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サボテン生~サボテンマニアは転生したらサボテンでした ~  作者: アジ
第3章 学校での探し物 後編

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食堂でのひととき

本編です。

最後まで見ていってくれると嬉しいです。



 「ファァァァァアア」

 俺はドでかいあくびをしながら起きる。

 さて、なにをしよっかな、

 俺は朝食を食べながら考えてみるが特に案が思い付かない。

 しょうがないから今日も図書館にこもることにした。

 

 図書館


 「今日はどこから探そっかな、、、、」

 もちろん探すのは例の『先代』とやらの情報。

 俺は本を読むのはあんまり好きではなく(サボテンの情報だと話は別だが)渋々読んでる感じだから結構辛い作業だ。

 俺は図書館をうろうろしたあとひとつの本に目星をつける。


 〈転生の仕組み 著 竹村 大〉


 見つけた瞬間「あっ!」ってなった。

 だって『竹村』っておそらくこの学校を設立した人じゃないかってね。

 そして、おそらくこいつは転生の仕組み的なやつを突き止めたのだろう。

 俺はページをめくってみた。


 〈始めに、簡潔に言おう僕は転生者だ。そして、己の人生の大半をかけて転生の仕組みを突き止めることに成功した。僕はそれを記す〉


 なるほどなるほど。やはりこいつは転生者だったか。

 予想は間違っていなかった。

 俺は読むのを再開した。


 〈まず、転生とは、異世界(地球)で死んでしまった魂が何らかの形で、この世界の生まれてくる生物に籠ってしまう現象だ。

 そして、そうやって生まれた生命は前世の記憶、、、、それも異世界で生きた記憶を持っている。

 転生はとても珍しいが、その前世の死亡方法にはある一定の決まりがあることがわかった。

 それは、殺害されて死んだ、、、、要するに事故や殺人など、人に殺された人に限られていた。〉


 おいおいマジかよ、転生者全員事故死・殺人死って闇深すぎだろ。

 俺はトラックに突っ込まれて死んだしこの本、なかなか信用できるな、、、、

 しかし、この決まりが適用されるならフォーリアも事故か殺人で死んだことになる。

 まぁ、あいつは毎日モリモリごはん食べて、友達と遊んだり、剣術頑張ったり楽しそうにしてるから、トラウマとかはなさそうだが、事故はともかく殺人だったらちょっとかわいそうだ、、、、


 〈他にも、転生者の種族は、人形の種族が極めて高いことが、文献などを調べてわかった。

 特に人間が転生者に一番多く、次に多いのはドワーフ、エルフ、マーマンということがわかった。

 これは私の思いつきで、根拠のない持論なのだが、おそらく前世が人間の魂だったため、人形の生物に転生しやすいのではないかと考えている。そのため、人間と少し違った、ドワーフなどは転生者が少ないのではないかと、、、、〉


 ス、スゲェ、、、、まさかそんなところまで分かったとは、、、竹村 大って天才なのか?

 ただ、この本の情報を鵜呑みにすると『俺がサボテンに転生したのはなぜだ?』という問題が出てきてしまう。

 う~ん?あ!もしかして、、、、

 俺が思い出したのは死ぬ直前のシーン、、、、

 確か俺が死んだのはサボテンショップ、、、、つまり、、、、


 (予想) トラック突っ込む→俺&たくさんのサボテン死亡→魂が合体→サボテンに転生


 、、、、ということなのか?いや、今のところはなんとも言えないが、意外といい線いってるかもしれない。

 

 次のページには作者の生きざま的なやつが書いてあった。

 こいつは【転生スキル】で【ワープ】という名前の通り来たことある場所を行き来する能力を持っていたらしい。

 まぁ、そんなことはさておき、こいつはどうやら120年前にこっちの世界に転生したらしい。

 だがここで驚くべき情報。どうやらこの竹村とやら、前世で死んだのが2029年、、、、そう、2024年に死んだ俺からしたら未来の人だ。

 この情報から察するに異世界と地球の時間の流れは一致していないらしい。

 となるとフォーリアは果たして未来人なのか過去人なのか、、、、まぁまた今度それは聞いておくとして、、、、

 こいつは、ワープですぐ逃げれることを良いことにたくさんの場所を冒険して回ったらしい。

 こいつの情報によると、人魔境界線というものがあり、大陸を半分にわけ、北に魔族南に人間が住んでいるということらしい。

 それなら昔行った『空の国』はどうなのだろうか、、、、と思ったのだがだが調べてみるとどうやらあれは昔は魔族の領地の空に浮かんでいたけど、人類と魔族の戦争の影響で移動してしまったらしい。

