美形の種類
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冒険者ギルド
「あっサヴァルさん!仲間見つかりましたよ。強さも申し分ないと思います。」
「本当ですか!」
どうやら昨日の内に仲間が見つかったらしい。
「あと少ししたら来るはずなので、待っていたらどうでしょう?」
と言われて椅子を進められる。マジでいい職員だなぁ。感激。
しばらくたつと、いかにも強そうな魔法使いの美女が、、俺の前を通りすぎる。そしてまた少したつとイケメン剣士が、、俺の前を通りすぎる。
いったいいつになったら俺のメンバー候補は来るんだよ、
「ガタン」
ドアが開き、細身の男が入ってくる。
「サヴァルさん、ですか?」
その細身の男は弓を背中に背負いながらそう言った。
「は、はい。あってます。」
驚きだ。なにしろ彼は俺の会った人の中でもトップを争うほどの美形。
ダリウスは若干ワイルドなところもあったが、こっちは細身、白髪、金眼、エルフの爽やか系イケメン。
どちらもエルフでイケメンだが、ここまで系統が違うのか、、、
「ま、まずは自己紹介から始めましょう。サヴァルです、こっちは従魔のガディン「ワン!」」
「僕は、ガトバス。旅の仲間になるわけだし、敬語はなしでいいし、ガトって呼んでくれ」
「お、おう。わっかった。」
心の中まで、爽やか系だと、、、俺は見た目は少年。中身はおっさんなのに。
「じゃあガト、役職、、、戦闘職はなんだ、、、?」
まぁ弓を持ってるから弓師だろうけど、俺みたいに、ローブ姿だけれど剣も使えます、って人もいるかもしれないし、
「見ての通り弓師さ、主に後衛だね。」
やはりそうだったか、、、まぁ弓を持ってて弓師意外あり得ないしな。
「じゃあサヴァルくんパーティー申請を出しに行こう。」
「あ、うん。早速だけど、いつから出発できる?」
「いつでもいいよ、今から行く?」
「いやいや、荷物まとめる必要もあるし、明日から行こう。食料は現地調達で大丈夫?」
「わかった。じゃあパーティー申請しておくから、先に宿戻ってていいよ。」
俺はお言葉に甘えて、帰ることにした。
明日からは二人と一匹の冒険が始まる。
「ご、ごめん。待たせた?」
「いやいや、全然、」
旅立ち当日、俺らは町の関所前に集合している。
少しガトが待ち合わせに遅れたが、爽やかさのおかげかあまり気にならない。不思議だな、これがダリウスなら俺は烈火のごとく怒ってただろうに。
「じゃぁ行きますか、これに乗って、」
俺はマジックバックから人が2人乗れるくらいの人力車を取り出す。
「うお、マジックバック!良く入ったね人力車なんて、」
良く入ったもなにもこれで容量1/3ぐらい使用したけどな。
まぁ、これで効率良く走れるからいい買い物はしたとは思っている。
「よし、じゃあ出発!」
俺は人力車を手に持ち街道を爆走した。
数時間後
「おっ敵だね。」
後ろに乗っているガトが獲物を発見したようだ。前方を『視力強化』を使って見たのだが本当にブラックゴブリンの群れがいた!
