入国、からの出国!
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「やっと入国~」
「ワン!」
「流石に疲たね、、、けどここからが大変だよ。」
俺達は歩みを止めず、なんとか2つめの国、トントネル王国に入国することができた。
「ここからってどういうこと?」
「あぁ、サヴァルくんは知らないよね、、、転生者だし。もう少しすれば意味がわかるよ。」
しばらく人力車を引いて20分ほどたつと
「ストップ!」
「えっ?」
俺が人力車を止めるとガトが弓を引き絞り、草むらにドスン!
すると、、、
「チッばれちまったか。」
草むらから3人も人が出てくる。
「しゃあねえな。金と武器置いてけ!金と武器!」
盗賊だ。それにしてもガトの奴よく見つけられたな、、、
「置く分けねえだろ!『火炎球』!」
「ギャヤア!」
盗賊は隠密スキルもちが多いから先制攻撃が必須だ。後手に回ると格下の相手でも危険な状態になってしまう。
「なーに火魔法の下級魔法だぞ、死にはしな、「ドスン」」
「え?」
見ると俺の魔法で焼かれた男の胸に深々と矢が突き刺さっていた。
「ガト!盗賊は殺さず縛って道に置いとくのが冒険者ギルドの掟だろ!」
そう、冒険者ギルドでは自分の命の危機にならない限り盗賊を殺すことはNGだ。
「ドスン」「ドスン」
ガトは残り二人の胸に矢を突き刺して言った。
「サヴァルくん。この国ではそのルールは
例外なんだ。」
「れ、例外?」
「うん。だってここは『この世界で一番盗賊が多い国』だからだよ!」
俺はとんでもない国に来てしまったと後悔した。
「多すぎだろ、、、」
俺はなんで冒険者ギルドがこの国を例外にしたのかがすぐにわかった。
盗賊の量がハンパない。
盗賊は魔物と違ってしっかり知恵があるため、対人向けではない鍛え方をする冒険者は不利になる。
その不利な相手が通常の道の10倍以上。
いちいち縄で縛ってたら時間がいくらあっても足りない。
なんてことを思っていると、、、
「奥に6人!」
「はいはい!『雷』!」「ドカァァァン」
「どう?」
「たぶん死んだね。」
最初のうちこそためらっていたが、ためらってガディンが奇襲されてからは特になにも思わなくなった。そもそも俺サボテンだから共殺しじゃないし。魔物が人間襲うの普通だし、、、
ガトは弓師だから察知系のスキルを持っているから大体の隠れている敵の場所がわかるらしい。仲間で良かった。
幸い、盗賊が回りの魔物を狩ってくれたお陰で魔物とは戦わないですむし、小塚い稼ぎもできる。
次の町まで約2日、、、俺は体力がそこまで持つか心配になってきた。
あれから数日がたって、、、
「買い取りお願いしまーす。」
俺はたちよった町の冒険者ギルドで道中狩ってきた魔物の素材を買い取りに出す。
「はい、金貨4枚になります。」
金貨4枚か、スライムコアやら蛇の物品は安いとはいえ思ったより少ない。
物価が他の国とは違うのかな?
「お願いします」
俺は素材を受付に渡す。
「…(ニッチャァ)」
お、おい!こいつなんか変な笑いかたしたぞ!
「金貨4枚です」
「は、はい、、、」
俺は不安に思いながら金貨を受け取り、早々と冒険者ギルドを立ち去った。
気持ち悪い奴だ、、、
宿
「おーいガト、金貨2枚。」
すると金貨を見つめガトはこう言う
「何を売ったの?」
「え?道中の魔物をすべて売ったぞ、、、」
「金貨4枚、、、騙されてるね、、、、、、この国の物価だと金貨6枚~5枚くらいだよ。」
「はぁ?冒険者ギルドだぞ?」
「この国はそんなもんだよ、みんな詐欺師だと思った方がいい。」
あっ、確かにあの受付の人変な笑いかたしてた、、、
「すまん、気を付ける、、、」
「しょうがないよ、国が国だしあっ、ゼリー売りに行くの?気をつけてね」
俺は、スライムゼリーを売りに町へと繰り出した。今度こそ、、、騙されない。
商店街
「ゼリー要りませんか?ほんのりほろ苦くて美味しいですよ」
俺は商店街で抹茶味のスライムゼリーを売っている。
思ったより人は買ってくれる。値切ってきたりもしないし、商店街は意外と平和みたいだ。
「お兄ちゃん、ゼリー3つちょうだい」
「おう、お金はしっかり払えよ、」
念のため釘を刺す
「当たり前だろ、俺は回りの大人みたいにならないって決めてるんだ」
あっ、一応真面目な奴もいるんだ、、、がんばれ少年、大人に流されるな。
「そっか、疑ってすまない。頑張れよ。」
「いいんだよ兄ちゃん、大人はほとんどの奴がずるしてんだ。兄ちゃんこそ騙されんよう頑張れよ。」
少年はゼリーを受け取り、嬉しそうに帰っていった。
それを見送り、銅貨を握りしめる。
パラッ、ん?手のひらの銅貨を見る。
これは、偽、、、物?
