【番外話】フォーリア ~料理好き母(少食)×娘(大食い)~
あれから更に4年。
剣豪を目指し、日々ユクサから剣術を教わって力をつけた私は、中級兵士に就任したユクサと同じほどの実力、、、いやそれ以上の実力を手に入れていた。
「ふん!」
「カァン!」
今私は特訓メニューのひとつ、フライパン叩きを家の庭で行っている。
どういう特訓なのかと言うと、吊るしたフライパンを木刀で曲げ、次の日は曲がったフライパンを逆の方向に曲げる、という特訓。
「カァン!」
「よし!こんなもんかな」
吊るされたフライパンは綺麗なくの字に曲がっていた。
この特訓をしてから、フライパンをどれだけ綺麗に曲げられたかを見るのが趣味になってしまった。ちなみに今回は過去2~3番目ぐらいに美しい形だ。
「ご飯できたわよ~フォーリア!」
「は~い!今行くね~!」
家からお母さんの催促が飛んできたので家の中へと戻る。
居間には5人分の料理が置いてある。
そうそう、私に新しい家族が、、、できたわけではない!
実は5人分の料理は全て私の朝食だ。特訓するようになって、、、、【身体強化(MAX)】をよく使うようになってからわたしは大食いになってしまったのだ。理屈はわからない。
まぁけど私は食べることが嫌いなわけでもないし、幸いこの家は貴族の家だし食費にも困らない。
良かった良かった。
しばらくするとお母さんが自分の分の料理を持ってきたので、食べることにする。
「「いただきま~す。」」
私は最初に山盛りに並べられたパンに手を伸ばす。
「ん~。やっぱりダフィスさんのパンは美味しい!」
これは私の一番好きなパン屋さんのパンで、素朴な味なのにいつまでも食べてられるような外パリ内フワァな食感がたまらない。
「あら、良かったわ。今回のスープも力作だから飲んでみて。」
「わかったよモグモグ」
パンを飲み込み、スープの次がれたお椀(大)に手を掛ける。
「ごくごくごく」
スープはトマトとハーブを加えた薄いオニオンスープのような味だ。味は薄味なのだが、ハーブが香ってとても美味しい。
「ハーブがとっても合ってるね。」
私は思ったままのことをお母さんに伝える。
「良かったわ~!」
お母さんは料理が趣味で、メイドさんはたくさん雇っているが、料理だけは自分で作るぐらい好きらしい。
まぁ本人は少食で作った量を食べきれないから私に毎回食べさせてくるわけだが、、、私も大食いだからwinーwinだ。
「お母さん!ご飯食べ終わったら森に行ってくるね!」
「いいわよぉ、気を付けてね。」
私はご飯を食べたあと森で魔物退治をするのが日課だ。まぁ行かない日もあるけど。
「ごちそうさま!」
「はいはい、お粗末様でした。」
私は皿を洗い片付けた後近くの森へと向かった。
次は金曜日に投稿かな、、、
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