転生者
最近話が短くなってきた。来週には尺を戻したい、、、!
「『六色弾』!」
俺はフォーリアに向けて容赦なく魔法をぶっ放つ。『六色弾』は基本攻撃属性全てを混ぜた玉を相手に発射する魔法だ。
「甘い!『花弁切り』」
フォーリアは魔法を真二つに切り、俺に突っ込んでくる。まぁいつも通りだったら俺は魔法で追加攻撃だが今回は違う、、、
「『炎層』」
「っつ!」
フォーリアは急に出現した炎の壁を前に立ち止まる。
「え?魔法じゃない?」
おっ、流石に気付くか。
魔法で作り出した炎と普通の炎は魔力の差がまるわかりだからね。
そして俺は固まるフォーリアに追撃を行う。
「『雷』」
「っつ!」
「バコォーン」
フォーリアは地面を強く蹴り横飛びで雷を回避する。とんでもない身体能力だ。
「こっちからも行くよ!」
「ダンッ!」
フォーリアは地面を強く蹴る。
「ヘ?」
気付くとフォーリアは俺の目の前に居合いの体制で立っている。
「もらった、『花影』!」
「『竜鱗』!」
俺はとっさに【竜鱗】を発動させて防御力を上げる。
「ガシュ!」
鈍い音が響く、
「くっ!」
そう、フォーリアの刀は俺の腕の途中で止まっている。もちろん猛烈に痛い!
「な、なによその鱗!」
フォーリアは俺の腕に生えている緑色に輝く鱗に驚いている。
「驚きすぎなんだよ!『巨木拳』!」
俺は驚いているフォーリアの横腹に魔法をお見舞いする。まぁ異世界人だし大丈夫だろうと言うことで坊主先輩とは違い通常出力で行かせてもらった。
「キャ!」
フォーリアは悲鳴を上げ高くぶっ飛ぶ。
「『竜巻』!」
空中で身動きのとれないフォーリアに更に追加攻撃。
「まだよ!『咲き乱れ』!」
空中の竜巻に乱れが生じ、刀を持ったフォーリアが飛び出てくる。
しかし、身体中はボロボロで立ってるのもやっとそうだ。
「おい、フォーリア、流石のお前でも無理があるだろ。」
「くっ、」
流石にダリウスも見てられなかったのかフォーリアに棄権するよう促している。
「うぅ、まだよ、まだいける、、、」「ドサッ」
ついにフォーリアは倒れてしまった。
「いや~よくやったよ」
「先生、、、『よくやった』じゃないですよ。最後の転生者、、、ものすごく強かったんですよ、、、」
「まぁ勝てたならいいじゃないか!」
はぁ、まったくこの先生は、、、
「ちょ、ちょっとまちなさい!」
「え?」
後ろをむくとフォーリアがいた。ただ、格好が松葉杖やら包帯やらで大変なことになってるが、、、
「ちょっと、明日から私と同じクラスよ!聞きたいことたくさんあるから覚悟しといてね!」
「え、、、はい。」
俺の返事に満足したのかフォーリアはぎこちない動きで帰っていった。
「彼女さん大丈夫?って君がやったのか。ははは。」
「彼女ちゃいますよ。まぁやったのは僕ですけど。」
俺は先生に寮まで一緒に送ってもらった。
「はぁ、やっと家だ。」
俺はベッドへと飛び込む。めしも食い終わったし、体も洗ったし服の洗濯もしたし、、、寝るかな。
俺は深い眠りについた。
「いててててて、、、」
異世界に転生して始めて負けた。
サヴァルと言う一年生に、、、別に悔しくはない。いつか負けると思ってたしね。
「ただ、、、」
引っ掛かったのは彼の杖を持つ手だ。
この世界ではなぜか全ての人が左利きなのだ。理由はよく知らないが少なくともこの世界に来て右利きの人は見たことがない。
それに、校長先生が彼を読んだとき、『流輝』と呼んでいた気がする。まさか、、、あいつは日本人?
確信に至る。
「まぁいっか、どうせ明日から青色に来るらしいし、釘も刺しといたし、、、」
ただ、分からないのは転生者だとはいえ鱗まで出せたことだ。
考えてもしょうがないな、、、
私は鱗について考えながら眠りについた。
ではまた来週に、、、




