王都と水嫌いな犬
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「行ってらっしゃ~い」
「わんちゃーんまたねー」
「わん!」
俺はサルニアに耳打ちする。
「半年間帰ってこなかったら仕事はもうしなくていいから、、、その、、、、死んだと思ってくれ。用ができて帰れなくなったら、ギルドになんとか伝えてもらう予定だから。」
火山へ行くには、王都の方向の街道へまっすぐ行き、2つ国をこえた先の国に行く必要がある。
遠い距離だから何があるかわからないし、火山に近づくほど火属性の魔物が多くなるらしいから死ぬ確率上がるし、
「わかったわ。死なないように気を付けてね」
俺は王都へと出発した。
数時間後
「ざわざわ」「ざわざわ」「ねぇあれ」「かわいそうに、」
「、、、、」
思ったより速く着いた。おそらくレベルアップにより、体力が増えたのだろう。
だが、俺は今メチャクチャ勘違いされてる。
さっきゴブリンと会ったから分身体で攻略したんだが、ブラックゴブリンがいて奇襲を受けたんだ。あわてて草魔法で頭を吹き飛ばしたら返り血がべったりガディンについたんだ。
ゆえに、テイムした魔物が殺されたかわいそうなテイマーみたいに思われてる。
「あの~これ、、、、」
後ろにいた若い商人が俺に手を差し出す。
「これ、あなたの生活費になれば、、、、」
「え、あ、いや、こいつ寝てるだけで、、、、その、ゴブリンの返り血が着いただけでなので、、、、」
後ろに並んでいた商人はなんと金貨3枚を差し出してきたのだ。
「無理しないで下さい。人生やり直せます。」
「いや、マジで寝てるだけなんで『次の方ー』」
「呼ばれてますよ、生き抜いて下さい。」
俺はこの商人に金貨を渡すことができず、王都の関所の人に返すように頼むことになった。
「さて、返り血をどこで流そうかな、、、、公共の川で洗うと迷惑だし、水魔法で洗うと俺はまだしもガディンがいやがるからな、、、、」
そう、俺は例のあの日の時から毎日服と体は洗うことにしてるのだ。
ただガディンはお湯なら大丈夫なのだが水はどうしてもダメなのだ。俺はサリニアに「水で洗ってやってくれ(今後のためにも)」と言ったのだが「かわいそうでしょ!なんてこと考えてんの!」と鬼の形相で言われたからか苦手が克服できなかったのだ。
「今さらだけど外に出て魔法でお湯だして洗ってやるか、、、、」
「流輝くん?」
横を見るとガヴァルがいた。
「助かりました。」
俺は久しぶりにセンパイの家に入っている。(ガディンと)町に水場はあっても、お湯はでないから、助かる。
センパイの家はお風呂付きの家だからね。
「流輝くんはなんで王都に?」
「いやー、火山に行くつもりなんですよ。」
「なるほど、流輝くんらしい考えだよ。あそこには『火魔サボテン』と『土魔サボテン』が両方生息してるからね。」
「え?」
俺のなかに火山に行く理由がもう1つ増えた。
「本当ですか?先輩!」
「本当だよ。火山の上に行くと『火魔サボテン』そして近くの大洞窟の奥深くには確か『土魔サボテン』も生息していたはず、、、、」
、、、、もしこれが本当ならもはや取りに行くしかない。だが、サボテンを取るとなると、どのくらい時間がかかるか分からないし、家に帰るのが半年を過ぎてしまうかもしれない。
これは早速冒険者ギルドに頼むしかないな、、、、
~冒険者ギルド~
「と言うことで、、、お願いできませんかね?」
ギルド職員に出かける期間が長くなることと、サボテンの植木鉢の下にあるヘソクリを俺がいない間の給料代わりにするようサリニア伝えてもらうように、依頼する。
「分かりました。魔導電話を使用しますので、銀貨2枚いただければあとは我々職員が伝えておきます。」
どうやら異世界人が(地球人)作り上げた魔力で動く電話を使うらしい。作った転生者も大変だっただろうな、、、
しかし、なんとかなりそうだな俺のヘソクリはかなりの額だから軽く2年は大丈夫だ。(ちなみにヘソクリとは冒険途中に盗賊から奪った金)
俺は職員に銀貨2枚を払い先輩の家へと帰っていった。
「先輩、お風呂ありがとうございます。」
「全然大丈夫。もう行くのかい?」
「はい、出きるだけ速く行きたいので(ダリウスが帰ってくるとめんどくさいし)、帰りに寄るかもしれません(ダリウスがいなければ)」
「うん、じゃあまたね、」
俺は王都を出て走り始めた。犬を背負いながら、、、、
「はぁ、多すぎだろ、、、」
ここは、カラール王国の国境に(火山方向の)一番近い町『スルベチ』の公園ベンチ。
ここに来るのに王都から3週間かかった。
町をスルーしてきたから、普通2週間半ぐらいで着くはずだったが、予想以上敵が多すぎる。具体的に言えば20分に1回はモンスター遭遇する。
別に敵事態はゴブリンや、ピッグマン、オーク、風狼などの旅で良く会う魔物レギュラーメンバーでそこまで強くないのだが、数が多いのか分からないが、会う数が尋常じゃなくていちいち戦ってたらまともに進めないし、数はどんどん多くなっていくし、強くなっていくから何かしらの対策は必要だろう。
これはどうすべきかな、、、とりあえず冒険者ギルドで素材を売るか、、、
冒険者ギルド
スルベチの冒険者ギルドはそんなに大きくなくて、俺の住んでる町のギルドより少し小さいくらいだ。
「すみません。これを買い取りに出したいのですが、、、」
俺はマジックバックに溜め込んだ素材を店員のおじさんに出していく。マジックバックも色があせてきた気がする、、、あ、ここ花柄が復活しとる、、、今度町に帰ったときは染め物屋にいって染めてもらわないと、、、
「分かりました、、、、ふぅ合計買取価格金貨3枚と銅貨枚ですね。にしても良くこんなに一人でかりましたね。」
「はは、まぁ他の町に寄らなかったので買取は多いけど大変でしたよ」
「じゃあ、冒険仲間を作ってみるのはどうですか?」
確かに、それもいい手段かもしれないな。
人数が増えるが、ガディンにも鞍をかったし、2人乗りくらいは可能だろう。
まぁ問題は昼間に俺が一人と一匹かつげるかなのだが、、、人力車でも買って分裂体に引かせるか 、いや、顔が同じだから無理か、、、
「そうですね、火山まで行きたいのですが、いい人いませんかね、、、できればBランクほどの人がいいんですが、、、」
「火山までですか、確かにBランクほどは必要かもしれないですね。では、掲示板にパーティー要望として張り出ししときましょうか?」
「お願いします。では、また明日来るので。」
「はい、もし要望に答えたい人たちがいたらそのように伝えときますので、一応冒険者カード見せていただきます。、、、(カードを渡す)Bランクで、魔法剣士、とテイマーの2つの職持ちですか、優秀ですね。ではお返しします。今の情報をもとに、張り紙を張っとくので、、、まぁすぐに見つかりますよ。また明日」
明日人が集まるか心配だ。




