空の国
「コンコン、ギルドマスターです。サヴァルさんはいらっしゃいますか?」
朝起きたらギルドマスターが家にきた。
そして彼は素晴らしいものを持っていた。そう、世界のサボテン図鑑!
「ありがとぉぉおおおギルドマスター!」
俺はギルドマスターの少し出ているお腹にハグ!ギルドマスターはまんざらでもなさそうだし、俺もこの図鑑を前にして加齢臭などで踏みとどまらない。
俺はギルドマスターにお菓子を渡したあと。玄関前で別れて部屋へと戻った。
ギルドマスターからもらった本を読んでこの世界のサボテンについて俺は知った。
1、魔サボテンは大きく分けて7ある。
この世界のサボテンは、魔サボテン、火魔サボテン、水魔サボテン、電魔サボテン、風魔サボテン、土魔サボテン、回復魔サボテン。
2、基本的に進化しない。
これはおそらく、魔サボテンに知性がほとんどないからだろう。
おおむね、この2つだ。
そして、風魔サボテンの場所が、、、空の国という魔物の国があり、空に浮かんでいる大陸があるのだが、にあるらしい。
「なに悩んでるのですか?」
箒が聞いてくる。
「いやー、俺の探しているサボテンが空の国という場所にあってな、、、行けないかもしれないんだ。」
「じゃあ、魔力貯めて一緒に運んであげますよ。」
え、?一緒に運んでくれる、、、だと。
つまり箒にまたがって飛べるという、ロマンティックなことが実現できるのか?
「頼む?この通りだ!」
俺は土下座をして頼み込む。
「頭下げなくていいんですよ。ただ、空の魔物の撃退だけよろしくお願いしますね、、、たまに魔法使ってくるやついるんで。」
「まかせとけ!」
やっぱり持つべきものは箒の友達だな。
話によると、あと4日はかかるそうなので、クエストでお金を稼ぐことにしよう。
俺は今日もいつも通り冒険者ギルドへと向かった。
「ブピッ」「バタン」
俺はクエスト『ピッグマンの群れの討伐(銀貨4枚)』を終わらせ、新たなモンスターを求め砂漠を彷徨う。
砂漠の魔物はかなり限定的で、難易度も低いから見たことない魔物発見をしたいのだ。
「ゴゴゴ」
あん?なんか地面が揺れて、、、
「!」
俺は反射的に風魔法を使い反動で空中に飛び上がる。
「ばくん!」
俺が居た場所には太さ1メートル程ミミズの魔物が、、、、キモ。
【鑑定】
サンドワーム
砂を食べて生きるおとなしい魔物。
しかし、ときには人を捕食する変わり者もいる。
なお変わり者以外は地面のなかにいるためなかなか見つからないし、高く売れないため、冒険者も探しはしない。
こいつは変わり者だな。
強そうなのに高く売れないのか、、、かわいそうに。てか害悪じゃん!
「【薔薇回転式弾】」
「グチャグチャ」
太い刺がミミズにぶっ刺さる。
俺は地面に着地してミミズを吸収。
てのいれたスキルは【土魔法強化】結構いいかも、、、
俺は得した気分で家に帰った。
家に帰ると、サリビアが家の庭で遊んでいた。おそらく泥団子を作っているのだろう。
「サリビアちゃん。お姉さんどこ行ったか分かる?」
「部屋で掃除してると思うよ」
「そっか、、、」
俺は少し考え込む。このまま帰ったらサリニアは砂だらけの俺を快く受け入れないだろう。
「お兄ちゃんも泥団子作る?」
「!作る、作ろう!」
俺はあることを思い付いた!
サリニアにサリビアと泥団子作ったときに汚れた、と言えば怒りにくいのではないだろうか?
え~と最初は泥をつくって?
俺は手から水魔法と土魔法を織り混ぜて作った泥を出す。
「べちゃっ」
そしてこねる、こねるこねるこねるこねる
こねたら、、、砂をかける。
手で磨いて、、、砂をかけるの繰り返し。
しばらくしたらサリビアに完成した泥団子を見せてやる。
「うわーお兄ちゃん上手だね。」
魔法使って純度のいい土使ったから当たり前だな。
「よ~し待ってろ今からサリビアの分も作ってやる。」
俺はそれから究極の泥団子を試行錯誤して産み出し、(魔法で出した土と水使ったからほぼズルだけど)サリビアに渡す頃には夕暮れになっていた。
ちなみに、泥だらけになった俺は快く受け入れてくれなかった。
俺の家なのに、、、
ついに4日目。
箒の魔力は俺と一緒に空の国までつれていけるくらいまでたまった。
俺はお金を十分に稼ぎ、サリニアに金貨6枚を渡す。長旅になるからな。
俺は、ギルドマスターに出ていくことだけを伝えて、国境へと向かう。
方向は、俺が生まれた場所のさらに奥にあるらしい。
俺は昼間だから箒を抱え、とにかく走りまくる。客観的に見たら変人だ。
俺は、走っているとあるものを発見した。死体だ、おそらく盗賊の。
まあまあ時間もたったし、回りのスライムが吸収したから骨だけになっている。
あのときはお世話になったな。
ん?じゃぁこっちは、、、もう少し歩くと、ダンジョンも見えてきた。懐かしいな。
「バウバウ」
なんか大型犬ほどの茶色い犬が吠えとるな。
【鑑定】
砂魔犬
砂漠に生息する犬の魔物で、Cランク程度の強さ。
生息数が少なくレア。
特殊な攻撃はしてこないが、爪や牙で攻撃されるとウイルスが入る可能性がある。
また、手懐けると従順な魔物になる。
ペットにすることができるのか、家の護衛もほしいしな、、、
俺はとりあえず、攻撃する。
「【ウィンドカッター】」
威力を調整したからせいぜい血が出る程度。
「グルルルルルゥ」
嫌がってるな。
「【アクアバインド】」
傷のせいでうまく動けない犬を水で囲う。大変心苦しいが、知能の低い魔物はこうやってテイムするしかないそう。
動物愛護法とかないのかよ。
しばらくして出してやると、耳と尻尾が項垂れ、びしょびしょのわんちゃんが出てきた。
襲ってくる様子がないから多分テイム成功だな。
名前は、家を守るから、、、守る、ガード、ガディン、うん
「お前の名前はガディンだな!」
【鑑定】
名前 ガディン
種族 砂魔犬LV72
HP 2341
攻撃力 4611
防御力 1832
スピード 5721
魔力 1242
固有スキル 砂上移動UP(30%)
スキル 剛爪 剛牙
完璧にスピードアタッカーだな。防御力、HP、魔力を捨てている。
まぁけど番犬としては優秀だな。
大体この世界の平均のステータスが1000から1500前後らしいし、大抵の奴らがきても大丈夫だろう。
「何してたんですか?」
箒くんが起きたのか聞いてくる。
「あぁ、番犬を捕まえてたんだよ。この子も一緒に連れていけない?」
「いいですよ。余裕です、」
ありがてぇ、箒くん。
俺は2人?を背負い走っていくと森につき、前方に空に浮かぶ島が見えてきた。
「クゥゥン」
ガディンがなんか鳴いとる
ん?あぁ腹減ったのか、、、
「腹減ったのか?じゃあお前が自分の好きなものをとってこい、そしたら料理してやる。」
「ワン!」
まぁ、こいつが普段なに食ってるのか分からないし、レベルアップもかねてだな。
しばらくすると、角兎をとってきたから焼いて出してやると食べ始める。
腹ごしらえが終わったら、ガディンのために睡眠をとる。
俺は、この世界で初めて森のなかで睡眠をとった。
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