サバイバル4
「よし、食べ終わったか?」
俺がそう聞くとロックハートは鳥肉を頬張りうなずく。
「よし、じゃあ約束通り話してもらおうか。」
「あぁ、まず俺達が襲った理由は、お前らの戦力の脱却や乗っとりだ。」
「戦力?」
意味がわからない俺にエイルが説明を施す。
「あなた達が強すぎて優勝確定なので、なにもさせないようにしましょうってことです。魔法が得意なあなたに剣士で魔法が少ししか使えない僕達じゃ勝ち目はないですからね。」
なるほど、だから俺たちの拠点を落とそうとしていたのか。
確かに今日でわかったが大規模な魔法が使えるやつはサバイバルについてはとても有利だ。
するとまだエイルが話を続ける。
「そしてあなた達は残りの2日間別のチームから攻撃を受けるでしょう。」
「え?何でそんな情報を?」
そう言うとエイルは呆れた顔をして俺に言う。
「サヴァルさんは本当に察しがわるいですね。まぁ他のチームと池の近くで話し合ったんですよ。」
「なるほど。時間とか内容とかは、、、」
「流石にそれはわかりません。各々でということでしたので。」
「そうか、、、ありがとうな。」
「いえ、約束なので、そんなことよりまだ焼き鳥ありますか?」
「ちょっと待ってろ」
俺は焼き鳥を串からはずし皿に出し牢に入れる。
「ありがとうございます。」
そう言い焼き鳥を食べるエイル。
クール系エルフが焼き鳥を綺麗に食べる姿はなんだか絵になる。
しばらくみていると上の階のフォーリアから声がかかる。
「話しは終わったの?」
「ちょっと待ってろ。」
上の階に行くと焼き鳥を楽しむ3人の姿が。
「どうだったんですか?」
「まぁ、俺達が優勝候補だったから失墜させようってことだった。」
「ふーん。まぁ今回は失敗に終わったって訳ね。」
「まぁ、そうなんだけどどうやら他のチームも同じこと考えているらしいんだ。」
「えぇ!?大変じゃないですか?」
どうしましょうどうしましょうと慌てるジュエをいつも通りヘラクロンがなだめながら俺に問いかける。
「日程は聞いたのか?」
「それが、聞いたんだけど1日おきに攻めてくるっていう情報だけで正確な時間帯はわからないんだ、、、」
「じゃぁうかつに狩りにも行けないじゃない!」
ずっと鳥肉をムシャムシャ食べて話を聞き流していたフォーリアも流石に反応する。
まぁ食が関係してるからという理由だからかもしれないが。
「そうなんだ、だから狩りの時は城に2人残しといた方がいいと思うんだ。」
「いいんじゃないか?」
「いいんじゃない?」
「そうしましょう、、、」
「よし、じゃぁ俺は夜営をするからお前らは寝ててくれ、」
すると、ジュエが心配そうに話しかけてくる。
「あの、流石に1夜ずっと見張りっていうのは疲れるのでは?」
「え、えっと、」
流石に『僕、元サボテンだから大丈夫!』とは言えないからな、、、
するとフォーリアが階段からおりてきて言う、
「サヴァルは不眠のスキルを持ってるから大丈夫よ。」
ナイスフォーリア!
俺は心の中でガッツポーズを作る。
「じゃぁそういうことだから安心して寝てくれ!」
「そうですか、余計なお世話でしたね。では寝させてもらいます。」
「あぁ、お休み、」
そうして誰もいなくなる。
しかし、さっきはフォーリアがいなきゃけっこう危ないところだった。
これからはそういうことに対応するためにあらかじめ設定を用意しとけばいいだろうか?
ただ、そうしても仲がいいやつに鑑定されたら終わりだからな、、、
そんなことに悩みながら俺は城のそとを眺めるのであった。




