【番外話】フォーリア ~魔法使いの訓練~
「よ~し!フォーリア!約束通り訓練をつけてやる!」
「わ~い!」
今日は私の6歳の誕生日。
人生って速いな、、、私が生まれてから6年間特に大きな問題はなく、家族も元気いっぱいだ。
そして私は6歳の誕生日祝いに、兄(名前はユクサと言うらしい)に魔法の訓練をつけてもらう約束なのだ。
私の家は農村部にあり、お父さんはこの辺を統治する貴族らしい。
だから今兄と一緒に魔法の訓練をするところを探している。
いい感じの広場を兄は見つける。
「よし!この辺でいいかな。」
兄は少し歩いて私と向き合う。
そして私は兄の顔を見上げる。兄は今20歳なのだが、私が生まれた頃から美形をしっかりと維持して今では超美青年へと変貌している。
そして私も幸い遺伝子を受け継ぎ、結構美少女だ。今は髪を一括りにしばり動きやすいポニーテールだが、もう少し伸びてきたら下ろしてもよいかもしれない。
「じゃぁ、まずは一番簡単だと言われている水魔法を教えようか。」
そう言うと兄は右手を真っ直ぐ木に向け人差し指を差す。
「『水弾』!」
兄がそう言うと同時に指先に水が生成され、木の方向に散弾銃の弾のように飛んでいく。
「ドシュドシュドシュ!」
木の方を見ると木がえぐれていてそこから水が滴っている。魔法ってすごい。
すると、兄は私の方を向き直す。
「『アクアショット』って言って魔力を放出すれば出きるからな。」
なるほど。私も美少女魔法使いを目指すために一応努力はした。魔力ぐらいはわかる。
私は小さい指を木に向け全力の魔力を込める。
「『水弾』!」
そう言うと同時に込めた魔力が消費され、水が出来上がり、木に飛んでいく。
「パシャッ!」
しかし、私が放った水は木に当たりはしたものも、木は削れすらしなかった。
転生者だし、てっきり木が「ドコーーン」って倒れて「何て魔力だ!?」って兄が言うのかも、、、とか思っていたが違ったようだ。現実はそう甘くない。
「まぁ、最初はそんなものだよ。はい、」
兄はそう言い、私に木刀を渡してきた。
魔法の訓練だってのになに考えてんだ?
「まぁ、魔法は少しずつなれてけば大丈夫だよ。魔法使いには足腰も重要って聞いたこともあるし、少しは剣術も嗜んでみたら?」
なるほど。魔法使いは足腰も必要なのか、、、
私は木刀を受け取り握る。
「さぁ!いつでもこい!」
そう言い、兄は木刀をかまえる。
さてどうしたものか、、、実は私魔法使い一筋で生きていきたいと思っていたから本気で運動したことがない。
「どうした?やっぱ動きたくないかい?」
「い、いややるよ!」
兄に急かされ私は全力で走った。
「え?」
なんと思ったよりはるかに速く走れた。成人男性ぐらいの足の速さだ。
「え!?」
流石にこれには兄もビックリした模様。なにせよ走ってる私にも意味がわからない。
私は兄に近づき力強く剣を降る。
「カァン!」
「えっ!」
私は想定以上に速く力強く剣が降れた。
「ふんっ!」
しかし流石に兄には弾き返されてしまった。剣は空高く舞い地面に落ちた。
「ちょっと、フォーリア。もしかしてなんだが、、、、転生者、、、なのか?」
「え?、、、」
私は思いがけない兄の発言に固まってしまった。
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まだまだ続きそう、、、、
次は土曜日に出したいと思います。




