金稼ぎの7日 前編
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金稼ぎ1日目
「ワン!」
「あぁ、分かってる!」
俺はガディンと逆方向に走る。
「ドカン!」
俺の居た場所に雷が落ちる。
何してるかって?タスクだよ!
何しろお金をたくさん稼いで、半年ぐらいのサリニアの給料を稼がないといけないからな。
どんなに長旅でも1年以内には帰るつもりだから1ヶ月の給料金貨3枚×12ヶ月で金貨36枚で1日で約金貨5枚稼がないといけない。
で、今はゴブリンの討伐をしている。
しかしこいつら厄介だ。何故なら全員ゴブリンが進化したハイゴブリンで小学5年生男子ほどの運動能力でさらにタスクによると、行商人から奪ったと魔道具『雷紙』(身に付けると少ない魔力で誰でも雷魔法が使えるようになる紙で、一枚につき3回まで放てる)を大量に持っていると書いてあった。
現に奴らはとにかく大量に魔法を放っている。雷の嵐だ。
「ギャギャッ!」「ギュー」
どうやら、雷が俺とガディンに当たらないのが不服ならしい。
魔法は簡単に放てても、原理を理解していないから、落雷の場所がうまく設定できないのだ。
しかし、雷紙は残ってれば残ってるだけ報酬額が上がるから早めに蹴りをつけたい。
「ガディン!」
「ワン!」
俺が合図するとガディンがハイゴブリンに向かって特攻する、
「ギャギャギャ!」
しかしそれをハイゴブリンは許すわけない。だから俺はガディンの回りに薄く土の固まりを旋回させる。
これで、ガディンへの落雷は土でガード。
何で俺がやらないのかって?い、いや別に怖いからとかじゃなくて、ガディンのレベルアップをかねてだよ。
3秒も立たないうちにガディンはゴブリンにタックルして周りの敵も爪や牙で簡単に切り裂く。
さらに10秒ほどたつとそこに残されたのは、見るに耐えないハイゴブリンだったものと散乱した雷紙だけった。
「討伐終わりました。」
俺はギルドの受付のおじさんに雷紙とハイゴブリンの牙をだす。この人もブラックだから大変だと思いきや割と楽そうな顔してるな。冒険者ギルドも働き方改革し始めたのかな?
「おう、お前さんかい。流石期待のBランク冒険者だな。」
期待の冒険者って呼ばれてるの?恥っ!
「1、2、3、、、43、44。うん。44枚!商人が持って来たと言っていた枚数が85枚だから上出来だな。一枚につき銀貨2枚だから討伐報酬と合わせて金貨12枚と銀貨6枚だな。」
俺はお金を受け取って家に帰る。
思ったより稼げたな。まぁけれども今日はタスクの運が良かっただけだな 、ガディンもいたし。
俺はゆっくりと目を閉じ眠った。一時間後にガディンの寝相のせいで起こされるとは知らずに、、、
2日目
俺は今冒険者ギルドでクエストを見ている。
う~んあまりいいクエストがないな。やっぱり昨日のはボーナスステージみたいなもんだったのか。
しょうがないからいつも通りオークとピッグマンの討伐とスライムコア集めにするか。
剣術も極めといても損はないだろうし、剣縛りにしてもいいかも。
そうして、いつも通りの依頼を手に取り受付へと持っていった。
「バシュン!」
ピッグマンの首が空に舞う。
少し前まででは一撃で首を切ることぐらいはできたが、空に飛ぶほどの威力をだせたのは始めてだ。おそらく俺がかなりレベルアップしたのだろう。
「バウ!」
ガディンもであった当初よりも格段に強くなってるな。
「ふぅ。こいつでラスト!」
最後までちょこまか逃げ回ってたピッグマンの首を跳ねて討伐は完了した。
「グチャ」
残った時間はスライムのコア集めだ。
簡単な上に剣術のレベルアップもできて効率的だ。
「ガルゥ、ガル」
ガディンはどうやらスライムの死体のベチョッとした触り心地がお気に召さないそう。
けど、コアは壊してないから大したものだ。
しかし俺達はどれだけレベルアップしたのだか、、、
「【鑑定】!」
【鑑定】
名前 ガディン
種族 砂魔犬LV92
HP 5323
攻撃力 8102
防御力 3929
スピード 8821
魔力 4521
固有スキル 砂上移動UP(30%) 超嗅覚
スキル 剛爪 剛牙 身体強化(弱)
強くなってるな。相変わらずスピードと攻撃力が強いな。【身体強化】も弱だけどついてるし。
さてさて、俺はどのくらい強くなってるかな?
