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サボテン生~サボテンマニアは転生したらサボテンでした ~  作者: アジ
第3章 学校での探し物 後編

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【番外話】 異世界クリスマス 

※注意   中学生未満の方は閲覧しない方が良いかもしれません。








これはサヴァルが一年間ガトと一緒にカラール王国で気ままに冒険者をしていたときの話、、、

 ダンジョンのクエストの帰り道。

 日が暮れ始め、一回着替えのために立ち止まる。

 「はぁ、やっぱり夜の砂漠は寒いな、、、」

 「そうだね。昼は20度前後でちょうど良いんだけどね。やっぱり夜は、、、」

 そう。砂漠の冬はめちゃくちゃ寒い。

 日によっては氷点下に達することもあるから、冒険者は帰りが遅くなりそうなクエストを受注したら、防寒着を持っていくのが鉄則だ。

 「もう。12月か、、、」

 俺はポツリと呟く。

 「うん。そろそろクリスマスの飾りをつける時期だね。」

 「うんうん。12月にクリスマスの装飾は、、、ってクリスマス!?」

 「うわぁ!クリスマスがどうかした、、、ってそっか。サヴァルくんは転生者だもんね。いいかい。クリスマスってのは、、、」

 「ちょっとまてい!」

 いつも通り解説を始めようとするガトを制止する。

 「この世界にもクリスマスはあるのか?」

 「そうだけどって、、、まさかサヴァルくんの前世の世界にもあったのかい?」

 「もちろん!大イベントだよ!」

 「そっか。あっちの世界にも共通したイベントがあるのか、、、」

 確かに思えば転生者がそういうイベントを伝えた可能性だってあるし、そう考えると当たり前かもしれない。

 「じゃぁ。クリスマスプレゼントでもサリビアに買っていくか。

 ちょうど帰り道に商店街があるしそこで買うことにしよう。

 「そうだね。サリビアちゃんもきっと喜ぶよ。あ!あとせっかくだしクリスマスツリーは君が魔法で作るから飾りを買っていこう。」

 「ワン!」

 「ん?どうしたガディン?」

 「ワン!ワン!」

 「混ぜてほしいんじゃないかな?ほら!トナカイとかの仮装させたらどうかなあ?」

 「良いな。それ!」

 俺たちは話を弾ませながら家へと帰った。

 大人になってもクリスマスは楽しいものだ。

 

 「ただいま~!」

 荷物を二人で抱えて玄関を開けると部屋はもう暗く、サリニア達は寝てしまったようだ。

 「じゃあ驚かせちゃおっか!」

 ガトが珍しくいたずらっぽく笑う。

 もとが爽やか系イケメンだからギャップの破壊力が、、、

 「よし。じゃぁクリスマスツリーは暖炉の前に置くか。」

 「はい鉢。」

 俺は買ってきた鉢をガトから受けとり庭から土を取ってきて入れる。

 「よし。こんなもんか。」

 「うん。じゃぁツリーを頼むよ。サヴァルくん。」

 「任せろ。『木創造(クリエイトツリー)』」

 俺は魔力を調整して高さ2メートルくらいのモミの木を生やす。

 「こんなもんか?」

 「うん!バッチリだよ!」

 ツリーを見上げて言うガト。

 「よし。じゃぁ飾り付けを始めようか!」

 「うん!」

 俺たちは夜に忙しくクリスマスの準備をするのであった。

 

 「キャーすごーい。」

 朝。大変ご機嫌なサリニアの声で起きる。

 言うまでもなく昨日のツリーもろもろが理由だろう。

 ドアを開け、リビングに向かうとツリーを見上げながら喜んでるサリニアとサリビア。

 「どうだ!すごいだろ!」

 「サー兄ちゃんとガー兄ちゃんありがとう!」

 「ハハハハ!それは良かった!」

 俺はサリビアを抱き上げぐるぐる回転する。

 「ファァ。おはよう。」

 そして寝癖ボーボーのガトが階段から降りてくる。

 「あなた達がしてくれたの?」

 「うん」

 「まぁな」

 得意気に答える俺たち。

 昨日は夜中まで作業し続けたから、かなりのクオルティだ。

 「よし!今年のクリスマス料理は奮発するわよ~」

 俺たちは笑いながら楽しい一時をすごした。


 クリスマスイブ

 

 「明日はクリスマスだ~!」

 「あはは!そうだな。クリスマスだぞ。」

 楽しみで待ちきれないとばかりに廊下を走るサリビア。

 「全く。サリビア早く寝るよ。」

 「は~い。」

 サリニアに抱えられながらサリビアはリビングから退場する。

 「さて!プレゼントのセッティングでもするか。」

 「うん。」

俺はアイテムボックスからプレゼントを取り出し、ツリーの下にセッティング。(サリニアの分も一緒に)

 「さて、じゃぁもう寝ますか。」

 「そうだね。」

 あしたの反応が楽しみだ。

 

 「わーいプレゼントだ~!」

 俺はサリビアの歓声でムクリとベットから起きる。

 どうやら喜んでもらえたみたいだ。

 俺はリビングへ向かい、サリビアを抱き上げる

 「おーう。プレゼントはサンタからもらえたか~?」

 「うん!あれ!」

 サリビアが指を指すとそこに4つのプレゼント。

 「え?4つ?」

 「うん!サー兄ちゃんのがこれで、お姉ちゃんのがこれで、ガー兄ちゃんがこれで、サンタさんからはこれでしょ!」

 「、、、え、、、4つ、、、、、、」

 「ファァァァどうしたんだい?」

 戸惑っているところにガトが階段から降りてくる。

 それを俺は別の部屋につれていき問い詰める。

 「ガト!プレゼントが、、、4つ!」

 「ん?サンタからじゃないのかい?」

 「いや、俺たちは3つだけなのに!」

 「だからサンタだって。、、、もしかしてサンタの解釈が違うのかい?」

 サンタの解釈が違う、、、イベント事態はどう変わらないのにあり得るのだろうか?

 「お前の世界のサンタってどんなやつ?」

 「この世界のサンタは、1000年前の転生者の従魔が、子供のためにプレゼントを配るって言うやつなんだけど、、、そっちは?」

 「、、、え、、、、、、、、、」

 どうやらこちらの世界のサンタは実在しているらしい。

 よくやった。転生者。子供も夢を壊さないクリスマスを作ってくれて。

 「どうしたんだい?」

 「いや、、、大丈夫。何でもないよ」

 俺はあえて言わない。この楽しい雰囲気を壊したくない。

 地球にサンタがいなかろうがこちらの世界にはいるのだ。郷に入れば郷に従えと言うやつだ。

 別に今言う必要はない。

 「よ~し!クリスマスを楽しむぞ!」

 俺達はこれでもかと言うほどクリスマスを楽しみ尽くした。

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