サバイバル15
戦いは一瞬だった。
城からフォーリアが飛び出していったのを確認した偵察隊と思われる2人はすぐに木刀を取り出し構えをとったが、フォーリアと剣を交えた瞬間大きくのけ反ったり、明らかに苦戦し、1分もたたないうちに片方がダウンし、それで分散されていた攻撃が片方に集中し、呆気なくもう片方もダウンした。
「やっぱスゲェなあいつ、、、」
数分間の戦いを見ていたヘラクロンはとても感嘆とした表情で言う。
まぁ確かに俺も剣術だけじゃあの二人を相手に2分もたたずに倒すことは不可能だろう。
「あのぉ、なんかフォーリアさんが合図送ってるんですけど?」
「え?どれどれ、、、」
俺が【視力強化】を使って見ると地面に日本語で大きく「あみ」と書いてある。
「あぁ、網、」
まぁ確かに二人を背負いながら移動は負担がかかるし引きずった方がいいな。
「よし。」
俺は右手を前に突きだし、『風玉』を作り出す。
「おい、魔物運ぶ用の網ない?」
「え?ありますけど、、、」
ジュエは不思議そうに網を手渡してくる。
俺はそれを丸めて『風玉』の中心部にセット。
「ふんっ」
そして俺はそれなりの魔力を込めて魔法を放つ。
網が届くとフォーリアはいそいそと気絶した二人を網に入れて走ってこちらに向かってきた。
あぁ、引きずられている二人が不憫でならない。




