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偽りの招待  作者: Than Nen
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『マリア…なるほどね…洒落(しゃれ)にしては面白くないわね…』


『だろ??』


『ええ、下手なジョークだわ』


『それがジョークじゃなかったりするんだよね…』



そう言うと一枚の紙を彼女に見せた。


それまで苦笑いだった彼女はその紙を目を見開いて見た。



『なんなのこれは…!?』


『マリアが書いた暗号文…らしい…』



その言葉はとても嘘のように聞こえたのかもしれない。


事実、その言葉に説得力は皆無だからだ。



『色々と疑問があるけど、全て置いて一つだけ聞いても良いかしら??』


『どうぞ…』


『これは何処で入手したの??』


『それは企業秘密さ』



そう笑って答えた。


事実、その入手経路を現段階で伝えることは出来ない。


しかしこの暗号文は彼女に見せたかった。この紙の存在というのを伝えたかった。


何故??


それは…



『君はこの暗号文を知っているだろう??』


『!?』



一瞬にして彼女の顔が変化する。


その表情で答えを聞く前に察することができる。


彼女とこの暗号文は関係があると…。



『…ええ、知っているわ』


『だと思ったさ。文に書いている【椎名】という文字。これは君か妹さんを指すんじゃないかな??』


『…正確には【椎名一族】を指すわ…』


『なるほどね…。これで少し疑問が解けたよ』

『妹さんが…マリアではないのかな??』



そう、それがマリアという人物の答え。

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