【ステータス】
名前 サヴァル
職業 魔法剣士 テイマー【魔猫 クロスケ魔サボテン(ジョニアス3世、サルド、ピクチュ、ミリア、ルミ)砂魔犬 ガディン】
種族 エルフ(草)(刺)(毒)LV206
HP 10110
攻撃力 11425
防御力 1300
スピード 14322
魔力 13699
固有スキル 超再生 視力強化 剛力 堅力 水中スピード30%UP 反撃刺(微毒)
吸収魔法(固有魔法) 毒魔法【解毒可】
スキル 草魔法詠唱破棄 草魔法強化 火魔法強化 雷魔法強化 土魔法強化 鑑定 突進 光合成 吸収 放角(放電) 牙剣(謎、電竜の牙) 剣技LV31 聖級魔法(草魔法) 上級魔法(火、水、風、地、雷、回復魔法) 分裂(2体までHP5分の1) スキル獲得(【吸収】した敵の劣化スキルを稀に獲得) スキル統合(持っているスキルを統合し、強化可能。なおこれは自動に行われる。)
称号 転生者 (攻撃力20UP 言語理解 解放)
スライムハンター
捨て身のアタッカー(HP10%の場合攻撃力2倍)
レベル200突破!剣術はそんなに強くなってないな。
けど強くなってることは確かだな。
俺は鑑定で、自分の変化を見ながら淡々とスライムを処理していった。
そのおかげで途中で分裂体を使ってないことに気づけたよ。
「ガルゥ」
3日目、今日もスライムのコア集め。
結局できる仕事がこのくらいしかない。
ガディンも昨日のコア集めでなれたようだ。
今ではたまにすすって食べてる。美味しいのか?腹壊さないのか?
「【鑑定】」
【鑑定】
スライムの亡骸
スライムの亡骸。
一応食用可能だが無味無臭。
少し魔力が回復する。
食えるのか、、、思い立ったら行動に移す。草魔法でスプーンを作り出していざ実食!
「ズルズル」
うん。無味無臭!例えるなら水ゼリー。
ん?、、、ゼリー?てことは料理したら食べれるかも!
俺達は数時間に渡ってスライムを乱獲した。
結果100匹以上のスライムの捕獲に成功。全て事前に用意しといた袋のなかにいれている。
「よしガディン。今日はこのくらいにしとくか。」
「ワン!」
俺達は家に帰ることにした。
「なんでスライムを持って帰ってきてんのよ!」
家に帰ったらすぐこれだ。今回は役立つことを考えてきたのに、いいわけも聞かずに説教タイム。
「聞いてくれよ!スライムは食えるんだって!だから俺思い付いたんだよ!ゼリーにできるんじゃないかって!」
「あらそうなの。ごめんなさい、流石にスライムはってなっちゃって、、、」
「まぁ気持ちは分かるけど気をつけてくれよ」
なんか久しぶりにサリニアの上に立った気がする。めっちゃ反省してるし、今までのことは俺が100%悪いからこれでチャラだな。
「で、どんな風に料理するの?」
「俺は料理できないからサリニアに料理は頼みたいんだ。」
「あんたどうやって旅して、、、サボテンか、、、」
どうやら自己完結したらしい。変な誤解が生まれないといいけど。
「それじゃあこれから頼むよ。」
「任せなさい!」
俺とサリビア、ついでにガディンは俺のリクエストよって作られたスライムゼリーフルコースを楽しんだ。
「食いすぎたー」
「ガルゥ」
「流石にお腹いっぱいね」
23回目のスライムゼリーで俺達は撃沈した。
サリビアは5個目のゼリーで満腹になり、自室に帰り就寝中だ。
「結局どれが一番美味しかったの?」
いい質問だな。では23種類を実食した俺のスライムゼリー料理のトップ3を紹介しよう。
3位 フルーツスライムゼリー
まずはこいつで、3位の理由は文句無しにメチャクチャ美味しかったからだ。だがこの料理は欠点がある。
それはゼリー事態に味がしないということだ。ゼリーに味がついてないから味がどうしても薄くなってしまい、前世のフルーツゼリーには一歩届かなかった。
だが、もし味をスライムゼリーに染み込ませることができたのなら堂々の1位だっただろう。
2位
冷凍スライムゼリージュース
これはスライムを凍らせて砕きシャーベット状にしてジュースにした料理だ。
これは分量を減らすことによって、3位のフルーツスライムゼリーのような味が薄くなることを押さえることができる。
正直これが優勝かと思ったがさらに美味しいものがあった、、、
1位 ところてんゼリースライム
これは凄まじい美味しさだ。前世のところてんと比べても遜色ないい出来映え。
話を聞かせただけなのに、サリニアは作り上げてしまった。
ポン酢がほしくてたまらん。と思ったら市場に売ってたから買ってきた。
この2つが合わさることにより、前世のところてんが異世界に降臨した。
他にも、激辛スライムゼリーやレモン風味スライムゼリーなどもあったが実に美味しかった。
朝起きたときフルーツスライムゼリーをサリビアに食べさせてやろうと固く決心した。




