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サボテン生~サボテンマニアは転生したらサボテンでした ~  作者: アジ
第1章 サボテンライフ、サボテン集め
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ダンジョン攻略FINAL


 階段を降りる、、、

 トントントンとそれぞれの足音が響いていく。

 流石に最終階層になるとダリウスもふざけないんだな、、、。そんなことを思っていると目の前に光が、、、

 眩しさに目が慣れると思わず声をあげたくなるような光景が広がっていた。

 そう、そこは闘技場になっていたのだ。

 俺たちは、目を丸くし戸惑っていたら、()()はどこからともなく落ちてきた。

 「ドガァァァァアアアン」

 うわ、なんだ?土埃がすごいな。

 土埃が晴れるとそこには、高さ5メートルを越えるほど大きく、2メートルもの角が生えた牛が立っていた。

 「狂血牛かよ、、、」

 マジかよ、そんな恐ろしい名前してる奴に勝てるはずないだろ。

 と思っていたが、ダリウスは剣を構えながらものすごいスピードで牛に向かって走っていく。

 しかし、ダリウスの剣が届くより先に、ウシの方が早く行動した。

 「ブモォォオオ」

 牛のどでかい角の間から直径1mほどの【火炎玉(ファイアーボール)】が発射されたのだ。

 けっこうな威力があったが俺の分身が捨て身でガード、ダリウスは走り続ける。

 「火ならこちらは水です【水球弾(アクアショット)】」

 先輩は直径1mの楕円形の水を生み出し牛にぶつける。

 「モォォォオ」

 けっこう効いてるな。なら俺も、

 「大地の恵みよ我が敵をさばけ【巨木鞭(パワーウィップ)】」

 地面から巨木が出てきて牛を何回も叩く。

 これは攻撃呪文なのだが、俺は先輩と違い魔力がそこまででないから全力で魔法を放つ。つまりこの一発が最後の魔法だ。

 「モォォ」

 牛は少し嫌がるだけで効果は足止め程度だ。

 流石に俺じゃ無理だな。

 そんなことを思いながらいると視界に牛に向かってものすごいスピードで切り込んでいくダリウスの姿が、、、

 「おりゃあぁぁぁぁぁぁぁあああ」

 ダリウスの剣が牛の額に突き刺さる。

 「モォ」「ドッスーン」

 牛は力なく悲鳴をあげ、倒れた。

 (レベル100に到達しました。)

 マジ?レベル100ってすごくね?吸収しながらそう思う。

 「ステータスオープン」


名前 水原 流輝

 種族 サボ人間LV100

 HP 1632

 攻撃力 2563

 防御力 1879

 スピード 2943

 魔力  3753

 固有スキル 【眼魔粘サボテン時 超再生 視力強化】【サボオーク時 剛力 堅力】 【サボ・リザードマン時 水中スピード30%UP】

 吸収魔法 毒魔法【解毒可】

 スキル 火魔法強化 鑑定 突進 光合成 吸収 放角 牙剣 進化+1(眼魔粘サボテン サボオーク【魔力 スピード-100 攻撃力 防御力+100】サボ・リザードマン) 剣技LV8 上級魔法(草魔法) 中級魔法(火、水、風、地、雷、回復魔法) 分裂(2体までHP5分の1)

 称号  転生者【攻撃力20UP 言語理解 解放】スライムハンター(スライムサボテ ンに進化せずスキル【分裂】使用可能)捨て身のアタッカー(HP10%の場合攻撃力2倍)


 やったね、スキルも色々手に入ってるな。【火魔法強化】とか【突進】は見ればわかるけど、【牙剣】ってなんだよ。

 ん?なんか【進化+1】ってなってね?

 とりあえず気になるから【進化】をタップ!


 【統合進化】

サボ人間と眼魔粘サボテンを統合し、ドライアド(刺)に統合進化しますか?


 ダンジョン攻略の報酬はかなり大きいものになりそうな予感がした。



 「2人とも~集合~」

 「どうしたんだよ急に?」

 「どうしたの?」

 とりあえず2人を集めて話を始める。

 「この度私、水原 流輝 人間の姿に近づけるかもしれません!」

 「そうか!よかったじゃないか!」

 「よかったね。」

 そう、ドライアドは木の人間みたいなもんだから、少なくとも今の姿よりは人間に近づくはず。

 「スキル発動!【進化】ドライアド(刺)!」

 淡い緑色の光に包まれて、進化が始まった。



 気がつくと、回りにいた2人が少し大きくなったように見えた。おそらく俺が小さくなったのだろう。

 おっと、2人が口を全開にして驚いている、、、喉乾燥しないのかな?

 「おい、、、えっと、お前、、、けっこう人間っぽくなったな。てかもうほぼ人間だ。」

 「う、、、うん、そう、、、だね」

 マジかよ俺けっこう人間に近づいた?

 下を向いてみるとすっぽんぽんだった。だけどなぜか隠すものがなくなっている。まぁサボテンに転生したから、覚悟はできていたけれどね。

 しかし、顔がわからんな、、、あっそうだ!

 「【ウォーターミラー】」

 これは太陽光を反射させて、敵の目を潰す小技だけれど、今回は普通の鏡として使用する。

 「こりゃすごいな、、、」

 俺は、緑髪でスレンダーな16際程の美少年の姿になっていたのだ。そう!最初サボ人間に進化したときの思い浮かべていた姿。

 「【ステータスオープン】」


 【ステータス】

 名前 水原 流輝

 種族 ドライアド(刺)LV100

 HP 2533

 攻撃力 3983

 防御力 3582

 スピード 4367

 魔力  4522

 固有スキル 超再生 視力強化  剛力 堅力  水中スピード30%UP 反撃刺

 吸収魔法 毒魔法【解毒可】

 スキル 草魔法詠唱破棄 草魔法強化 火魔法強化 鑑定 突進 光合成 吸収 放角 牙剣 剣技LV8 上級魔法(草魔法) 中級魔法(火、水、風、地、雷、回復魔法) 分裂(2体までHP5分の1) スキル獲得(【吸収】した敵の劣化スキルを稀に獲得) スキル統合(持っているスキルを統合し、強化可能。なおこれは自動的に行われる。)

 称号  転生者 (攻撃力20UP 言語理解 解放)  スライムハンター

     捨て身のアタッカー(HP10%の場合攻撃力2倍)

     偽装者 鑑定されたら【長耳族エルフ】と結果が出る。 

 

 スキル【変身】がなくなったのは想定外だが、それでもお釣りが来るほどの進歩だ。

 それから俺たちは、ダンジョンの最下層で1日を過ごした。


 俺たちは次の朝ダンジョンを出て(最終階層に転移魔方陣があった。)ダリウスとガヴェルの母国、【砂漠の国 ラール】に向かい歩みを進める。人間の姿だし国におそらく入れるだろう、この世界の町がどんなものか楽しみだ。




 

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