サバイバル1
森に突入してしばらくがたち、俺のチームは広い平野にたどり着いた。
「一旦休憩にしましょう!」
フォーリアがそう言い、俺たちは地面に座り込み休憩する。
「まだ、池につかないんですね、、、」
ジュエは気が弱い子で池につかないことを心配している。
「あぁ、方角は間違ってないんだけど、、、意外と広い森なんだな。」
と、答えるのはヘラクロン。
彼はジュエと違い勝ち気な性格だが面倒見が非常によく、心配するジュエをなだめている。
「にしても魔物も弱いわね。」
そう、ありがたいのは魔物が弱く、狩りやすいというところ。
これで食料に困ることはないのだが、普通は水が必要だが俺は水を出せる。
つまり俺のチームは必要最低限のことしかしなくていい。
するとフォーリアが提案を持ちかける。
「本当は魚がとれるから池の近くで拠点を作りたかったけどサヴァルは水が出せるし、食料の心配はなさそうだし、ここで拠点を作るのはどうかしら?」
これにはみんな納得し、拠点を作ることになった。
だが、
「サヴァル。あなた木魔法と地魔法、、、それも木魔法にいたっては聖級が使えるのよね?」
「え、そうだけど。」
俺がそう答えるとフォーリアはにっこり微笑む。
「魔法で家ぐらい作れるよね?」
「、、、」
結局俺は莫大な魔力を使い、城を作ることになった。
「はぁ、疲れた、、、」
「助かったぜサヴァル!」
「ありがとうございます、、、」
「さすがよサヴァル!」
俺は1時間ほど時間をかけ、城を作ることに成功した。
なんでわざわざ『城』を作ったかって?
ヘラクロンが「どうせなら堅牢なやつにしよう!堅牢なやつに!」とか騒いで俺の中2心が共鳴したせいだ。
俺とフォーリアは心の中で『城だー!スゲー!』となっているが、他二人は見たことないデザインに目をキラキラ輝かせている。
「これ、、、なんか北西部の建物のデザインと似てますね。」
と、言いいだすジュエ。
「そうなのか?」
「はい!以前旅行に行ったときにこのようなデザインの建物がたくさんあって印象に残っています。そちらの文化のモチーフではないんですか?」
「あ、ああ!たぶん実家がそっちの方で、、、俺の実家もこんな感じなんだー」
焦って取り繕う俺。大丈夫。ばれてない、、、よな?
「じゃぁ昼ご飯と、夜ごはんの食材調達にでもしに行きましょう。」
するとフォーリアが話を変えて助けてくれる。
ありがたや、フォーリア様、、、
「けど見張りを誰にする?」
そう言うヘラクロン。まぁいつ魔物に襲われるかわからないし、見張りぐらいは必要だな、
「じゃぁ、私が残ります。」
ジュエがそう言い結局残るのはジュエに決まり、俺たちは食料調達に出発するのであった。
「まぁ、このくらいでいいんじゃない?」
俺たちは1ヵ所に集めたモンスターの死骸と山菜を見て引き上げる決断をする。
散策してみたがやはりこの森のモンスターはそこまで強くなく、美味しそうな鳥モンスターがいたのでそいつを中心に狩りを行ったら群れの討伐に成功し20羽ほど仕留めれた。
さらにフォーリアはなぜか山菜に詳しく、密かに山菜を集めてくれていたおかげで大量の山菜を手に入れれた。
フォーリアいわく「修行の時にちょっとね、、、」とのこと。
「よし!じゃぁかつぐか!」
そう言い鳥をかつぐヘラクロン。
「あ!俺はアイテムボックスあるからいれようか?」
「お前すげぇな。流石元冒険者。」
そう言い渡された鳥を俺はアイテムボックスにいれた。
正直アイテムボックスの容量というか制限に引っ掛からないか心配だったのだが、なんなくスルンと入ってしまった。
最近フルパワーでモンスターとか狩ったことないから実感してなかったがけっこう筋力などが上がっているぽい。
そうして城に戻るとジュエがしっかり見張りをして待っていてくれた。
「今開けますね~」
ジュエは門を開け俺たちを見てぎょっとする。
「もしかして、、、収穫なしですか?」
「あぁ、違うよ。サヴァルがアイテムボックスにいれてくれたの。」
「あぁ、なるほど!」
まぁ確かに帰ってきて何も持ってこなかったら心配するわな。
俺は安心するジュエを横目に山菜やらモンスターやらをアイテムボックスから取り出す。
「さて!昼頃だし!料理でもするか!」
ヘラクロンはそう言い肉を焼き始めるため、魔法で火を起こした。
移動途中に言ってたのだが、実家が王都の高級料理店で本人も親に憧れ、なかなか料理が上手らしい。
ジェナは基本家では自炊をしていたため料理ができるそうでクルミと山菜でサラダを作っている。
フォーリアは食べる専門らしく、料理は作れないらしいので待機。
俺は山菜を水で洗ったりした。
しばらくたつと、肉が焼け、サラダが出来上がったので昼飯タイム。
「「「「いただきます。」」」」
最初に肉にかぶりつく。
肉はハーブぽい山菜で味付けしたのでなかなかに美味しい。
サラダも山菜の味を邪魔しいない程度のクルミとの相性が抜群に良い。
そうして俺たちは楽しい昼を過ごした。




