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サボテン生~サボテンマニアは転生したらサボテンでした ~  作者: アジ
第1章 サボテンライフ、サボテン集め
5/98

ガヴァルとダリウス

最後まで読んでくれると嬉しいです。


 「おぉ~」

 一面緑に包まれている。そう3階層は森林ステージだったのだ。

 「さすがにまとまって攻略しないとだな」

 ダリウスが呟く。

 たしかにこの広さでははぐれてしまう可能性があるだろう。

 「シュー」

 「マジかよ、、、」

 おわった。だって約6mほど先に軽トラよりでかい大蛇がいるんだもん。

 「シャーァァァァ」

 「うわー」

 蛇が飛びかかってきたけどなんとか避けたぜ。

 蛇がこっち向く前に、

 「封じろ緑の蔦よ【リーフバインド】」

 ガチン

 フッフッフ俺の草魔法をなめるなよこのポンコツ蛇が、、、俺の草魔法は達人のいきに達しているのだよ。まだサボテンは産み出せないけど。

 「穿て【アースアロー】」

 グシャ、おうおう、大蛇が悲惨な姿になっておる。

 「ビッグサーペントを一人で倒すのか。下級傭兵くらいはあるんじゃないか?」

 ダリウスが俺のことを見ながら勝手に評価つけてやがる。てか、ビッグサーペントって言うんだこの蛇、、、ってこいつら下級傭兵でも倒せるのかよ、すげーなこの世界の傭兵。

 「シャー」「シュー」

 oh、前方に例の蛇が1、2、3、4うん4匹いらっしゃる。

 「ラッキーじゃん。」

 は?なに言ってんだこいつ?

 「頑張ってね」

 嘘だろおい、ガヴァル俺たちは友達だよな。

 「倒したら新しい草魔術教えてあげるよ」

 気がついたときには分裂体を2体フル活用し、4匹の蛇に襲いかかっていた。

    数分後

 「まさか1人でほんとに突っ込んでいくとはなッッwww」

 「うっ、ぐずっ糞蛇が、」

 そう俺はあの糞蛇に負けたのだ。

 しょうがない。運が良くて勝てた相手4体に理性を失った俺3体だぞ。勝てるはずない。

 「魔法使わないと勝てないよwww」

 ガヴァルにも言われてる。けどガヴァルの笑顔って始めてみたかも、ラッキーじゃん。

 て言うか4体のうち2体は倒せたからレベルアップしてるはず。

 「ステータスオープン」


 【ステータス】

 名前 水原 流輝

 種族 サボ人間LV41

 HP   532

 攻撃力 1432

 防御力  498

 スピード 800

 魔力  1238

 固有スキル 【眼魔粘サボテン時 超再生 視力強化】

 吸収スキル 毒魔法【解毒可】

 スキル  光合成 角放 吸収 進化【眼魔粘サボテン】 分裂(2体までHP5分の1) 上級魔法(草) 中級魔法(火、水、雷、風、地、回復)

 称号 転生者【攻撃力20UP、言語理解】

    スライムハンター【スライムサボテンに進化せずともスキル【分裂】使用可能】

    捨て身のアタッカー【HP10%以下の場合攻撃力2倍】


 やったね。吸収スキルってやつは多分大蛇吸収したときにできたスキルだな。【捨て身のアタッカー】?なにそれ、めっちゃ強いじゃん。絶対使いたくないけど、、、

 そんな感じで進んでいくともう4階層に進んでいた。ちなみに4階層はまた森で蛇が少し大きくなっていた。

 「見張り頼む」

 「了解」

 すまんな、ガヴァル。俺は、ねなくていいんだが人間の頃の癖で寝る習慣が着いてしまったんだよ。

 俺の重い目蓋は、ダリウスの立派ないびきを子守唄にし、落ちていった。



 ファア、朝だな。不思議なことにダンジョンの中の森には時間感覚で日が昇ったり沈んだりするらしい。不思議だぜ。

 「おはよう。泣いたら良く眠れたか?」

 ダリウスが挨拶してくる。こんなサボ人間に毎朝挨拶してくるとはいいやつだぜ。もっとも一言余計だがな。

 ガヴァルは起きてこないので(彼は朝にとても弱いぞ!)2人で朝食を取る。

 「今日はなん階層までいく予定なんだ?」

 話題がないからなんとなく聞いてみる。

 「あぁ6階層までは進めたいな。」

 あら、以外と真面目な答え。やればできる男ダリウスはだてじゃない。

 「おはぁよぉ」

 バタン、あ、寝起きのガヴァルが倒れた。

 俺たち2人はガヴァルを完璧に起床させるのに30分かかった。


 俺たちは今、森を探索しているが出てくるのはいまいましい糞蛇と角兎だけ。

 「そろそろかな」

 バーン

 「ダリウス!」

 ガヴァルが叫ぶ

 前衛のダリウスが吹き飛ばされた。

 俺の目の前には階段があった。しかしその少し手前に豚面した人がたっていた。しかもフルアーマーで、ハンマー付きだ。

 ドゴン

 「ウォ」

 間一髪で避けるが追撃が来る。

 だがしかしその前に

 「我が敵の視界を潰さん【ダスト】」

 豚面の回りに砂が充満する

 「落雷よ貫け【落雷】」

 バキャーン

 さすがっす、ガヴァル先輩、雷の上級魔法をいとも簡単に、、、

 とりあえず今着てる防具と敵の防具を入れ替えて、死体を少し取り込む。

 残りの死体は、ダリウスが調理したがこれが思いの外美味しい。

 俺たちは5階層にはいる前に美味しいトンカツを堪能した。

 ちなみに、ぶっとばされたダリウスは「不意打ち食らったか、、、」と言い直撃したはずなのにかすり傷一つも負わず歩いて帰ってきた。

 

 5階層は森だったが出てくるのはさっきの豚面ばかりだった。

 しかしさっきとは違いフルアーマーではないので大分楽だった。

 そしてしばらくしたら、奴らの基地が見えてきた、中にはフルアーマー(しかし武器なし)が5匹、オークらしきものが1匹。

 「俺がオークを倒すからガヴァルと流輝はフルアーマーの奴らと雑魚を倒せ。」

 なるほど、魔法が得意な俺たちに大量の敵を倒してもらい、そも間に1対1で一番強いやつを倒すのか。

 「「わかった」」

 あ、ハモった。俺たちも仲良くなったな。

 作戦が始まった。

 「吹きあらせ【ハリケーン】」

 ガラガラガラガラ

 「「「「「プギィィィ」」」」」

 「グガァァァ」

 生き残ったフルアーマー豚面との戦いが始まった。

 「焼き焦がせ【ファイアーボール】」

 「プギィ」

 顔面に命中。やったね俺今日ついてるわ。

 よし次だ。

 振り向くとそこには4体の豚面のしたいと、どや顔のガヴァルと、オークの死体をひきずるダリウスの姿があった。

 俺は2人に同時に言われた

 「「まだまだだな」」

  

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