どうやらガトも視力強化系のスキルを持ってそうだ。
ブラックゴブリン、、、なかなか手強い敵だな。今までの道は数が多いがガトが発見次第撃ち抜いてくれたから止まらずにすんだが今回はそうは行かなそうだな。
「僕が援護するから、ガディンは前衛、サヴァルくんは回復と援護を、」
「おう!」
俺たちはあらかじめ旅に出る前に決めておいた陣形に着き、攻撃を始める。
「『足場破壊』」
俺は手始めに、相手の足場を砕き相手の陣形を壊す。
そこにガディンを投入。もちろんガディンの足場は俺が片っ端から作っていく。
「ワン!」
「ギャギャ!」
ガディンに魔法を撃とうとするゴブリンもガトが完璧に撃ち抜いていく。
しかし、弓矢では威力が足りずよろめくだけにとどまる。距離もあるし、弓だとこんなもんか、
「解放!」
ガトがそう言うと、ゴブリンに刺さっていた矢が燃え始める。
「ギャァァァ」
矢を刺されたゴブリンは、次々と倒れていった。
「ガト、さっきのって、、、」
「あぁ、僕は魔弓師だしね、魔力は消費するけど、あんな芸当もできるよ。まぁ一回の戦闘に20発が限界だね。」
「か、カッケエ」
本人は、凄さを理解していないと思うが、魔弓師というのはとても重宝されるべき戦闘職と聞いたことがある。
そして俺は後で弓についてガトに習おうと決心した。
「ガト、弓を教えてくれないか?」
俺は、ガトの弓の上手さを見ているうちに、ちょっと弓に興味が出てきたからガトに頼んでみる。
「いいよ!じゃあ明日から始めようか。」
ダメもとで頼んだがOKもらえた。普通は自分の技術とかってそんな簡単に人に教えないものだが、快く引き受けてくれた。
そして、明日から昼食を取ったあとの1時間弓を習うことを約束した。
次の日
「まずは弓を作れるかい?」
「はい、ちょっと待って、、、できた!」
俺は草魔法でガトの持っている弓の複製品を作り出す。
「おぉ、魔法って凄いね。(どうやら矢に魔法を付与するのが得意なだけで、魔法自体はそこまで得意ではないらしい)じゃあ矢を作って思うままに引いてごらん。」
「ちょっと待って、、、こんな感じ?」
俺はいつものガトの弓の引き方を真似して引いてみる。
「うん、大体はそんなもんかな。あとちょっと腕をあげるといいよ。」
俺は言われるがままに腕を上げ20メートルほど先の的に撃ってみる。
「ドシュン」
命中!これ凄いんじゃない?
「まぁ、こんなもんだね。じゃあ僕がボール投げるから、それに当ててみて。」
「おう!」
「ヒュン!」
ボールに当てようとするが何発撃ってもかすりもしない。
この修行は長くなりそうだ。
1日後
弓は相変わらず上達してないけど夜も移動を頑張ったおかげで国境に着くことに成功した。
この世界の魔物は、夜に動きが活発になるとかはなく、眠る魔物が多い。夜行性の魔物ももちろんいるが昼間の魔物の量に比べたら大したことはない。
「ふぅ、そろそろカルティエ王国だね。」
ガトいわくカルティエ王国の途中からは道が草原に切り替わるらしい。
そしたらついに国境が、、、並ぶか。
数時間後
「次の方ー」
俺は商人ギルドのカードを見せ、ガトは入国料金を払いカルティエ王国に入国する。
「どうするガト、もう少し先に行った町の宿をとって休むか?」
「大丈夫だよ。速めに先に進もう」
「そうか、じゃあ昼飯くって弓の練習をしよう!」
「そうだね。」
今日の昼飯を作る場所は、魔物のいないオアシスに決定。
俺は途中で狩ったオークの肉を焼いていく。俺はサリニアに「変なアレンジを加えなければ大丈夫だ」と言われたので、途中で商人から買った岩塩を着けながら焼く。
こんがり焼けたら完成だ。
ただの塩味だがガトいわく全然大丈夫だそう。なにしろ彼は料理が猛烈に下手くそだそうで、肉を焼くと気付いた頃には消し炭になっているらしい。
「できたぞー。」
俺はガディンに肉だけの皿、ガトにはそこら辺で見つけた野菜と、商人から買ったパンを皿に持ったものを出す。ちなみに俺は味を楽しめばいいから肉だけいただくぜ。
「ワン!」
「サヴァルくんの料理は最高だね!毎日これでもいいよ!」
肉焼いただけなのに偉い絶賛されてる。今までガトはなに食って生きてきたんだろうか、、、
「ごちそうさまでしたー」
ガトが食べ終わったら俺は後片付けをしてガディンは夜のためにお昼寝、俺たちは弓の練習を始めた。