 じゃぁあのしいたけ頭は結構初期は大変だったのか、、、、

 そんなことを思っていると、なんともう11時、12時は食堂が混んでいるのでもういかないと席がなくなってしまう、、、、

 俺は本をもとの場所に戻してから大急ぎで食堂に向かった。


 「ガヤガヤガヤガヤ」

 どうやら少し食堂に来るのが遅かったようだ、席は空いていないこともないがとても混雑している。

 「オーク定食一人前お願いします!」

 「はいよ!銅貨2枚だよ」

 俺は銅貨を払い定食を受けとる。

 さて、どこで食べようか、、、、

 いい席がないかキョロキョロしてると人が座ってないところを発見。

 俺はそこに座ってオーク定食を食べ始める。

 味は悪くないし、大盛りで安いから俺はだいたいこれを食べている。

 「ここいい?」

 ふと目線をあげると大量の骨付き肉を持ったフォーリアが目の前にいた。

 「いいよ」

 すると俺の前の席に座り、豪快に肉にかぶりつく。

 そういえば、聞きたいことができたんだった、、、、

 「食事中すまないけど忘れる前に質問させてくれない?」

 「???いいけど、、、、」

 「前世の死因って、、、、」

 二人の間に重苦しい不陰気が流れる。

 そりゃそうだ、さっき読んだ本が正しければ、人に殺されたことになる。

 しばらくし、フォーリアは肉を食べながら話し始めた。

 塾に行く途中にストーカーに殺されたこと、、、、気づいたら異世界に転生していたこと、、、、

 「まぁ、私はそんな感じかなー。で?あんんたは?」

 「俺?」

 いきなり話題を振られて驚く俺。

 「私が言ってあんたが言わないのはずるいでしょ。」

 確かにそうだな。俺だけ言わないのはずるいわ。

 そして俺は今までのことを話していった。


     


 「、、、、って感じで今に至る訳なんだが、、、、」

 俺が話し終わる頃にはフォーリアは持ってきた全ての肉を完食していた。

 「あなたも大変だったのねぇ、、、、で、なんでそんな急な質問したの?」

 「それなんだけど、さっき読んだ本で興味深いところがあって、、、、」

 例の本について説明をすると、ビックリしたような顔をしてフォーリアは質問してくる。

 「つまり、この本を信じるならみんな事故死ってことね。」

 「うん、それもそうなんだけど、どうやら、地球とこの世界の時系列もごっちゃになっているっぽいんだ。で、フォーリアは西暦何年に死んだんだ?」

 これが一番気になったこと。フォーリアが未来人なのか、、、、

 「2019年よ。」

 淡々とそう答えるフォーリア。

 過去人だったのか、、、、もし未来人だったら気になる漫画の続きとか、誰が新大統領とかそういうことが聞けたかもしれないのに、、、、

 「そっか、ありがとう。じゃぁまたな。」

 俺は席を立ちお盆を片付けようとする。

 「ちょっと、まって!」

 慌てたように引き留めるフォーリア。

 どうやらまだなにかあるらしい。

 「先生に、あんたの1期合宿の準備を手伝うように言われてるのよ!」

 あぁ、そういえば準備しとけって前の授業で言われたっけ?あぶないあぶない。

 「分かった。いつ空いてる?」

 「いつでも。」

 うーんいつでもいけるのか。今日明日は例の本の続きとか読みたいから、、、、

 「明後日頼める?」

 「分かった。朝あんたの部屋に行くわ。」

 そうして時間を示し合わせて、食堂から図書館へと移動するのであった

次は土日までに出したいです。

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