを知っていた。では聞くが、何故知っていたか分かるかい?』


『…あなたは神埼伸一ではないと言った。では誰なの?元々【マリア】と繋がりがあるとしか

思えないわ』


『僕の正体は言えないけど、簡単に言うなら僕が本当の【NG】さ。意味が分からないと思うけどね』



そう、その事実が椎名を追い詰める理由なのだ。


【マリア】との繋がりも、僕のほうがより色濃い。


そんな事実を【NG】の幹部は知らない。


だからこそ自由に動ける。


僕が本当の【NG】なのだから…。



『…ねえ、私はこれから先どうしてら良いの?【マリア】に裏切られ、妹に心配をかけ、体ももうボロボロなの…』


『…そうだね、まずはコーヒーの味が分かるぐらいに、病院で療養してもらおうかな。真相はゆっくり解き明かすよ。僕のことも、全てのことを』



そう言い、ポケットからタバコを取り出す。



『…電子タバコじゃないのね…』


『ああ、言い忘れてたけど、僕20歳超えてるんだ。案外似合ってただろ、学生服』


『ええ、馬子にも衣装かしら…』


『ははっ!それだけ言えれば君もまだまだ大丈夫だ』



口から吐き出された紫煙は暗闇に吸い込まれていつの間にか見えなくなった…。

これで、偽りの招待完結です。


まだまだ続けたかったですが、また機会があれば続編を書きたいと思います。


読んでくれた皆様に感謝を!ありがとうございました。

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