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偽りの招待  作者: Than Nen
過去
23/37

過去7

どれだけ時間が経っただろうか…。


僕は彼女を抱き、泣いていた。


涙が枯れ果てると思えるぐらい泣いた。



思考が冷静になってくると同時にゆっくりと体を離す。


しかし、その温もりをまだ感じて居たかった。


これ程までに人の温もりを欲したのは、3年ぶりだ。


昨日まで赤の他人だった彼女に対して僕は何故こんな気持ちを抱いているのか??


嫌悪感に包まれる。


けど、心では彼女を求めていた。


矛盾が、僕の思考を渦巻いていた。



『少しは楽になったかしら??』


『ああ…。すまないね、恥ずかしいマネをしてしまって…』


『恥ずかしくなんかないわ!!』

『もし、また泣きたいときは私がまた慰めてあげる』


『はは…。なら、またお願いするよ』



僕の悩みなんかお構いなしに彼女はそう言った。


その言葉は僕の心に大きく突き刺さった。


体全体に衝撃が走る。


【マリア】を飲むことなんか比にならないほどの幸福感。



『君は優しいね…。何故僕にそれ程優しくしてくれる??』


『分からないわ…。ただ、あなたがとても愛しく思えたの』

『変な話よね。昨日まで互いのことをロクに知らなかったのにね』


そう言い、一拍置くと言葉を続けた。


『ねえ、神崎君。私の話聞いてくれるかな??』


『ああ…聞きたい。【マリア】に君が全てを賭ける理由を』

これで過去編は終了となります。


ようやく登場人物が増えてきました。


まだまだ説明不足な部分は多いですが、これから徐々に補足していきたいと思います。


過去編で全て詰め込むと、終わる気がしなかったので(苦笑)


少しずつですが、ユニークと観覧数が増えてきて、読まれてるという感覚が増してきました。


下手な物語にならないように、知恵を振り絞ってこのあとも続けて行きたいと思います。


…推理どこ行ったし!!(笑)


これからもよろしくお願いします。


by神無月

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