嘘だろ?子供、、、まで、、、?
どうなってんだこの国はぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁあああ!
俺たちは次の日すぐに町を出た。
この国は気味が悪い、、、宿の人もぼったくりしてきて、なんとか論破し(ガトがね!)街道へと繰り出した。
「全くひどい国だな。どうなってんだこの国のお偉いさんは、」
「確か、この国はわりと新しい国で盗賊が下克上してできたはずだから、取り締まりが緩いんじゃなかったっけ?」
と、盗賊が下克上してできた国?道理で盗賊が多いわけだよ。
ガトによると他にも一定の教育機関では、スリや万引きの方法まで教えている場所もあるらしい。
この世界に道徳の授業があるかわしらないが、あったとしたらその学校絶対道徳してないだろ、、、
「右方向に、盗賊!」
すると木の裏から盗賊が出てきて
「金と武器置いてけぇぇぇぇ」
と叫んでくる。
今では見慣れた光景さ。
「『土盾発射』」
流れるように首チョンパ。先輩が使ってて真似た魔法だが、まあまあ使えるし、今ではこの技の表面に毒魔法を応用して、麻痺毒を塗っている。
だから打ち漏らしても逃げることは困難だ。
俺は時々盗賊の相手をしながら街道を走り抜けていった。
2日後
いつもは景色を楽しんだり、雑談をしながらきたけど今回は殺伐とした不陰気で、全力疾走してきたからめちゃくちゃ速く進むことができた。
まぁ、盗賊何人も殺したしレベルアップの効果もある程度は影響していると思うけどね。
ということで、やっと目的の火山の国『グラール』にきている。
ガトによると、この国は人工の半分がドワーフで、鍛冶が盛んな国だそう。
もちろん盗賊は国に入ってから減った。
しかし、、、
「ドコン」
「あっち!」
火属性の魔物が多くなっている。しかも全体的にレベルも上がっている。
ちなみに今戦っているのは、『炎人鬼』でゴブリンの進化形『人鬼』がさらに火属性に進化したものだ。
「ドコン!」
しかも若干武器に火属性魔法が付与されてるから回復がしづらくなる。
しかも俺は草属性だからダメージが入りやすい。予想通り火属性は俺の弱点だった。
「せい!」「パキン!」
俺は剣術でどうにかなるかも、、、と思い
、盗賊から前奪った剣(電竜の牙剣使っても良かったが、面白味がない。)で腹に一撃をいれるが剣が簡単に俺た。
剣のせいなのか、、、俺のせいなのか、、、
まぁ効かないならしょうがない、、、
俺は相手の裏側に回り込み背中に狙いを定める。
「『アシッドボム』!」
「ゴォガァ」
よし!命中!どうやら相手は毒だと気づいていないようす、、、めちゃくちゃな攻撃をあと少し避けたら俺の勝ちだ。
「ゴガァァァァ」
「ドガン、ドガン、」
俺は風魔法で上手く攻撃を反らして避けきる。そろそろか?
「ゴォ、」「ドサッ」
ふぅなんとかなったぜ、、、。
「サヴァルくん、よくやったね!弱点属性の格上にここまで立ち向かえるなんて凄いよ!」
格上、、、道理で剣で斬っても無理だったのか、、、。
「筋肉質過ぎるな」
「そうだね、、、」
「ワン!(喜)」
さっきのオーガを昼飯に食べているのだが、味は普通だが、筋肉質過ぎて噛み千切れない。
ガディンはこのくらい噛みごたえがある方がいいのか嬉々として食べている。
ガディン用に後でマジックバックにストックしておこう。
そういえば食と言えばだが、新たに発見した炎属性のスライム、『メラ・スライム』の味なのだが、辛い!とにかく辛い!
色味からして何となくそんな気がしたのだが、、、ガトによるとドワーフは辛いものと酒が好きらしいので、居酒屋でも開こうかな、、、
そんな思いを抱きながら、俺たちはつかの間の休息を楽しんだ。




