手の届かない証明
たったひとつの言葉が
難しさの中で
苦みを増す
甘さも何も無い
板チョコの上を
ただ滑るだけ
見え透いたかけがえのないもの
それなら手を裏返したらいいんじゃない
果たしたい現実には
もうこれ以上手の尽くしようがないから
証明も理論も
武装を解いて
抜けない刀と同じだから
「Why」がぐっとこみ上げる
伸びをすればそれがたちまち飛んでゆきそうで
一体どうすればいいのやら
硬直状態
指した今を歩いていられるのも限りある
今という奇跡を信じようか
それとも
夢みたいな現実的感想を詠み老けようか
そんな難しさの中で僕は揉まれいる
手の届かない証明をっ