【番外話】フォーリア ~プロローグ~
時刻は夕方、何事もない秋の学校の帰り道。
「じゃぁね椿ちゃん!」
「うん、また学校でね!」
私の名前は 茎山 椿、18歳で受験を控えた現役JK、これといった特徴もなく、美人なわけでもないし、ブスなわけもない。
友達と別れ、受験勉強のために通っている塾へと向かう。
通うのはめんどくさいし、行きたくないけど受験前だししょうがない。
「行きたくないなぁ、」
つい呟く私、
「ふふふ」
男の低い笑い声が聞こえた。
思いもよらない返事に私は後ろを振り返る。
「だれよ!」
後ろにいたのは見たことすらない黒パーカーの男。
「ふヘヘヘヘ、僕は君の、、、で、、、だから、、、、、」
男は小さな声でゴニョゴニョと笑いながら呟きだす。
これは、、、不審者!
(今しかない!)
男が下を向いてブツブツ呟いているあいだ、私は持っていた荷物を道路投げ捨てて走り出す。
「ま、まてぇ!」
もちろん男も追いかけてくる。
「はっ、はっ、はっ、はっ」
私は別に運動も得意じゃないしすぐ息切れを起こしてしまった。
後ちょっとで人通りが多い道に出るのに、、、
後ろを向くとパーカーの男が立っている。
「なんで、、、なんで逃げるの、、、椿ちゃん、、、だって僕は、、、」
すると男はポケットからナイフを取り出す。
「やめて!」
「死ねぇ!」
男はナイフをつきだす。
お腹に痛みが走る。
「つっ!」
下を見るとお腹からじんわりと血が溢れている。
「う、うわぁぁぁああああ」
男は何を思ったのか走って逃げて行く。
私は出血のせいかフラフラしながら道路に横になる。
「ここで死ぬのか、、、」
目の前がゆっくりと暗くなっていった。
久々の番外編。しばらくはこれを書きま~す。
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20分後にまた出すよー。




